多部未華子さんは現在放送中のドラマ『浪花少年探偵団』に出演していますが、これまでの平均視聴率は6.65%と月曜20時のドラマにしてはかなりキツイ成績。

にもかかわらず、打ち切りどころか12話まで放送されることが決まっているという、その理由は…

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※東野圭吾さんの初期の作品です

浪花少年探偵団 (講談社文庫) [文庫] / 東野 圭吾 (著); 講談社 (刊)

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テレビ局にとってスポンサーは大事だというのは当然ですが、特に気を遣うのが1社提供の番組だといいます。

<以下引用>

「不祥事があった枠の次の番組企画で、スポンサーからは『数字(視聴率)よりもイメージを重視してくれ』とお達しが出たことがありました」

つまりは、きわどい内容になりがちな「お笑い系」などでなく、イメージのよい感動話などを取り上げるように、ということだ。

<週刊朝日>



思い出したのが、フジで日曜9時に放送していた『発掘!あるある大辞典』です。

以前からデータの信憑性など疑惑はありましたが、打ち切りのきっかけは、納豆によるダイエット効果を取り上げた際に、実際には血液検査をしていないのに虚偽のデータを発表していたことでした。

※それ以前に番組内の実験は無意味と指摘していた本

また、「あるある」にダマされた。 [単行本] / 鷺 一雄 (著); 三才ブックス (刊)

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これをきっかけに、1979年以来一社提供でスポンサーをしてきた花王が2007年1月にスポンサーを降板し、『あるある』も終了、謝罪番組を放送した際にはスポンサーがつかずCMなしで番組が放送されるほどの異常事態でした。

間に複数提供の番組を挟んで、2008年10月に花王の一社提供が再開した際に放送されたのは、タモリさんが司会をしていた『エチカの鏡〜ココロにキクTV〜』。

まさしく「感動を扱った番組」でした。

『エチカの鏡』は2年続きましたが視聴率低迷のため終了。現在は「ドラマチックサンデー」としてドラマ枠となっていますが、明らかに狙って起用した芦田愛菜ちゃんのドラマ『ビューティフルレイン』も不調です。ここにも1社提供のしわ寄せがあるとか。

<以下引用>

「日曜9時の枠は、愛菜ちゃん主演の『マルモのおきて』が予想外のヒットでしたが、その後は打ち切りのドラマもあった。起死回生を狙って再び愛菜ちゃんに頼ったが、さすがに露出過多で、泣かせ系のストーリーも食傷気味だったのでしょう。1社提供はスポンサーの意向も入りやすく、かつての成功例を追いかけたり、円く毒のない作品になりがち。大人の都合で同じような役をやらされて“1ケタ”の烙印を押された愛菜ちゃんは、ある意味気の毒ですよ」(フジ関係者)

<週刊朝日>



『ビューティフルレイン』は5話のうち3話が1ケタで、平均視聴率は10.92%です。

ひらめきビューティフルレインの撮影現場が

放送前から意気消沈の理由…→ reading

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週刊女性で今井舞さんが、「芦田愛菜にはいい子をやらせずに、もっとわがままだったり、ひねくれた子をやらせたらいい」とコメントしていました。たしかに演技力に定評のある愛菜ちゃんが同じような役しかやらないのはもったいないです。

が、それをスポンサーが求めているなら制作側は応えるしかないんですね。

※となると、フジデモ後のこのドラマもスポンサー・花王の意向?

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そして今クール放送中の多部未華子さん主演『浪花少年探偵団』も、スポンサー様の要求に応じたところちょっと困った事態になっています。

<以下引用>

「撮影現場に来たスポンサー関係者が『これはおもしろい』と絶賛。1話増やそうと提案して放送前に全12話に“延長”が決まり、撮影も済ませたんです」(ドラマ関係者)

近年の連ドラは全10話か11話が主流。あのキムタク主演の「南極大陸」でさえ全10話だったのだが…。

「蓋を開けると、スポンサーと視聴者とでは反応は違ったようで、視聴率はまさかの1ケタ台。スポンサー社内でも非難する声が出ているようで、当の太鼓判を押した関係者は形見の狭い思いをしているとか。これではスポンサーが枠から撤退するのではないかと局もヒヤヒヤですよ」(同前)

<週刊朝日>



『浪花少年探偵団』はパナソニックの1社提供です。

5話までの平均が6.65%ですからもう打ち切りたいくらいなんでしょうけど、スポンサーの一声で12話まで撮ってしまっているからにはその決断も難しいでしょうね^^;

ドラマがつまらない理由の一端が分かった気がします。

そもそも、企業は広告を見ての購買力が高いF1層と呼ばれる20歳から34歳の女性向けの番組に広告を出したがるため、その世代向けの番組作りが多いんだとか。

だから『ヒルナンデス』は評価高い、という話がありました。

 ヒルナンデスが低視聴率でも打ち切りにならない理由とは。

結局お金を出すほうが強いんですねー。

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