パリ五輪の体操女子日本代表の主将・宮田笙子選手が喫煙のためオリンピックの代表権を取り消される事になりました。
これについて賛否両論となっています。
宮田笙子の喫煙発覚でチーム離脱
【パリ共同】体操女子のパリ五輪日本代表で主将に選ばれていたエースの宮田笙子選手(19)=順天堂大=が、代表行動規範に違反した疑いでチームを離脱することが18日、分かった。複数の関係者によると喫煙の疑惑が浮上し、調査を進めている日本体操協会が同選手を事前合宿地のモナコから帰国させる見通し。26日開幕の五輪出場は不透明となった。(共同通信より)
モナコでは18歳からタバコの購入・喫煙が可能です。
19歳の日本人・宮田笙子さんがモナコでタバコを吸うことは年齢的に問題はありませんが、もしもレストランやバーなど喫煙が制限されている場所で、指定された喫煙エリア以外での喫煙した場合は現地の法律に則り罰金などの刑に処されます。
これは宮田笙子さんが19歳でも20歳でも同じこと。
じゃあ、滞在国の法律がOKならいいのか?
先日韓国で飲酒した18歳のスケボー選手が処分されました。
現地の法律ではOKでも、日本の法律に照らし合わせてNOとなった例ですね。
宮田笙子の代表権取り消しに待った!の著名人2人
宮田笙子選手のパリ五輪出場の雲行きが怪しくなった今、ネットでは「なんとかオリンピックは出してあげて」という声もあります。
代表して著名人二人の言い分を転載します。
為末大
「問題だったとは思いますが、代表権を奪うほどではないと思います」「どうか冷静な判断をお願いします」
猪瀬直樹
「つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ!!規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!」
一般の方のコメントでは、
「まだ10代ということであれば、ちゃんとチャンスを残すべきかと」
「国によってタバコを吸える年齢が違う、そんな不確かなもので処分するなんて」
「厳重注意でいいじゃない」
等々。。
19歳の喫煙は「たかが」なのか?
規則尽くめの杓子定規が良くないのはわかります。
思考の停止。ルールで決まってなければ何やってもいいのか?みたいな話ですよね。
歩きスマホやながらスマホを法律で禁止にしないとやめられないって、ホントなの?っていう。
たしかにタバコは麻薬ではありません。
でも成人だけどタバコは買えない年齢である19歳が、しかも日本を代表しようというアスリートが、法律で決まっているルールを無視して、それで結果を出したとして、何がいいんでしょう。
日本の法律を破った人が、日本を代表して世界で戦い、結果もしも金メダルをとったとして、心からおめでとうが言えるかといったら、私はモヤモヤします。
ネットで自称教師の方が、スポーツや勉強などなにか優れたところのある子が問題を起こした場合、「その子の将来のため」スルーすることがあるとコメントしていました。
少し前に兵庫県加古川のいじめ自殺事件で加害者が学校推薦で進学し現在は実業団で活躍中、というショッキングな記事を見ましたが、種類として同じですよね。
要するにそういうことをやれと言ってるんですよね、見逃せと言ってる人は。
オリンピックという夢が目の前にありながら、たかがタバコ、あと2,3ヶ月もすれば吸っても何も言われなくなるようなタバコを我慢できなかった結果が今です。
それを、今回だけは特別ね!と許された結果たどる未来と、今途切れた結果の未来。
どっちがいいかは、宮田笙子さん次第なのでしょうが・・
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