石原さとみさんの主演映画『ミッシング』が大爆死です。

 

 

宣伝も十分、5月17日から全国257館で公開されたにも関わらず、初週3日間の興行収入が1億400万円であったため「大コケ」判定がされています。

 

 

その裏にあるのは、石原さとみさんの演技派転身への過剰アピールがありそうです。



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『ミッシング』の初週興行成績




『ミッシング』のオープニング3日間の動員数は7万4100人で興収は1億400万円でした。

 

 

これは5月第三週のランキングで言うと初登場7位。

 

 

1位コナン、2位ハイキュー、3位猿の惑星キングダムとアニメが続き、4位に草なぎ剛さんの『碁盤斬り』、5位ボブ・マーリー、6位ガンダムと、アニメ作品の強さが際立つ中での7位でした。

 

 

最終的な興行収入は初週の土日を7倍したもので概算されるので、予想としては10億には届きそうにない感じ。

 

 

ただ、『ミッシング』に関しては週末よりも平日の伸びがいいという珍しい兆候があるため、必ずしもこの計算に合わないかもしれませんね。

 




『ミッシング』の口コミ評価




ネット上の口コミ評価を見ると、

 

filmarks:4/5

映画.com:3.9/5

MOVIE WALKER PRESS:4/5

 

となかなか高評価です。

 

 

具体的には次のような内容です。

 

 

「観客が自分以外誰もいなかったら大声を出して嗚咽していたと思う」

 

「観る前は『石原さとみかぁ』と思っていたけど、石原さとみで良かったと思う」

 

「石原さとみさん怪演でした」

 

「今までと違う石原さとみが観られたけど、怒ってばかりで疲れた」

 

「青木崇高が今までで一番良かった。」

 

「事件の内側にいる人と無責任な外野。SNSの闇」

 

「マスゴミの描き方は薄っぺらかった」

 

「弟のクズさがリアル。森優作よかった」

 

 

 




『ミッシング』は石原さとみの代表作にはなれない理由




「今回の『ミッシング』は、石原の代表作と言っていいでしょう。ところが、『名探偵コナン』や『ウマ娘』というアニメが闊歩し、『帰ってきた あぶない刑事』がトップに立つという、気楽に観られる作品だけが上位をにぎわせるのが現在の映画業界です。『ミッシング』にタグづけられた『重い』『リアル』『後味悪い』などのイメージは、客足まで重くさせてしまう典型的なパターンとなりましたね。もう少し、こうした映画がヒットする世界が戻ってきてほしいと思いますが、残念です」(映画ライター)

アサ芸プラス




『ミッシング』は評価は高いけれど興行収入が低いために「石原さとみの代表作」とは呼ばれない可能性が高いようです。

 

 

昔から本格派な作品や賞レースに出てくる作品は評価は高いけど興行収入は低いというのが定番ですよね。

 

 

今は映画1つ観るのに2000円かかります。

 

 

2000円払うなら、迫力なり、話題作をいち早く観たいという欲なり、映画館で観るからこそのプラスがほしいですよね。

 

 

どうしても『ミッシング』のような後味悪そうな作品は後回しになるというか。

 

 

ただ、平日の方が集客されてるというのが広まると、「観てみようかな」という人が増えて右肩上がりの兆候が出てくれば、『君の名は』のパターンで大ヒットロングランになるかも?

 

※「なんでもないようなことが幸せだったと思う」が出てくるとか



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やらなきゃよかった石原さとみの過剰アピール




ネットの評価や観に行くか迷っている人のコメントを見ると、しなきゃ良かったのかなと思うのが石原さとみさんの演技派転身の過剰アピールです。

 

 

『失恋ショコラティエ』や『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』を経た2017年に石原さとみさんから吉田恵輔監督に「会いたい」と接触した、当時は吉田恵輔監督が石原さとみさんに興味が持てず作品にはならなかった、というオファーに至るまでのエピソードはいいと思います。

 

 

あんなキラキラしていたときも真面目に向き合っていたんだなと印象が変わりましたし。

 

 

でも、役へのアプローチで、ボディソープで髪を洗ったとか唇を荒らしたとか必要でしたかね。

 

 

「今までの自分を消す方法だったり、髪の毛や肌荒れ、爪の汚さ、体のゆるさ、いろんな部分で自分のことがなりふり構わない状態を作り上げるのを頑張りました」

 

 

とも話していましたが、映画を観たら「あーこれはボディソープで傷めた髪か」と具体的なエピソードが思い浮かんで冷めそう、とか、演技派転身アピールがすごすぎて、観たら疲れそう、とか、全部想像できるから観ない、という声がちらほら。

 

 

具体的な役作り方法は公開後でよかったかもしれませんね。

 

 

いろいろ説明しなくても、これを見ただけで「石原さとみがいつもと違う」って伝わったかなと思うと、もったいなかったです。

 

 

 

 

 

自分の美しいうなじや胸鎖乳突筋を見せたいがためのシーンをねじ込むのが石原さとみさんだと思っていたのに。

 

※『アンサング・シンデレラ』のワンシーンです

 

 




石原さとみ、演技派へ






とはいえ、7年も前に自ら吉田監督にアピールをしていたというのは意外でした。

 

 

誰もが通る道ですが、年を重ねるうちにきれいなだけでは役が難しくなるのがわかりきっている中で、結婚して子どもを産み、いいタイミングで役の幅が広がったのではないでしょうか。

 

 

おそらく石原さとみさんは今年何らかの賞を得るのでしょう。

 

 

たとえ日本アカデミー賞でブラックボックス、ビミョーと言われたとしても、それがステップなんだろうと思います。

 

 

いずれキラキラじゃない石原さとみさんが定番になる日が来るのかもしれません。

 




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