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ジャニーズの性加害問題で再発防止委員会がジュリー社長のもとではガバナンス強化はできないとして辞任を勧告、時期社長に注目が集まる中、文春が新社長は東山紀之さんであることを報じました。
当然会社を離れると思われたジュリーさんは、なんと代表権を持つ取締役として残留予定だとか…
ジュリー取締役として残留!「代表権は手放さない」
[以下引用]
性加害問題を巡っては、事務所から調査を委託されていた再発防止特別チームが8月29日に記者会見を行い、調査報告書の内容を発表した。ジュリー社長については会見で「ジャニー氏の性加害がこんなに長期間にわたって継続したのは、同族経営の問題があった」「再出発については、ジュリー氏ではガバナンスについて解消できない」と厳しく指摘。その上で「辞任」を要求していた。
新社長については、ソニーミュージックの元役員など外部から招聘する可能性も囁かれたが、最終的に所属タレントの最年長者で“長男格”の東山に白羽の矢が立った。
ジュリー氏自身は再発防止特別チームの調査報告書を受けての退任となる。
「本人はその前から社長を辞めることを決めていた。報告書で退任する“お墨付き”をもらった形となります」(芸能プロ関係者)
そのジュリー氏の“人事”について、驚くべき事実が判明した――。
ジャニーズ事務所関係者が明かす。
「彼女は取締役としてジャニーズ事務所に残るというのです。しかも代表権を手放さず、『代表取締役』で調整しており、単に『社長』の肩書が外れるだけ。ジャニー氏の性加害問題から逃げずに向き合うため、ということですが、経営から退くべきという再発防止特別チームの提言に逆らう形となる。今年5月の『(性加害問題を)知らなかった』発言と同様、世間から理解を得られず、事務所の再出発の足を引っ張ってしまうのではないでしょうか」
[文春オンライン]
「精神的に追い詰められ体調を崩しとても人前に出られる状態ではない」ため会見には出ない、なんて話がありましたが、その水面下では「代表権は外せない!」と代表取締役としての残留を画策していたというのが本当なら、びっくりです。
ちなみに「代表取締役」の権限は以下の通り。
[以下引用]
代表取締役は意思決定機関である株主総会や取締役会の決議に基づき、単独で会社を代表して契約等の行為を行うことができる。それとともに、代表取締役は会社の業務を執行する。
日常業務については取締役会からその決定権限が委譲されていると考えられており、自ら決定も行い執行する。
代表取締役は、業務に関する裁判外又は裁判上の一切の行為をする権限を有する(349条4項)が、内部的に制限を設けること(一定の行為に取締役会の決議を必要とするなど)も可能である。ただし、この内部的な制限は制限があることを知らない第三者(善意の第三者)に対抗することはできず(349条5項)、制限があったことを理由に契約を反古にするというようなことはできない。
[Wikipedia]
「当事者の会」の人たちはジュリーさんが辞めて無罪放免という展開は望んでおりません。
「辞め逃げは許さない!」ジャニー性被害告発の被害者たちはジュリー辞任では終われない
当然ですよね。
自分たちはこれまでもこれからもトラウマと戦い続けるのに、ジュリーさんが「知りませんでした」「でも再発防止委員会の調査結果によると性加害は事実のようですね(本当は20年前に最高裁が認めてる)」「責任取って辞めます」として、余生は大株主として左団扇で過ごす、なんてやっていられないでしょうから。
ならばジュリーさんは被害者救済組織の長として責任を持てばいいと思っていましたが、「当事者の会」の人たちは刑事告発する準備が整ったと言っており、今後は裁判所で審議されることも考えられます。
会社の代表としてきちんと責任をもって被害者救済をするために代表権も必要、そのための取締役残留だというならば、世間の反発は厳しいでしょうがその道を貫き、救済措置の内容をしっかり世間に提示していく必要があるでしょう。
ジャニーズのタレントのためにジュリーができること
代表権よりなにより問題は株です。
会社は誰のものと言われたら株主のものです。
現時点で株式会社ジャニーズ事務所の株は100%ジュリーさんが保有しています。
つまり会社の人事はジュリーさんの手の中にあるということ。
再発防止委員会の会見で記者がこの点を質問しましたが、再発防止委員会の回答は「ジュリーさんが決めること」というぼんやりしたものでした。
再発防止委員会の報告である、「ジュリー氏が経営トップのままでは、役職員の意識を根本から変え、再出発を図ることは、極めて困難」が正しく伝わるなら、株も手放すとは思います。
しかしもしも、
・株はそのまま
・これまで通り、代表権を持つのはジュリーのみ
・会見には出ない
ということならば、ジュリーさんは今回の騒動の本質を理解してないし、所属タレントたちの苦労は続くでしょう。
[以下引用]
「誰が新社長になろうとも、会見にジュリー氏が出てきて批判を一身に浴びて、タレントを自らの手で守るという気概を見せてこそ、新しいジャニーズが歩みだせるというものでしょう」(同)
ジュリー氏が会見に出ても批判され、出なくても批判されるという立場にあることは間違いない。ただ、報道キャスターや情報番組でのコメンテーターを多数、抱えているのが今のジャニーズだ。
「ジュリー氏が会見に出てこなければ『なんで出なかったんですか』と聞かれるはず。それをいちタレントが答えられるわけがないし、タレントがどんなコメントをしても説得力がなくなる。するとジュリー氏の批判がタレントにも向きかねません。そうならないためにも、ジュリー氏は会見に出て答える必要があるでしょうね」(同)
[東スポ]
ジュリーさん、まずは会見の場に現れてください。
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