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「セクシー田中さん」原作者である芦原妃名子さんの死に至る経過を調査することを明言している日テレですが、どうも対応がまずくて話題です。

 

 

 

 

 

目次

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「セクシー田中さん」ざっくり時系列

 

非常にざっくりと時系列をまとめると次の通りです。

 

 

12月末:セクシー田中さん公式アカウントが脚本家のSNSでの愚痴投稿に「いいね」

 

 

1月29日:芦原さんが亡くなる。

 

 

1月末:芦原さんの訃報が伝えられた直後と翌日に哀悼と感謝、個人攻撃止めてとコメント

 

 

2月10日:週刊女性プライムが日テレと小学館の沈黙は4月クールで放送予定のドラマ「たーたん」が「セクシー田中さん」と同じく小学館の漫画の実写化であり、プロデューサーも同じであることが原因では、と報じる

 

 

2月14日:週刊文春が週女プライムの内容に加え、「たーたん」主演はムロツヨシさんであることを報じる

 

 

2月15日:日テレが調査チームの発足を報告

 

 

2月21日:週刊文春が「たーたん」でも原作改変があったと報じた直後に「たーたん」放送中止を決定。その内幕までを文春に報じられる

 

 

2月22日:「たーたん」放送中止を正式発表

 

 

そして2月26日、日テレ社長による定例会見が開かれました。

 

 

 

日テレ「個人攻撃があり情報発信を控えていた」

 

[以下引用]

訃報から「調査チーム」始動までに2週間以上を要したが、石澤社長は「個人攻撃など、いろいろな形で情報が飛び交っていたため、情報発信を控えていた。少し落ち着くまで動きを控えていた」と報告。「“遅すぎた”という批判に関しては、そう考えていない」とし、「客観的な検証ができればと、今、進めている。その状況を速やかに皆様にご報告したい」と今後の速やかな対応を誓った。  

また、この件に関する新情報については「細かい情報を情報発信することが本当にいいのか総合的に考えた。批判はあると思うが、これが一番いいと思って決めた行動」と回顧。「調査は実際的には始まっていた」と明かした。

[スポニチ]

 

これ、おかしくないですか?

 

 

個人攻撃があったから情報発信を控えていたと、まるで世論が悪いみたいに言っていますが、逆です。

 

 

日テレが早い段階で毅然と調査委員会の設置を発表、すぐに結果を報告までしていたらプロデューサーや脚本家への攻撃は激化しなかったのでは。

 

 

もっと言えば、脚本家がSNSで原作者への不満を書いたときにすぐ対応していれば、芦原さんが亡くなることもなかったのでは。

 

 

また、この定例会見では、「できあがった作品の二次利用などについては契約を結ぶが、ドラマ制作の詳細について契約書は存在しない」。制作過程や著作者人格権に関わる契約については、「作品ごとにはない。法律に基づいた枠組みでの了解は当然あるが、約束事を文書で取り交わしているわけではない」と、これが一般的なことであることも明かしています。

 

 

ただ契約がどうのこうの以前の話で、北村弁護士も解説しているように、原作者の著作者人格権における「同一性保持」の権利が最優先であるというのはゆるぎない事実です。

 

 

つまり芦原さんの「原作に忠実に」という希望は当然叶えられるべきものだった、ということです。

 

 

これを踏まえて、日テレはどういう報告をするのでしょうか。

 

 

日テレが本気で調査に取り組むとは思えない理由

 

26日の定例会見では、4月放送予定だったドラマ「たーたん」が放送中止になったことについて、“起きてしまった事案を前提として、目の前の作品をどうするかという検討した結果、企画を変えるという決心に至った”と説明しています。

 

 

その代わりとして別ドラマを制作予定であると明かしていたのですが…

 

 

[以下引用]

「制作中止は賢明な判断ではありますが、4月期ドラマの放送開始まで1か月強しか時間は残されていません。その状況下で、1からドラマ制作に取り掛かるなどほぼ不可能。過去のドラマの再放送やバラエティ番組などで穴埋めするのかと思っていましたが……。いったいどんな手を使って放送にこぎつけるつもりなんでしょうか」(制作会社関係者)

 

『たーたん』に代わる新ドラマについて、「すでにキャストは決まっている」と声を潜めるのは日本テレビ関係者。 「『たーたん』でキャスティングされていた出演者の方々に、引き続き新ドラマのほうに出てもらうことで決まっているそうですよ。スタッフの方々やプロデューサーなど、制作チームにも変更はありません。中止になった作品のキャスティングを、別作品に鞍替えするという異例の対応ではありますが、プロデューサーチームによる説明の結果、納得して頂けたということでしょう」 『たーたん』と同じキャスト、スタッフでドラマを制作するという急転直下の決定。日本テレビに事実確認を求めたところ、 「番組制作過程の詳細に関してはお答えしておりません」

[週刊女性プライム]

 

キャストがそのまま継続、というのはわかります。

 

 

でもなぜスタッフも?

 

 

「たーたん」があり得ないと言われた第一の理由は、小学館の漫画を「セクシー田中さん」プロデューサーが実写化、という部分です。

 

 

「たーたん」を下げたらプロデューサーはOKだという判断だったのでしょうか。

 

 

問題の三上さんという方はチーフプロデューサーであり、実際どういう役割を果たしていたのか社外の人には伝わりません。

 

 

だからこそ、渦中の、よくよく話を聞かなければいけないプロデューサーを、なぜ1か月ちょっとで準備しなければいけない新ドラマのプロデューサーに起用したのかが疑問です。

 

 

たとえ、三上さんがとりまとめだけで芦原さんの件についてはたいして知ってることがないんだとしても、「チーフ」プロデューサーであった以上責任をとるべきなのに、ふつうに仕事をしている、それがもうズレているように思うのですが…

 

 

◆ここまで読んで頂きありがとうございます◆

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