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7月クールの日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』がスタートし、初回13.5%と福山雅治さん主演の前クールドラマ『集団左遷』を引きずらない好スタートとなりました。
が、TBSは大きな戦略ミスをしたと指摘されています。
※原作はこちら
初回13.5%は低いのか高いのか
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『ノーサイド・ゲーム』は日曜劇場の定番化している池井戸潤さん原作で、テーマは9月からワールドカップが始まるラグビー関連のサラリーマンの奮闘モノ、主演は人気・知名度もある大泉洋さんのドラマです。
前クールドラマの『集団左遷』の主演の福山雅治さんが、キャラに合わない変顔や素っ頓狂な声、川原の全力疾走などをしていたため、それなら大泉さんと逆だったほうがハマったのでは、なんて言われていましたが、始まってみれば、「仕事のできる大泉洋って新鮮」という声もあり、『ノーサイド・ゲーム』に大泉さんはハマったのかもしれません。
で、結果13.5%というのは、ふつうに良い数字です。
しかし、「物足りない」という声もあるよう。
福山さんの『集団左遷』は13.8%でしたし、過去の池井戸ドラマの最低が『下町ロケット2』の13.9%ですから、それも仕方ないのかも。
ネットの評判を見るに、敗因はピンチと逆転という池井戸潤原作に飽きてること、『ルーズヴェルト・ゲーム』を彷彿とさせること、総合すれば毎度同じだからね、という感じな気が。
オーディションしてラグビーらしい人を出してるんだろうけど演技がちょっと、という声や、野球ならルールがわかるけどラグビーはちょっと、みたいな声もありましたし、池井戸ドラマの火付けとなった『半沢直樹』の続編放送も発表されている今、確かにマンネリ感は否定できません。
池井戸ドラマのワンパターンさは、出演者に歌舞伎など古典芸能系の人や元アナウンサーなど別ジャンルの人がいるのも合わせて「またか」という部分もありますしね。
米津玄師を宣伝しなかった愚
そんな中、放送終了と同時に大きな話題になったのがエンディングに米津玄師さんの曲が流れたこと。
予告なしだった分、流れたときの感動も大きかったように思いますが、それが重大なミスだったと指摘されています。
[以下引用]
「話題性を狙ったのでしょうが、完全な戦略ミスです」と、コラムニストの桧山珠美氏がこう続ける。
「なぜ主題歌をサプライズにしたのか、はなはだ疑問です。米津さんの人気を考えれば、事前に告知すべきでした。若者を中心に支持されていますが、昨年の紅白歌合戦に出演してからは、知名度、人気は老若男女に広がったでしょう。米津ファンを取り込んでいたら、『ノーサイド・ゲーム』の視聴率は最低でも15%は超えていたのでは。それにバラエティーの大泉さんは好きだけど、ドラマはちょっと……という視聴者も少なからずいます。前クールの福山雅治さん主演の『集団左遷!!』に比べて出演者にインパクトがないだけに、もったいない話ですね」
[ゲンダイネット]
確かに場面と曲が合っていて盛り上がりましたし、SNSでは「来週からリアルタイムで観よう」という声もありましたから、もったいなかったなと思います。
その上乗せがあれば、ドラマ自体に多少のマイナス要素があったとしても14%くらいいったかも?
本当に、第一話が一番のチャンスだったと思うんですよね。
来週からはリアタイで観ようと言った人がいても、今週のドラマの評価が知れ渡れば、エンディングのためだけにドラマを観る気になるかは微妙なところです。
なんで宣伝しなかったのやら。
日曜の夜には水戸黄門的な安心の展開を求める人も一定数いるでしょうから、大きく下がることもないでしょうけど、歴史的高視聴率を記録した『半沢直樹』の続編については万全を期さないといけないですね。
◆何度見返してもおもしろいドラマって
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