亀田製菓が2025年7月から原材料であるコメの価格高騰を理由に値上げすると発表しました。
対象商品は『亀田の柿の種』『ぽたぽた焼き』『ハッピーターン』などなど。
しかし、一部の消費者から「亀田製菓は中国産米使ってるから関係ないだろうに」「国内産ではないのに値上げするのは納得できない」との声も上がっています
便乗値上げなのでしょうか。
亀田製菓が値上げ発表
亀田製菓は26日、主力の「亀田の柿の種」など米菓28品目について7月1日納品分から順次値上げしたり、内容量を減らしたりすると発表した。店頭の想定値上げ率は4~23%程度。コメなどの原材料価格や物流費の高騰が要因としている。
KYODO
一部の消費者は「国内産米の高騰が原因でないなら便乗では?」と疑念を抱いています。
というのも、「亀田製菓は中国産米を使用している」から。
亀田製菓は中国米の中国産?
亀田製菓は設立が1957年ともうすぐ70年になるような日本の企業です。
日本の米どころ・新潟県にある製菓会社で、所在地の「新潟県新潟市江南区亀田工業団地3-1-1」からわかるように地名にもなっている会社です。
当然新潟で作ってると思われたのが中国産だったと昨年末あたりから話題に。

さらに、せんべいの原材料・コメも中国米というものも。

亀田製菓は「一部中国米、中国産」が正解
結論から言うと、亀田製菓は全製品が中国米、中国産というわけではありません。
現時点では『柿の種』シリーズ、『ハッピーターン』などは国産米で新潟産。
『梅の香巻』『海苔ピーパック』『午後のつまみ種』『堅ぶつ 旨塩』などが中国米、タイ米、中国産でした。
ただ、『柿の種』シリーズの原産国が中国だったのを見た人いませんか?
いちいち写真を撮らないので証拠はありませんが、柿の種が中国産で驚いたことがあるんですよね。。
2024年末からネットで大騒ぎになったことで、国産に切り替えたんじゃないかと邪推しています。
亀田製菓が国産米を使用していても「便乗値上げ」と言われる理由
ネットでは国産だとしても便乗値上げじゃないか、という声もあります。
理由は、亀田製菓ほどの大企業であれば、市場に出ているコメの価格ほどの値上げにはなっていないのではないか、と。
根拠は薄いです。
要するに、2024年末の炎上後、悪いイメージが先行しているのが良くないんでしょうね。
亀田製菓の不買運動に拍車か?営業利益は過去最高だというが・・・
2024年12月16日、「インド出身の亀田製菓会長『日本はさらなる移民受け入れを』」(AFP通信)という記事が配信され、大炎上しました。
実際に会長が発言したのは以下の言葉です。
「日本は変わらなければいけないと思います。もちろんバックグラウンドは変えられませんし(日本での)自分たちのバックグラウンドを誇りに思います。ただ日本にとっては柔軟性を持って海外から人材を受け入れることが極めて重要になるでしょう」
移民と技能のある外国人の受け入れは違うとは思います。
が、移民問題が深刻になっている中でさらに外国人を受け入れましょう、と言うことは必要でしたかね?
その発言で亀田製菓の会長がインド人であることに注目が集まり。
さらに国内産だと思っていた亀田のせんべい類が中国産ということに注目が集まり…
で、不買運動が起き、スーパーでは結構山積みで残ってるイメージです。
さぞ業績が悪化したのかと思いきや、2025年5月26日に発表された2024年度実績は売上高1,032億円、営業利益55億円と過去最高水準となったとのこと。
単純にどういうことなのか不思議ですが、結局「美味しい」は正義、なんでしょうか。
であれば、今後も日本の企業として頑張って欲しいものです。
※贈答品レベルのハッピーターン[関連商品]
コメント
従業員の賃金も上げないといけないし、輸送費も上がっています。原産国が中国でも、事情があっての値上げだと私は思いました。企業が利益を上げるのは良いことだと思います。