日本女子体操の主将をつとめていた宮田笙子選手が19歳での飲酒喫煙が発覚し代表を辞退した件について週刊文春が後追い報道をしました。
それを見ると「6月から7月に各1回」「常習性はない」という発表は、やはり嘘としか思えないのですが。。
宮田笙子が鯖江高校時代に起こした飲酒強要事件
The Audienceによると、明日発売の週刊文春で報じられる内容はこちら。
- 宮田笙子さんが鯖江高校時代に後輩に飲酒強要し、体操部が活動休止に
- 京都出身の宮田笙子さんは鯖江高校の寮に住んでいたが、これをきっかけに退寮。母と鯖江市内のアパートに住むことに。
- 当時鯖江高校体操部を指導していた田野辺満監督は、現在は女子日本代表のコーチを務めている
- 少なくとも田野辺監督は宮田笙子さんの素行不良を把握していたはず
スポニチも宮田笙子さんには常習性があり、以前も厳重注意を行っていた、と報じていました。
宮田笙子さんが現在所属する順天堂大学は「常習性のない飲酒喫煙なら問題ないと思っていた」と、代表辞退について暗に厳しすぎるという主旨のコメントをしていましたが、高校時代の飲酒強要騒動を把握していなかったんですかね?
してなかったんでしょうね。
加古川のイジメ自殺事件の加害者が学校推薦で進学し実業団で活躍中、という事案といい、才能があれば多少のことは目を瞑るというのはまかり通っているんだと再確認です。
宮田笙子の飲酒喫煙は誰もが知る事実だった?
スポニチや週刊文春の報道が事実なら、「6月から7月に各1回ずつ」「ストレスに耐えられず」は虚偽であった可能性が高いです。
宿舎で宮田笙子さんとの同室拒否をする選手がいたという報道もあります。
もしかすると宮田笙子さんと同じ部屋だとタバコ臭かったり飲酒を勧められたりがあったのかもしれません。
トレセン内は20歳以上でも飲酒喫煙禁止だったのにトレセン内でも飲酒していたということは、自ら持ち込んだ以外なら他にもルールを破る人がいたということですから、しっかり調査が必要です。
が、恐らくそうではないのでしょう。
「宮田選手の喫煙については、以前から噂がありました。合宿や大会などのときに、ほかの女子選手やコーチから『宮田さんはタバコ臭い』とよく噂になっていましたからね」(日本体操協会関係者)
7月23日のsmartFLASH
同じFLASHの記事には、今年5月に群馬県高崎市で五輪の最終選考会がおこなわれた際にも宿泊先のホテルで彼女が飲酒や喫煙をしていたという通報があったとありました。
管理責任は所属チームにあるということで順天堂大学には連絡がいっていたということなのに、順天堂大学の原田監督は会見で「このような規範にふれるような行動はけっして想定できなかった」と涙。
喫煙の通報が、まさか監督に伝えられなかったなんてこともないでしょうに。
宮田笙子の飲酒喫煙による代表辞退は周りの大人たちの責任
宮田笙子さんの今の状況は周りの大人たちが才能を優先した結果なのでしょう。
飲酒強要で体操部を活動休止に追い込み退寮処分とされたのに、飲酒を辞められなかった宮田笙子さん。
そりゃそうですよね。だって高校時代の飲酒強要を知っている人がコーチなわけですから。
当時退寮処分はあったものの、大学は順天堂大学に進めたわけです。
そして日本代表にも選ばれているわけで、また飲酒喫煙が見つかったところで大して問題ないと思っていてもおかしくないですよね。
実際、5月の群馬県での選考会で代表に選ばれる前にも通報があったのに、結局お咎めなし。
謎なのは、群馬のときも通報をスルーしたのに、なぜモナコのときはスルーしなかったのか?
ないことにできないところに内部告発されたんでしょうかね。
ルールを守らないでも順調に人生を歩めたその結果が、オリンピック直前での内部告発、代表辞退という、日本女子体操にとっても本人にとっても最悪の事態を招いたのでは。
多くの著名人がたかが飲酒喫煙で代表辞退なんて、と宮田笙子さんの代表復帰を求めるコメントをしていますが、それで代表復帰を果たしたとして、宮田笙子さんはどんな大人になるのでしょうか。
本人は代表を辞退し幕引きを図ったのにずっとなんだかんだ言われるのも、「たかが」とか「制裁が重い」とかしつこい大人がいるから。
武井壮さんが言っていた、指導する側の責任が問われるのでは。
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