日テレ日曜22時半から放送されている間宮祥太朗さん主演のドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』の原作者・メーブ氏が第7話の内容に苦言を呈しました。

 

 

その結果、原作者が脚本を知らずにドラマ化されていることが明らかになりました。

 



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アクマゲーム原作者メーブ氏の苦言




「ううーん…ちょっと流石に不明なこと、はっきりしないことが増えすぎて、7話は楽しめなかった…」





「結局このトーナメントは何のためにやっているの? 優勝したらどうなるの? 逆に優勝できなかった人はどうなるの? そのあたりがはっきりしないから、どんな気持ちで勝負を見守ったらいいのかわからない。命懸けなのに、1回戦で負けた人もみんな平気な顔してるし、みんな何考えてるの?」





「今回のゲーム…とうとう何を賭けるのかも言わなくなっちゃったね…勝っても負けてもどうなるかわかんなくて、『?』状態で見ることに…」

「伊達と初は会ったばかりで信頼関係もまだないのに、『伊達は自分の命は諦めて初に協力しないと成立しないチーム戦』っておかしいよ」

「あと、伊達さんはどうして悪魔の能力を使えたの? 1回戦で初に負けて悪魔の鍵は失ったよね? ドラマ版は、自分で悪魔の鍵を使った時に能力がもらえる設定じゃなかった?」

「漫画と設定を変えてもいいんだけど、それで矛盾が発生して、その矛盾がキャラの心情すらもわからなくさせてしまっている気がします」




 

ムーブ氏のポスト




『アクマゲーム』のストーリーを知らなくてもメーブ氏のこのポストを見ただけで、辻褄合ってないなあとわかります。

 




『アクマゲーム』視聴率なんと2.9%




このガチャガチャ加減、深夜ドラマなのかと思いきや、日テレ日曜22時半の枠です。

放送済みの第7話までの平均世帯視聴率はこちら。

第1話:5.7%
第2話:3.7%
第3話:3.7%
第4話:3.3%
第5話:3.5%
第6話:3.5%
第7話:2.9%

…視聴率まで深夜ドラマみたいですね。

 

 

第1話はキャストや作品への期待値で、2話以降はその結果、と言われていることを考えると、ムーブ氏の指摘通り、内容がいまいちなんだろうなというのがわかります。

 

 

ネットの実況もどんどん盛り下がっていますし。

 

 




放送前は改変に前向きだったメーブ氏




『アクマゲーム』は『セクシー田中さん』と同じ日テレの日曜22時半枠、さらに漫画原作の実写化ということで、放送前は丁寧に扱われていた感があります。

 

 

※ただし講談社。



 

 



『アクマゲーム』の放送が公式発表されたのが1月上旬で、芦原妃名子さんが亡くなったのが1月29日。


その後原作者無視の実写化が大きな問題になっていたために、同じことが繰り返されているんじゃないかという視聴者の警戒に応えていたんだと思います。

 

 

たとえば、主人公の年齢が高校生から27歳に変更、という、よくある設定の変更がありました。

 

 

原作では高校生にして日本有数の財閥のトップ、ということで主人公の優秀さを示していたのですが、日テレは設定の変更をリアリティを求めるためと説明。

 

 

また、「1番映像化に向けてベストな方法を選んでいただきたいという先生の言葉もいただいたので」と説明し、原作者のメーブ氏が了解していることを明示し、その他、悪魔の鍵の扱いが原作と違うことなども、「原作者が納得してるなら」と視聴者は理解したと思います。

また、メーブ氏もXでたびたび実写化について言及しており、まとめれば、

 

・随分前に終了した漫画を実写化してもらうことを喜んでいる

・タイトルさえ残してくれればよい

 

 

といったおおらかな反応で、年齢が10歳上がることについても、「照朝おまえ10年後には間宮祥太朗になるんだな」という漫画を描いて、メーブ氏自身は特に不満に思っていないことを示すなど、かなり協力的でした。

 

 

テレビを入り口に原作や他の作品にも興味を持ってもらいたい、という気持ちがあるようです。

 

そんなメーブ氏でも、ここまでストーリーが整合性が取れていないと一言いいたくなっちゃいますよね。。

 

 




『セクシー田中さん』の調査結果はウヤムヤ中




『セクシー田中さん』は完結していない漫画だったため、実写化にあたり芦原妃名子さんは数々の制限をもうけ、それが守れるなら、ということで実写化を了承したといいます。

 

 

しかし仕上がってくるのはその約束を守っていない脚本ばかり。

 

 

芦原妃名子さんは何度も脚本の書き直しを求めたといいます。

 

 

最終的に漫画が触れていない部分が納得のいく仕上がりにならなかったため、事前の約束通り芦原妃名子さんが書き上げたものの、相沢友子さんが突然原作者がわがままをいった、といった投稿をし、芦原妃名子さんがそれに対するアンサーとしてこういった裏事情を投稿、ネットが大炎上しました。

 

 

その後、芦原妃名子さんは自ら命を断ってしまいました。

 

 

そして相沢友子さんはそんな話を聞いていなかったと弁明したため、日テレの責任が問われることになり、調査し報告することを発表したわけです。

 

 

その期限は当初GW明け早々でしたが、4月末に少し遅れると発表があり、もうすぐ5月も終わりそうな今日このごろ。

 

 

日テレにとってとても大事な『24時間テレビ』のことを考えると、ウヤムヤにしたところで、また先延ばしにしたところでいいことはありません。

 

 

日テレによると過去の他の作品についても聞き取りを行っているということですが、それよりなにより、現在放送中の『アクマゲーム』ですよね。

 

 

メーブ氏によると2年前から実写化の話があったということで、準備には十分時間があったと思うのにこの不出来。

 

 

いろんな意味で実力不足なのではないでしょうか。