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未だ続くジャニー喜多川氏による性加害問題の影響でジャニタレの活躍の場が減る中、一部ジャニオタにはジャニー氏は冤罪であると唱える人たちがいるんだとか。
[以下引用]
推しを応援する機会が少なくなりつつある中、一部のファンが反撃に出ている。
「【ジャニーズ問題の現状まとめ】と題して、性加害を訴えている元タレントたちのウソなどをXでポストしています。例えば、ジャニーさんは1974年に直腸がんの手術で直腸を全摘し、人工肛門にして以降、性機能障害を訴えていることからジャニーさんは冤罪だといったものから、元タレントが申告している被害について当日その現場にいなかったといったもの、当事者の会代表が過去にジャニーさんから性被害を受けたことがないとインタビューで語っている動画の存在など、ジャニオタが全精力でかき集めた情報をポストしています。眉唾の情報が少なくありませんが、一部、事実と認められるものもありました」(前出・芸能ライター)
9月13日に設置しされた被害者救済委員会によると、9月30日時点で連絡のあった478人のうち、被害を申告し補償を求めているのが325人。早期の補償を実現するため、確認作業や補償金の算定手続きなどを進めているが、ジャニーズ問題はますます混とんとしてきている。
[ゲンダイネット]
「ジャニーズ問題の現状まとめ」すごいですよね。
ジャニーズのタレントが次々と活躍の場を失くしていくことを理不尽だと感じるのも分からなくはありません。
その一方で、被害者に対する気遣いはなく、見るとなんとも言えない気持ちになります。
それをこうやってゲンダイネットのようなメディアが取り上げ、「眉唾の情報が少なくありませんが、一部、事実と認められるものもありました」とするのはどういうことなんでしょうか。
たとえば、ジャニー氏の直腸がんの件です。
私もちょっと違いますが、ジャニー氏は人工肛門だったんだからという話は目にしたことがあります。
なんだか言ってることがよくわからないけど…と思いながらネットで検索したら、裁判資料を分析したサイトがありました。
[以下引用]
次に判決が検討するのは、ジャニー氏による報道内容への反論についてだ。この点について判決は、その証拠能力の低さや曖昧さを再三指摘している。
まずジャニー氏は、自身の陳述書において過去の病気の手術のために性的機能を失っていたから性加害行為を行うことは不可能であったと主張していたため、裁判所はその内容について検討するが、医師の診断書には性的機能の喪失に関する記載が存在しないことを次のとおり確認する。
一審原告喜多川は(略)、昭和49年6月10日に直腸がんの治療のため東京医科歯科大学医学部附属病院に入院し、同月20日に直腸前方切除、、端々吻合、一時的人工肛門造設術を受け、同年7月16日には人工肛門閉鎖術を受けてこの疾患は治癒したが、上記手術により完全に性的機能及び能力を失ったほか、30年経った今でも大きな傷跡が残り、この傷跡は上半身にも及んでいると記述しているが、医師の診断書(略)には、一審原告喜多川が上記の手術を受けたことは記載されているものの、この手術の後遺症として一審原告喜多川が性的機能及び能力を失ったとは記載されておらず、また、この診断書の記載からこの手術による一審原告喜多川の傷跡の大きさ、形状等を理解することもできない。
[ジャニー喜多川は、どのような性加害をしたのか?真実性が認定されたJr.への「わいせつ行為」 | The HEADLINE]
ネットの中には人工肛門を勘違いしてるんだろうなというコメントもありましたが、一時的人工肛門造設術とはお腹に一時的に肛門を作る手術であり、つまりジャニーさんは腸の手術はしたものの肛門の手術はしていないということです。
そして、直腸は全摘じゃないし、噂になっている手術の影響は裁判で否定されたことです。
こんな明らかに間違っている噂も混ぜて出して、「一部、事実と認められる」と何が嘘で何が本当かわからないように書いてしまったら、冤罪の可能性を認める感じになってしまうのに、どうしちゃったんでしょう。
冤罪を主張する人たちも、この引用先すべてを読めば、ジャニー氏は冤罪ではない、弁護士が弱かったから負けたわけじゃないと、わかると思うんですけどねえ。。
当事者の会の人たちの言動がふらふらしてるのは確かに良くないなと思いますが、なんせ数が多いですし、人の気持ちはそれぞれですから。
なんだとしても、被害者を責めたところで、今の状況が好転することはない、というのを理解すべきでは。
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