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今月末に裁判が始まる松本人志さんの性加害問題について、文芸春秋の総局長であり、元週刊文春の編集長だった新谷学さんが「刑事事件として立件するのは不可能」と明言しました。

 

その結果、文春への逆風が大きくなっています。

 

 

 

 

目次

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文芸春秋総局長新谷学氏が刑事事件は無理と言った理由

 

[以下引用]

新谷氏は番組内で、松本からの被害を訴えた女性・A子さんに警察への相談を促したかを問われ「『何で被害を受けたのなら、警察に行かないで週刊誌に行ったんだ』という方がいますけど、これを刑事事件として立件するのははっきり言って不可能だと思うんですよ」と回答。その理由を「彼女の証言だけで、客観的なそれを裏付ける証拠もないわけですよね。それで被害届を出して警察で事件にできるかと言うと、不可能」と話した。  

 

さらに、警察の幹部クラスと話したことも明かし、「『うちのこの記事に書いてるこれ、事件化できますか?』って聞いてみましたが、『100%無理ですよ。絶対ならないよ』って、やっぱり言われてしまうんですよ」とも明らかに。「刑事事件として立件しようと思うと、本当に強制したと、合意じゃないのに無理やりやったということを裏付けるような客観的な証拠、音声なのか、写真なのか、しかも性行為をされてしまったということを裏付けるような証拠が必要なわけで、それをそろえるというのは基本的には非常に難しい」と主張した。  

 

一方で、週刊文春で報じた事情については「事件にはなかなかしづらいけれど、われわれからしてみると、警察に事件にすることができないならば、彼女は泣き寝入りしなければいけないのか?と言えば、そのことはないよなと思っていて」とコメント。「われわれは捜査機関でもなんでもありませんから、警察と同じような、条件が全て整わなければ記事にならないわけではないので」と、掲載に踏み切った経緯も口にした。

[デイリースポーツ]

 

文芸春秋総局長の新谷さんというと、以前は文春の編集長もやっていた方ですね。

 

 

客観的証拠がない、刑事告訴は無理。

 

 

それはそうですよね。だって、客観的な証拠というと、記事にあるように、音声や写真などだったり、医師の診断書などでしょうが、まず事前に携帯は取り上げられていたわけですからね。

 

 

また、直後に医師の診断書はかなりハードルが高いのは周知のことです。

 

 

A子さんは弁護士に相談して文春に話したわけですから、弁護士も警察ではムリだと判断したわけです。

 

 

ただこれを言い切ったことで、一部ネットでは

 

 

「文春とA子を切り捨ててる」

「私刑目的か」

「それらしい奴がそれらしいこと言うてきたので記事にしましたってこと?」

「名誉棄損の裁判に負けたとしても数百万円とたかをくくっているからできること」

「客観的証拠がなくても報じていいっていう判断が怖い」

「誤報だったらその人の人生狂わせるって考えないのかな?」

「敗訴に向けて言い訳始めてる」

 

 

等々、非難の声があがっています。

 

 

このところ、文春やりすぎ、思いあがってるといった声も上がっていましたし、ちょうど報じられた飲み会に参加した女性が実名(霜月るなさん)を明かして記事には嘘がたくさんあると告発したタイミングです。

 

 

そのため、新谷さんの「客観的証拠はない」という発言は、さらにそれに燃料を投下した形になっています。

 

 

文芸春秋は本当に文春とA子さんを切り捨てたのでしょうか。

 

 

第一告発者文春のA子さんの事情

 

結論としては、動画を見ればまったくそういうことではありません。

 

 

以下は松本さんが5億5千万円を求めて訴訟を起こしたとき、文春が公開したのが3年半前から取材を始めたというA子さんへのインタビュー記事ですが、動画でもこの女性の覚悟があったから、と明かしていました。

 

 

[以下引用]

前述した通り、小誌がA子さんと初めて接触したのは三年半程前。当時、なぜ小誌の取材に応じたのか。その理由を改めて聞いた。

 

「松本さんから一五年の冬に性被害を受けて以来、私は自分を責め、何度も忘れようと努力してきました。でも、未だ毎晩のように思い出してしまうんです」

 

そんなときA子さんの目に飛び込んできたのが、二〇年六月に小誌が報じた「アンジャッシュ」渡部建の“テイクアウト不倫”のニュースだったという。

 

「これで世間から糾弾されるなら、私が松本さんから受けた行為はもっと問題じゃないか……」

 

A子さんの心の中で、今まで以上の怒りが湧き上がった。

 

「様々な人に相談するうちに『私が被害を公にしなければ、さらなる被害者が増え続けてしまう』と思うようになりました。それで、知人の弁護士先生から文春の記者さんを紹介してもらったのです」

 

つまり、A子さんの告発は、長い年月を経た上で醸成された覚悟のもとに行われていたのである

[週刊文春]

 

加えて、ジャニーズの性加害問題が大々的に報じられ、何年前のことでも一人で抱えなくていいんだとわかったということも、A子さんの覚悟を固めたといいます。

 

 

こういう気持ちを汲むために、客観的証拠はないけれど、それを補えたと言えるだけの取材を行い、文春は報じた、ということでした。

 

 

該当の動画で、新谷さんはメディアは弱者の立場に立つべきであるという前提でいるという話をしているときに、今、弱者と強者が入れ替わってるんじゃないか、という指摘がありました。

 

 

例えばジャニーズの性加害問題を考えても、強者はジャニーズであり、文春が裁判で勝ったところで世間には届かない、というものがありました。

 

 

しかし今はSNSの発達で文春が報じれば報じられた芸能人は社会的に葬られてしまうというようにバランスが変わっています。

 

 

文春もそれは理解しており、それを踏まえた取材の仕方を模索中で、まずは全ての取材経緯を世間に公開できるということを指針にしているとも話していました。

 

 

もちろん相手方にも同じくらい長時間をかけて取材したいが、看板タレントの大ピンチに吉本がまともに対応していないことも明かしています。

 

 

文春の質問状の回答期限は27時間と正直短いですが、否定どころか「確認するから時間をくれ」すらも言っておらず、毎回「期限までに回答がなかった」を回答にしてと連絡があったそう。

 

 

つまり、吉本は少なくとも誌面で闘う気はゼロだったんですね。

 

 

相手の土俵に上がっても勝てないという判断もあったのかもしれませんが…

 

 

ネットでは、霜月るなさんのポストに続き、松本さんの飲み会に参加したことがある人の知人が飲み会の様子は健全だったと話す動画が拡散されています。

 

 

確かに一般人にも拡散力ができて、いろいろと変化がありますよね。

 

 

霜月さんの話した内容はしっかり検証して文春が間違っていたならそう公表してほしいです。

 

 

 

決定的矛盾あり!霜月るなの新証言と松本人志文春報道記事との相違点

 

動画は長いですが興味深いものでした。

 

 

 

 

ただ、結局のところ、A子さんのような状況の人が、時効など関係なく頼ることができる公的機関がない、というのが問題なのかなと思いました。

 

◆ここまで読んで頂きありがとうございます◆

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