2025年8月、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」での発言がきっかけで、井澤健太朗アナウンサーがSNS上で炎上しました。
広陵高校野球部の暴力事件に関する報道の中で、SNS告発者を“高校球児の夏を奪った存在”として発言したことが問題視されています。
しかし炎上の内容は一部切り取りだという声も…
広陵高校野球部の暴力事件の概要
- 加害者:広陵高校野球部の上級生部員
- 被害者:下級生部員
- 内容:2025年1月にカップラーメンを食べるという違反行為をした下級生に対し上級生が暴力行為(性的強要、殴打など)。被害者は転校。被害届を提出する。
- 告発:被害者の保護者がSNSで告発
- 結果:広陵高校と高野連は高野連には報告し厳重注意処分を受けているから問題ないとして試合出場するも「誹謗中傷がひどいため」甲子園出場を途中辞退、高野連が受理と発表
そもそもは暴力事件を正しく処理しなかったことが原因であるはずなのに、誹謗中傷を理由に途中辞退したことで、SNSは更に炎上しました。
スーパーJチャンネルで問題視された井澤健太朗アナの発言内容
井澤健太朗アナが広陵高校の事件を報じたときの発言がこちら。
「「大前提として被害を受けた方、そして受けたとされる方が納得できる調査、対応が必要だと思います。
それとは別に、SNSの何気ない投稿が高校球児の夏を終わらせてしまうということも投稿する前に考えてほしいと思います」
SNSでの批判
この発言が炎上した理由は以下の通りです。
- 告発者を“加害者”のように描写
- 暴力の本質よりも「SNSの影響」に焦点
- 「それとは別に」と被害者の苦しみを軽視する印象
- 「公共の電波でアナウンサーのお気持ち表明は不要」
- 「告発がなければ隠蔽されていたのでは?」
- 「加害者を守っているように見える」
- 「高校球児の夏を終わらせたのは暴力を振るった本人」
- 「主催者側のテレ朝だから擁護するよね」
- 「被害者は朝日新聞にも被害を訴えたのにスルーされたって」
いじめじゃないとか言ってましたが、暴力事件ですよね。
よく例えられていますが、強要した相手が女子生徒だったらどうなのか?ですよね。。
井澤健太朗さんが「何気ない投稿」と言ったのは告発者が行ったことではないような気もしますが、何にしろ、被害届を出されて結論の出ていない暴力事件が少なくとも2件あったのに、よく甲子園に出たなと。
2件目は第三者委員会の調査が始まったところだったようですし。
さらに、違反ブツであるはずのカップラーメンが届き笑顔の部員の画像まで拡散されていて、そもそもの暴力行為の理由が本当にカップラーメンなのかまったく不明です。
【朗報】暴力事件で話題の広陵高校
— Masa (@masanews3) August 6, 2025
暴力のきっかけは1年生がカップラーメンを食べたことだったはずですが、野球部宛に大量のカップラーメンが届いていたことが判明www🤣🦁 https://t.co/MzqjmqvHlH pic.twitter.com/z9F4u4x2rP
井澤健太朗がSNS批判した背景
『スーパーJチャンネル』を放送するテレビ朝日は、朝日新聞社とともに全国高校野球選手権大会(甲子園)を主催しています。
そのため、以下のような報道傾向が生まれやすい構造があります:
傾向 | 内容 |
---|---|
加害者擁護 | 出場校への批判、ひいては高野連への批判を避ける傾向 |
告発者問題視 | SNSの“暴走”として描く構図 |
美談重視 | 高校球児の“青春”を守る報道姿勢 |
広陵高校の事件は割とバランスよくコメントする人が多い中、テレ朝の『モーニングショー』の羽鳥慎一さんや玉川徹さんは同じようにSNSを批判するコメントをしています。
井澤健太朗アナの発言は単なる「アナウンサーのお気持ち表明」というよりも、なにしろ甲子園を守るため、出場を認めていた高野連への批判を避けるためのテレ朝のとしてのものなのでしょう。
発言したのは井澤健太朗さんですが、個人の失言ではなく、テレビ朝日という報道機関の構造的課題を浮き彫りにしています。
なんにしろ今後の広陵高校は厳しいでしょうね。
SNSでは現在の校長先生が現役の教師だったときにふるった暴力まで話題になっています。
来年以降、どうなるでしょうか。


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