2025年8月5日、夏の甲子園の開会式の日、SNS上で広陵高校野球部の寮内で発生した暴力・加害行為が公となりました
きっかけは2025年1月にあった1年生の寮内でのルール違反で、これを口実に3年生部員らが暴力や屈辱的命令を加えたとされています。
その詳細がSNSで拡散された結果、伝統的に行われてきた「闇娯楽」「ブッチ」と言われるいじめ行為も明らかになっています。
2025年1月の集団暴行事件(新聞報道)
学校側によると、今年1月下旬、1年生(当時)が寮での禁止行為をし、指導として複数の2年生(同)が暴力行為に及んだ。その後、事案を把握した学校側が関係者に聞き取りをした上で、広島県高野連、日本高野連にそれぞれ報告。3月上旬に処分を受けたという。
Xでは当時の暴行事案の内容が投稿されており、各方面に拡散して波紋を広げている。学校側は「今回の件を教訓として再発防止と健全な運営に努める。生徒の人間的成長を重視した指導を徹底する」とコメントした。
産経新聞
事件発覚後も加害者の一部が野球部に残り、夏の甲子園に出場しました。
これに対しSNSでは「加害者が全国中継される舞台に立つのはおかしい」と批判が相次ぎ、炎上に発展しました。
学校側や高野連は「厳重注意」のみに留め、対応の甘さが強く問われています。
2025年1月の集団暴行事件(SNS、親のSNS)
上記記事は2025年8月にSNSで話題になっていたことが報じられたものです。
SNSでは事件の詳細が詳しく拡散されていました。
SNS投稿まとめ
- 発生時期:2025年1月20日〜22日
- 場所:広陵高校野球部男子寮(広島県)
- 加害者:3年生部員9名(主将含む)
- 被害者:1年生部員2名
発端は、被害生徒が寮内で禁止されていたカップラーメンを食べたこと。それを理由に、上級生らが暴行を加えたとされています。 - 暴力内容
身体的暴力:殴打、蹴り、ビンタなど
性的・屈辱的命令:「便器を舐めろ」「性器を舐めろ」
金銭要求:衣類購入名目で1,000円を要求(口止め料のような性質)
精神的威圧:継続的な脅しや威圧的言動 - 監督による圧力疑惑:「嘘はつくな」「親もどうかしてる」「報告されたら困るやろ」と口止めとも取れる発言
これを高野連にそのまま報告、したんでしょうか?
それで活動休止にはならず、厳重処分のみで甲子園出場が決定したのでしょうか。
被害者両親のSNS
こちらが被害者両親のSNS投稿だとされているものです。
広島代表広陵高校の件心が痛む、、ご両親のInstagramを拝見させて頂きました。
— やきゅうぶ。 (@bbc_mg89S2) August 5, 2025
ちゃんと帰ってきて、ちゃんと言えたことがどんなに偉いか。。
どんなに苦しかったか、辛かったか。
強いは正義ではない
悪いことは悪いが正義であって欲しい。
伝統を守る、本当に正しい伝統か?と心に問いかけて欲しい pic.twitter.com/vhv7p9yeNV
監督がもみ消したときはこのようだったと。
息子は、まず監督に会いにいった。
カップラーメンについて叱責された。
そして
監督「お前嘘はつくなよ、
お前の両親もどうかしてるな
俺なら帰って来ても家に入れんがの〜」監督「高野連に報告した方がいいんか?」
息子「はい」
監督「2年生の対外試合なくなってもいいんか?」
息子「、、、ダメだと思います」
監督「じゃあどうすんや」
息子「、、、出さない方がいいと思います」
監督「他人事みたいに言うんじゃの〜 じゃあなんて
言うんじゃ」息子が言葉に詰まったら、、、
監督「出されては困りますやろ」
息子「、、、はい」
恫喝である。
監督はこの件をなかった事にしようとしている
しかもコーチ3人も同席
被害者の保護者のインスタグラムより
被害に遭った生徒は何度か問題行動があったということで、保護者の方もそれは認めた上で、それでも暴力がひどすぎること、被害者が転校を余儀なくされた一方で加害者の処罰が軽すぎること(校庭何周、という処罰だったという話もあり)などから割り切れない思いを抱えていたよう。
2025年7月には被害届が出されているとのこと。
こうやって訴えていたものが世に出て注目されたのが甲子園開会式とタイミングがあったということですが…
被害状況をきちんと聞いていたなら厳重注意なんてものでは済まないはず。
このウラには、広陵高校の校長が広島の高野連の副会長であることが関係するのではと言われています。
被害者の状況と精神的影響
被害を受けた1年生は、打撲や内出血などの身体的被害だけでなく、精神的にも深く傷ついています。
転校を余儀なくされ、2025年7月には警察への被害届が提出されました。
PTSDのような症状も報告されています。
一方で加害者とされる選手は甲子園に出場しています。
なんとも理不尽。
とはいえ、ここまで大きな話題になり、このまま試合に出てたたかうことができるのかは微妙では。
広陵高校野球部、伝統のいじめ2種(現在は廃止)
SNSでの匿名や被害者側の投稿によると、広陵高校野球部には闇娯楽、ブッチと呼ばれる伝統的ないじめがあったといいます(過去形)。
闇娯楽
- 「闇娯楽」は、広陵野球部の「娯楽室」と呼ばれるストレッチ用の部屋で行われる。
上級生が暗くした室内に先に入り目を慣らして待っている - あとから部屋に入れられた下級生はいきなり暗い部屋に入り何も見えない状態
- 下級生を正座させ、腕を後ろに組ませる
- 暗闇で目が利かない下級生に対し、上級生が無差別に殴る、蹴るなどの暴行を加える「ボコボコにする」儀式
- 電気が点くとそこら中に血が飛んでる
- 「精神を鍛える」名目で正当化されてきたという。
ブッチ
- 夜の自主練習のときに室内練習場に連れて行かれる
- 全員が整列させられる
- 指名があった者が前に出て正座し後ろに手を組み、1対多でリンチ状態に
- 3年生の気が済むまで指名が続き暴力が続く
- 指名がなければなにもない。指名があれば闇娯楽以上に痛めつけられる
佐野、という勇気ある人物によりこの2つのいじめはなくなったといいますが、それでもカップラーメンを食べたら…みたいなことがあったというのは、やはり基本的な体質は変わってなかったのでは。。
寮という閉鎖的な空間であったり、上の者が絶対、という体育会系の悪いところが前面に出たのかなとは思いますが、これがそのまままかり通ってはいけないですね。
※闇娯楽、ブッチの考案者として名指しされていたけど…ほんと?[関連商品]
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