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EXITの兼近大樹さんが2011年に逮捕されていた件を週刊文春が報じた件につき、所属事務所である吉本興業が抗議し、民事・刑事上の法的措置についても検討していることを明かしました。
また、兼近さんは改めて謝罪文を発表も、受け入れられる傾向はなく…
兼近大樹の逮捕歴と犯罪歴1:売春斡旋
週刊文春は本日発売号で兼近大樹さんが関わった2つの事件について報じています。
ひとつが先出し記事にあった売春斡旋です。
本誌によると、兼近さんは18歳くらいの頃、すすきので働いており、2011年11月、北海道警厚別署に売春防止法違反容疑で逮捕されています。
直接の容疑が19歳の女子高生(と書いてある)に出会い系サイトで会った男性相手にいかがわしい行為をさせ1万5000円を受け取らせたというもので、女性によると100人くらいと関係したとのこと。
兼近さんは全面的に罪を認め10万円の罰金を払って釈放されたそうです。
これについて週刊文春に直撃された兼近さんは爽やかに罪を認め、「正直いつか絶対バレることなんで」と嬉しそうでさえありました。
具体的に兼近さんがやっていたのは「なにか事件が起きたときに助けに行ってあげる」用心棒的な役割で送迎などをしており、女の子がもらったお金をちょっともらっていたとのこと。
[以下引用]
「夜になったら女の子たちから連絡がきて『送ってくれない?』とか。その子たちは、もともと暴力団のしのぎで(援助交際を)始めたんですよね。でも、そういうところでやってると、上が暴力団なんで無茶苦茶なことされるらしいんですよね。いきなりお金くれないとか。そういう子たちが徐々に集まって20〜30人僕に連絡してくるようになって、どデカくなっちゃったんですよ。大元といえば大元なんじゃないですか」
[週刊文春]
つまり、直接の容疑は19歳の女子高生に関するものでしたが、実際には20~30人のそれで稼ぎたい女性たちが、言ってみれば兼近さんを頼ってお願いしていたこと、ということなんでしょうか。
これだといわゆる斡旋というイメージではないような気もしますが、逮捕され有罪になっているわけですから、そういう類の犯罪ではあります。
当時の新聞記事でも「周旋」とあり、これは「仲に立って取り持ちをすること」ですから、ただの用心棒という判断ではなかったのでしょう。
きっかけは15、6歳くらいからの女友達で、兼近さんによると兼近さんの周囲ではそういう状況が当たり前だったと、だから逮捕されて初めてダメなんだと、法律の大切さを知ったんだとか。
※兼近さんが勾留中に読んで外れている道を走ってることに気づいた本
兼近大樹の逮捕歴と犯罪歴2:金庫強盗と100万詐欺
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文春によると、兼近さんは上記事件から釈放後もすすきので働き、翌年4月に金庫強盗の犯人グループの一員としても逮捕されているといいます。
[以下引用]
すすきのの飲食業界を震撼させる事件が起きたのは、2012年4月22日未明のことである。人気ホスト・A氏の自宅マンションから現金一千万円が入った金庫が忽然と消えたのだ。北海道警は窃盗事件として捜査を開始。約四カ月後、事件は急展開を迎えた。
「北海道警は同年8月2日、男4人の逮捕を発表しました。彼らは被害者宅に多額の現金が保管されていると知人から聞き出し、住民を装って業者を呼んで解錠させたと供述。
警察発表によると、4人は『見張り役など役割を分担した』と容疑を認め、現金の一部を高級外車の購入費や飲食店の開業資金に充てていたと話していた。実は、犯行メンバーとして逮捕されたのが、兼近と『B』のオーナーだったのです」(前出・地元紙記者)[週刊文春]
文春には直接兼近さんから事件の真相を聞いたという飲食店関係者が、兼近さんが「俺だけ逃げ切った」と話していたこと、しばらくしてから「店を辞めて東京で芸人になる」「でも、東京に行く金がないんです」「自殺するって言って(女性客から)100万円くらい取っちゃおうと思うんですが、どうでしょうかね」なんて話をしていたと明かしています。
つまり、金庫強盗で逮捕され女性から100万円騙し取るという犯罪も犯していたと。
これが事実ならとんでもないですが、文春の直撃に対し、兼近さんは売春斡旋は爽やかに認めたのにこれらは否定しています。
兼近さんによると、店のオーナーらが窃盗事件を計画し実行。被害金が従業員の給料の原資になっている可能性があり、従業員全員が共犯の疑いで事情聴取されたものの、10日間の勾留の末に嫌疑が晴れ、釈放されたと。
ただしそこには疑問が。
[以下引用]
北海道警広報課の担当者は次のように指摘する。
「一般論として、逮捕後に検察官が裁判所に対して勾留請求を行い、勾留の手続きをするわけです。逮捕されず勾留するというのは聞いたことがない」
[週刊文春]
兼近さんは「逮捕されていない」といい、警察の人は「逮捕されずに勾留はない」といい。
用心棒と周旋に続き、この食い違いは気になりますが、少なくともその金庫強盗の一員だったなら、少女の斡旋事件もありますし、10日の勾留で釈放、ということはありえないので、やはり金庫強盗には関係なかったのでしょう。
そしてもう一つの100万円詐取の件も、「全然、嘘です! その技術があったら、もっと楽して生きてます」と否定。
ただ、この金庫強盗事件を機に、兼近さんは北海道を出て芸人になったのは事実です。
[以下引用]
「そうです。(勾留先から)出てきて警察の人から『関係している人たちが全員悪い人だから』と。僕の当時一緒に育ってきたまわりが反社というか、不良グループだったんで。当時付き合っていた小学校からの同級生とかがみんなそっち(不良)だったんで、それで(東京に)飛んできたんですよ。僕は死んだことにして全員切って、こっち(東京)に来ました。警察の人が『全員切って、東京行け!』って」
[週刊文春]
24時間テレビのヤラセコーナーで、元カノが「芸人になる前兼近は死んだと噂があった」というのはこういうわけだったんですね。
吉本興業が週刊文春の発行元に対し抗議、訴訟の構え
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兼近さんは「正直いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて。絶対に誰か気付くんで、それが今、文春さんが知ってくれたということで正直嬉しかったです。『やっと、今、言えるんだ』って! 吉本からは『誰にも言うな』『絶対ダメ』って言われて」と、自分の過去の暗部がさらされたことに、逆にスッキリしたと話しています。
しかし、吉本興業は法的措置も辞さない構えを見せています。
[以下引用]
弊社所属タレントに限らず、ある者が刑事事件につき被疑者となり又は有罪判決を受けたという事実は、その名誉又は信用に直接関わる事項として、プライバシー権・名誉権による憲法上の保護を受けることが裁判例上確立しています。そして、その者が有罪判決を受けた後は、更生し、社会に復帰することが期待されているところ、公益を図る目的なしに前科に係る事実を実名で報道することは、不法行為を構成し得る行為とされております。しかも、当該刑事処分が未成年の時点での犯行に対するものである場合には、成人後に犯した犯罪に対する刑事処分よりもその報道について一層の留意が必要であると考えられます。仮に、未成年時の前科に係る事実を、その事件から長期間経過した後に、正当な理由なく軽々に実名で報道することが許されるとすれば、未成年の者についてその後の更生の機会を奪ってしまうことになりかねず、社会全体として非常に危惧すべき問題であることは明白です。…続きは吉本興業HPへ
[吉本興業]
これはとても難しい問題ですね。ぜひ訴訟して司法の判断を仰ぎたいものです。
ただ、未成年を主張していますが、直接逮捕された少女の事件は2011年4月ですが、兼近さんは1991年5月生まれですからその直後20歳になっており、逮捕されたのはその年の11月で、100人という人数や他に20~30人の女性の面倒を見ていたことを考えると、未成年を主張するのもどうかと…
当時、しっかり新聞でも「兼近大樹容疑者(20)」と報じていますしね。
微妙なのが、兼近さんのコメントどおりなら兼近さんは積極的に客に女性を斡旋していたというよりは、客は女性が見つけてきており、トラブルがあった時にのみ出番があったらしいこと。
それも組織的にやっていたなら歯車の一部で同罪ですが、個人でその部分のみ請け負っていたなら、とも思いましたが、逮捕され有罪になったからにはやっぱり同罪だと思われます。
兼近大樹、改めて謝罪文発表
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そんな中、兼近さんは改めて謝罪文を発表しました。
「被害者がいなかった」「未成年時の事件」「周囲の環境」色々ツッコミポイントはあります。
兼近さんの説明通りなら自分の意思でやっていた子の用心棒をしていただけ、という気持ちなんでしょうね。しかし恨まない、感謝、といいつつ、やっぱりちょっと恨み節が見えます。
色んな環境で育つ人がいるんだなと、改めて思いますが、何しろ犯罪の内容が…。
親のあり方や教育など、周囲の大人の問題もあるんだと思いますが、いずれにしても、兼近さんは今後芸能界では難しいのでは。
「本当の話を別媒体で必ずしたい」というのが実現し、その方法や内容によってはまだ可能性があるかもしれませんけど、既に起用NGになったという話もありますし、芸能人はイメージ命で、この系統の犯罪は過去だろうが厳しいです。
育った環境が劣悪で、これが当然の世界で生きてきて犯罪を犯してしまったけど、更生を誓い頑張っていたのに8年前の事件で終了、というのは、なんとも切なくはありますが、現実に兼近さんを見ても笑えないですからね。
芸人なのに笑えないのは、やはり致命的です。
◆文春の記者って大したことないな、しどろもどろじゃないか
という動画→ geinou ranking geinou reading
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◆ここまで読んで頂きありがとうございます◆
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