中居正広さんが9000万円の解決金を支払った女性トラブルについて、過去の報道に一部誤りがあったことが判明しました。
これまではフジテレビ幹部A氏の声がけで複数人の食事会がセッティングされるも、当日中居さん、被害女性以外がドタキャンし2人きりにされたとされていました。
しかし今回の週刊文春の記事によると、中居正広さんがすべて一人で行ったということになっていました。
中居正広さんは当日一体何をしたのでしょうか。
中居正広が事件当日何をしたのかが明らかに
これまでの報道
最初に報じた女性セブンも週刊文春も、まとめれば以下の内容でした。
- フジテレビ幹部A氏の誘いで中居正広さんと3人(文春では大人数)の食事会がセッティングされた
- 渡邊渚さんは断れず参加を決めたものの当日皆がドタキャンし、2人きりの食事になった
- 本意ではない性行為に至った
他のメディアもこの記事に従い報じています。
しかしフジテレビは社員の関与を否定しました。
ちなみにこちらがA氏
週刊文春第二弾の報道で判明した当日の詳細
週刊文春の第二弾ではA氏ではなく中居さん本人が誘ったことになっています。
雨が降りしきる二〇二三年六月上旬のことだった。
「あの日、X子は中居さんからA氏を含めた大人数で食事をしようと誘われていました。中居さんと仕事上で面識はありましたが、A氏から紹介され、それまでに何度か食事をしています。彼女にとって中居さんやA氏は仕事上の決定権を握る、いわば力関係が上の立場であり、断れるわけがない。彼女は『行くしかない』と、指定された中居さんの自宅マンションに行ったのです」(X子さんの別の知人)直前になって中居から、「今日は大雨でみんな来られなくなってしまったけど、二人でもいい?」と彼女にメッセージが届く。
週刊文春
立場が下である渡邊渚さんは「急に言われてもドタキャンなんてできない」と、仕方なくマンションへ。
中居さんは上機嫌でみずから配膳し、渡邊渚さんは仕組まれたことを察するも、どうにもできず意に沿わない性行為を受けることになったとのこと。
非常に重要なポイントはこれ
重要なポイントはこちら。
- 当日誘ったのはA氏ではなく中居正広
- 中居正広は「みんなドタキャンしたけど大丈夫?」と確認
- 会場は中居正広の自宅
- ニコニコご機嫌で食事の用意をした
- 渡邊渚は急にやめることはできないと自宅へ向かい被害に遭った
特に説明はなく、誘ったのはA氏ではなく中居正広さんということになっているのには驚きました。
これが真実なら、フジテレビが「会の存在すら知らなかった」とすっとぼけるのもわかります。
引き合わせたのは事実だとしても、当日声がけしたのが本当に中居さんだというならば。
それにしてもなぜこんなにも当日のことが詳細に報じられるのでしょう。
示談し守秘義務があるはずなのに情報漏えいする理由
渡邊渚さんは取材に口を閉ざす←守秘義務
中居正広さんと渡邊渚さんは中居正広さんが9000万円の解決金を支払うことで示談し守秘義務も結んでいます。
週刊文春の第一弾の記事でもはっきりと以下のように答えています。
彼女は「当日のことは、私の口からは一切お話しできません」と一貫して口外しなかった。
週刊文春
しかし、ふんわりとこのくらいのことは話しています。
「私の未来を、私の人生を潰してまで“加害者”に責任を取ってもらうことが私の人生にとって幸せかって言われたら分からない。でも、そりゃ社会的な処罰を受けてほしいって思うことはすごいある。やっぱりX(旧Twitter)やテレビで“加害者”やAさんが目に付いたとき、それでフラッシュバックするし……」
週刊文春
その他、松本人志さんと同席したときには女遊びを自慢していたとか、「当日のこと」以外は割と話していましたが、当日のことははっきり言っていませんでした。
しかし今回の第二弾では、当日起きたことがはっきり明かされています。
話した人←守秘義務にとらわれない人
それはつまり、渡邊渚さんが事件後、示談を結ぶ前に複数の仕事仲間に詳細に話しをしていたから。
当時、彼女は複数の仕事仲間に中居からの“被害”を報告していた。X子さんは「事件の内容は一切話せない」と口を噤むが、彼らに取材を重ねると、さらなる事態の深刻さが浮き彫りになった。
週刊文春
そういうことだから、結構詳細が出ている、ということのよう。
A氏は同じようなことを繰り返していたといいますし、それに憤懣やるかたない思いをしていた人が他にもいた可能性はあります。
被害女性が渡邊渚さんである理由
これまで報じられた数々の情報から、被害女性が渡邊渚さんであることは推定されていました。
例えば以下のような点です。
渡邊渚さんは中嶋P(『だれかtoなかい』のプロデューサー。A氏と特定されてる)のフォローを外した
渡邊渚さんが別のインタビューで説明したPTSDを発症した状況が事件と酷似している
- 女性セブンや週刊文春の記事で、事件は「大雨の降る夜だった」と記載
- 渡邊渚さんも事件について、「当日は雨の日でした。その時の気候や最寄り駅、匂い、食べ物を想起するとパニック発作が起こり、『過覚醒』というPTSDの症状で些細(ささい)な物音にも恐怖を感じるようになっていった」と語る
- ある出来事が原因でPTSDを発症したこと、それが会社にも関係するものだったこと、警察に被害届を出すことも検討したが踏みとどまったことも話している
スポニチがかなり具体的に報じている
- 女性は当時放送局に勤務していた
- 女性はトラブルから1年たった今夏、放送局を退社している(渡邊渚さんは2024年8月退社)
さらに今回、週刊文春がこのように報じています。
中居さんとの会食で出された食材を見ることもできなくなり、みるみる痩せてしまった
週刊文春
渡邊渚さんも食べ物にトラウマが、と明かしています。
守秘義務違反に問われることはあるのか?
守秘義務を結ぶ前に友人に相談していたことを、友人が語るには守秘義務違反にはならないでしょう。
これが友人の名を騙って本人がばらしていたんだとしても、週刊誌が取材源を明かすことはないでしょうから、真偽はわかりません。
元テレ朝の法務部長だった西脇亨輔弁護士が、簡単にまとめると次のように話していました。
- 守秘義務では何も解決しない。
- もし情報漏洩があっても内容が不祥事の場合報じることに社会的意義があり、守秘義務違反だと訴えても「もみ消すのか」とさらなるイメージダウンになる
- 秘密が漏れないようにするには、金を払うだけでなく、被害者や周囲が心から納得する形で「本当に解決」すること
- 人間の尊厳にかかわる深刻な性被害は一朝一夕に解決しない
- 深刻な事態を解決するには、加害者、被害者の両方と関係が深い仲介者が助けになることが多い。中居氏の件ではフジテレビがその有力候補だが…できてないよね?
渡邊渚さんは相当怒っています。
そもそもここまでの症状になったのは、
- 会社の業務の延長でこうなったとフジテレビ幹部に相談したのに「業務外のことだから」と誰も対応してくれなかったこと
- 相談したのに当時の編成制作局長のC氏に「付き合っていたんじゃないの」と軽口を叩かれたこと
がきっかけだったとのこと。
せめて会社が中居正広さんとA氏にきちんと話を聞いていれば。
C氏が侮辱するようなことを言わなければ。
追記:中居正広が騒動を謝罪(2025年1月9日)
中居正広さんが騒動を謝罪しました。
また、当事者以外の第三者、つまりフジテレビ幹部A氏の関与を否定し、すべて自分の不徳の致すところと説明、今後もテレビに出続けると宣言しました。
非常に新しいというか、さすがだなとは思いました。
でもそれで済むんでしょうか?
視聴者は9000万円もの示談金を払うようなことをした中居さんを見たいと思うのか?
スポンサーは?
渡邊渚さんが心配です。
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