軽い心筋梗塞で降板した天海祐希さんの代役として、わずかな稽古期間で舞台に立ち見事演じ上げた宮沢りえさん。

終演後は観客からスタンディングオベーションで迎えられたということですが、ここに至るまでには、あくまで天海祐希さん主演で、と望む共演俳優や、体調悪化の責任を感じる三谷幸喜さんなど、悲喜交交、様々な人間ドラマがあったとか…

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<以下引用>

ヒロインの天海が軽度の心筋梗塞で降板を発表したのは今月8日。りえの元に代役の話がもたらされたのは6日だった。

「野田さん直々のご指名だったそうです。ただ、稽古時間もわずかだし、さすがのりえさんも即答できなかったそうですが、野田さんに『これで結果を出したら、君はトップ女優になる!』と口説かれ、代役を引き受けたそうです」とは舞台関係者。

そこから3日間あまり、昼夜問わず稽古に明け暮れた。台本も〝りえ仕様〟に変更。背の高い天海に向かって野田が「でかっ!」というところを、身長差のないりえに対しては「そんな上半身の見える服着やがって」に変わった。

こうして迎えた代役初日。りえはそつなく〝任務〟をこなし、株を上げた。観劇した50代女性も「セリフが飛ぶこともなかったし、楽しく見ることができました」と絶賛する。

「実は当日まですべてのセリフを覚えられず、カンペや、女優のうしろでセリフを教える〝黒子〟も用意させていたそうです。しかし、彼女はそれを拒否。この女優魂には共演者も感心していた」(芸能プロ関係者)

<東スポ>



公演は今アドリブもきいたとてもおもしろいものだったようです。

つくづく思うのは、りえさん、いい女優さんになったんですね。

三井のリハウスのCMで転校生の「白鳥麗子」で注目を集め、次々とドラマや映画に出演したり歌手としての活動もしていましたが、どうも演技も歌もいまいちだったと記憶しています。

そんな中、あの「ふんどしカレンダー」や写真集「Santa Fe」で上り詰め、当時の貴花田関との婚約・破局で激ヤセし、一時期表舞台に出なくなったものの、徐々に女優業を再開し、気づけば今のような女優さんになっていました。

 貴花田と宮沢りえの破局の真相!

今回の成功で、女優としての地位がしっかりしたものになったのはとても喜ばしいことです。

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一方で、天海さんは…。

<以下引用>

そんなりえに「迷惑をかけた、申し訳ない」と思いつつも、複雑な気持ちを抱いていてもおかしくないのが、病床の天海だ。

そもそも「代役を立てる」となった際には、一部から異論も飛び出したという。関係者の話。

「ある共演俳優は『代役を立てたら天海がかわいそうだ』という意見で、無理に公演を続けるより、一旦中止して、彼女の復帰後に振り替え公演を行うべきと周囲にこぼしていた。代役にりえさんと決まったときも『ああ~』って嘆いていた。連日稽古していた天海さんがふびんだったのでしょう

脚本を担当した三谷幸喜(51)も休憩時間なし、2時間超ノンストップの自分の脚本が天海の症状を悪化させたと思い、近い人には「僕のせいで…」と吐露。天海に対する罪滅ぼしなのか、当初は代役を立てることに必ずしも賛成ではなかったという。

「天海さんも『最後までやらせて下さい!』と懇願。結局、周囲の説得で入院することになりましたが、病気よりも舞台に穴を開けてしまった罪悪感から相当参っているようです。役者仲間から届く激励メッセージも本人ではなく、事務所スタッフが代わりに受けているそうです」とは前出の芸能プロ関係者。症状こそ重いものではなかったが、天海にとっては心理的ダメージの残る舞台になったかもしれない。

<東スポ>



心筋梗塞というと、喫煙や肥満など生活習慣病との関連が知られていますが、過度のストレスが引き金になることも多いということで、スリムな天海さんの場合、ストレスが原因なのではとも言われています。

この大きな一因としてあげられているのが、先月放送されたフジの主演ドラマ『女信長』の大コケです。視聴率20%を目標に数億円かけて制作したのに、2日とも視聴率は一桁台でした。

 フジテレビ『女信長』まさかの大惨敗!数億円の制作費で視聴率が一桁台!

<以下引用>

「天海さんはすごく責任感が強い人。もちろん主演1人の責任ではないが、かなり落ち込んでいた。それもストレスになったのでは?」と芸能プロ関係者も同情しきりだ。

 また同ドラマの撮影中に、共演者の伊勢谷友介(36)と長澤まさみ(25)の交際が始まった。

「放送の約1週間前、ドラマの記者会見を行ったんですが、その時には既に交際が発覚していて、集まった報道陣の興味はそれのみ。ドラマをPRしようとしていた天海さんはかわいそうでしたよ」(フジ関係者)

<東スポ>



伊勢谷さんと長澤さんの熱愛は、その発覚のタイミングからして番宣では、と言われていましたが、結局その熱愛報道のせいで、主役の天海さんからすると思うようなPRができなかった、ということのようです。

天海さんが菅野美穂さんと共演していた『結婚しない』(フジテレビ系)は、内容の評判に反して平均視聴率11.8%と振るわず。

その前の『カエルの王女さま』に至っては9.1%でしたし、プレッシャーやストレスを感じていたとしても無理ないかも。

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さらに、事務所の「稼げ稼げ」のプレッシャーもあったとか。

天海さんは、2003年に現事務所・研音に移籍しました。

研音といえば、唐沢寿明さんや反町隆史さん、竹野内豊さん、菅野美穂さんなどが所属する大手事務所ですが、天海さんが『女王の教室』や『BOSS』などで高視聴率を獲得してからは、すっかり事務所の稼ぎ頭となりました。

その結果、天海さんは心身ともに休養するヒマがなかったようです。

<以下引用>

「研音は現在、創業者のジュニアが社長をつとめているが、タレントへの温情が深かった前社長と違ってビジネスにはかなりシビアで、タレントごとに年間の売り上げノルマを掲げ、達成できなけれどんどんリストラしている。さすがに、天海クラスになればノルマなどないが、『稼げ、稼げ!』と幹部が煽るだけに、天海もついつい意地を張ってどんどん仕事を入れる。プライベートでは、このところ浮いたうわさがまったくないだけに、まったくストレスを解消する時間がなかった」(芸能プロ関係者)

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タレントにノルマって、すごいですね…。

天海さんは人柄もよく人望もありますし、独立するのもひとつの手かとは思いますが…研音、面倒くさい感じですね。

いずれにしろ、軽い状態で治療ができてなによりです。

ゆっくり治療に専念してほしいです。

※追記※

<以下引用>

三谷さんも、13日のめざましテレビ(フジ)に寄せたコメントで、宮沢さんのがんばりはいくら賞賛して足りないと前置きしつつ、こう強調している。

「天海さんが1ヶ月の稽古で作り上げたものを 宮沢さんが2日でやってのけたわけではありません。

宮沢さんの負担を減らすために台本を書き換えました。

出番を減らしセリフを削りました。

つまり新しい台本を作ったのです。

宮沢さんが2日で舞台に立てた陰には、その新しい台本で深夜まで稽古をしたキャストとスタッフの努力があることも忘れないでほしい」

<J-CASTニュース>



これは、天海さんはもとより共演者やスタッフへの気遣いなんでしょうね。

頑張ったりえさんが絶賛されるのは当然ですが、りえさんにばかり評価が集中していますし。

実際、りえさんとの共演シーンが多かった山本耕史さんは、三日三晩ほぼ不眠で乗り切ったんだそうです。

ひらめき宮沢りえのデキ婚

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※水嶋ヒロさんも研音でした。

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