2025年6月、人気ラウドロックバンド「Crossfaith」のギタリスト・Daikiさんが、14歳の未成年のファンとの不適切なDMのやり取りを理由に脱退・解雇されました。
その後、バンドは全活動の休止と予定していたツアーの中止を発表し、大きな波紋を呼んでいます。
なぜこのDMが問題になったのか、告発の経緯からバンド側の対応、SNSの反応、そして今後の展望までを詳しくまとめます。
Crossfaithとは?
Crossfaith(クロスフェイス)は、2006年に大阪で結成された5人組のラウドロックバンドです。
2014年のメジャーデビュー後は、日本国内にとどまらず、Warped TourやDownload Festivalなど、海外の大型フェスにも多数出演しており、“世界基準”のライブバンドとして評価されているバンドです。
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騒動の発端は海外アーティストによる告発
今回の問題が表面化したきっかけは、Crossfaithが共演していたアメリカのロックバンドFalling In Reverseのボーカル、ロニー・ラドク氏による告発でした。
ロニー氏の告発の流れ
- 2025年6月18日にドイツ人の14歳の少女がDaikiさんにインスタのDMで連絡。母親がやり取りを少女の母親が確認。
- ツアー中に、Daikiさんと14歳の少女のDMのやり取りをロニー氏が入手(母親が送った)。
- ロニー氏はまずCrossfaithのボーカルKoieさんに直接警告。Crossfaithとの共演拒否と問題への対応を求める。
- しかしKoieさんが当初はDaikiさんを擁護する姿勢を見せたため、ロニー氏がSNSでDMのスクリーンショットを公開。
この行動により、DMの内容が一気に拡散。日本国内外で大きな批判が広がりました。
問題となったDaikiと少女のDMの中身
こちらが流出したDMの日本語訳の一部です。

少女ははっきりと「私は14歳」と伝えたにもかかわらず、Daikiさんは
「若いけど大人っぽいね」
「37歳だけど問題だなんて思わないよ!」
「会いたい、話したい」
と返信していたことが確認されています。
これが、グルーミング的・性的ニュアンスを含んだメッセージとして受け止められ、特に海外では非常に強く批判されました。
Crossfaithの対応と謝罪内容
Crossfaithは2025年6月28日、公式サイトおよびSNSを通じて、以下のような声明を発表しました。
- Daikiさんの即時解雇(脱退)
- 被害女性とその家族への謝罪
- ファン・関係者への謝罪
- 今後の対策の必要性と対応の不備を認める声明
- 当面の活動休止と全ツアーの中止・返金対応
特に、7月に予定されていた『JAPAN TOUR 2025 -Paint The Target-』は全公演中止となり、ファンの間でも動揺が広がりました。
当初、DaikiさんをかばってしまったKoieさんは以下のようにコメントしています。
「自分の発言により、多くの皆さまに不信感を抱かせてしまい、本当にすみませんでした。Ronnieから情報提供を受けた時、長年の友人であるDaikiがそのようなことをしたとは信じられず、さらに『バンドを守らなければ』と感情的になってしまった結果、擁護する発言をしてしまったこと。実際のDMのやり取りを確認後も、Daikiの行為の重大性を認識できなかったこと。そのために即時解雇の判断ができなかったことについても、今となっては誤った判断であったと考え、深く反省しています」
KoieさんとDaikiさんは長年の友人であったようですが、Daikiさんがバンドに正式加入したのは2024年2月。
コツコツと世界で活躍してきたのに、加入して1年ちょっとのメンバーの失態がきっかけで活動休止になるとは。。
海外との倫理観の違いが浮き彫りに
この騒動は、日本と海外での「未成年との関わり」に対する社会的認識のギャップも浮き彫りにしました。
- 14歳との親密なDM=即炎上・排除対象という海外の基準
- 一部の日本ユーザーの中には「そこまで深刻か?」という反応も
最近、日本では教師が児童を無断で撮影しSNSのグループチャットに投稿していたとか、教え子を教室に閉じ込めてどうのとか、あり得ない事件があります。
日本も未成年に妙に親密なメッセージを送ったら社会的に終わるくらい厳しかったらこういう変な人がいなくなるのでしょうか。。
今後の展望と課題
Crossfaithは、「今後の活動体制については慎重に協議中」としています。
現時点で明らかにしているのは以下の通り。
- 再始動の時期は未定
- 新体制での活動やメンバーの補充も未発表
- 信頼回復には時間と誠意ある対応が不可欠
ファンの信頼を取り戻すのは、かなり難しいかもしれません。
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