西野カナさんが『関ジャム 完全燃SHOW』に出演した際、自身の作詞法を大公開したところ、その手法が賛否両論となっています。
マーケティングを元に作詞していた西野カナ
[以下引用]
西野はまず、“企画書”として楽曲のコンセプトや設定を考えだした後、一旦自身で詞を書きだすと告白。その後はアンケートや友人への取材を行い、多かった回答や自分の意見を交えながら歌詞に落とし込む“マーケティングリサーチ”手法を採っていると明かしていった。統計や聞き込みといった大掛かりな作詞法に、ネット上では驚きの声が続出。しかし一方で、
《ネタ集めてるだけやん》
《そりゃ多かった回答使えば共感を得られるわな》
《何か薄っぺらい歌詞だと思ったら自分の経験じゃなかったのかよ…》
《「トリセツ」を「私のための歌」って言ってる子がめちゃくちゃ多い理由が分かった》
《共感性のために多かった回答を利用するって、要はウケだけを狙った産業音楽なのね》
《アーティストなら人がどう思うかより自分の伝えたいことを詞に載せようよ》
などといった声も目立ち、楽曲同様に“賛否両論”を巻き起こす事態となっている。[まいじつ]
つまり、大ヒット曲『トリセツ』の歌詞も、ネットに転がる言葉を集めて作ったということですよね。
アーティストに対して作家性やクリエイティビティを求めている人にとっては、ヒットが目的のマーケティングによる作詞はがっかりするかもしれません。
その人が伝えたいことを文字にしてほしいという気持ちもわかります。
それが受け入れられるかどうかも含めての才能というのもあるでしょうし。
西野カナの人生経験を考えれば致し方ない話
西野カナさん自身、デビューまで作詞したことはなかったそうですが、「自ら歌う以上、自分の想いを伝えたいし、そうすることで”西野カナ自身のことを知ってもらえる”」と思い、自ら詞を書くようになったと明かしており、それがマーケティングの上だったとなるとアレ?となりますよね。
ただ、現在29歳の西野カナさんのデビューは10年前。
16歳のときに女優オーディションだったにも関わらず歌声が見出され、高校3年間は歌手デビューの準備期間としてボイストレーニングに励んでいたといいます。
デビュー後は多忙な毎日だったでしょうし、そんな西野カナさんが自分の経験や考えから作詞するにも限界があるだろうなとは想像つきます。
そこで終わるのではなく、マーケティングしてまで歌詞を作るというのは、ある意味プロな気も。
浜崎さんは結構安易に他人の歌詞をパクったりしてますし。
しかし西野カナさんもずいぶんストレートに言ったものですね。
こういう手法であることは昔から明らかにしてきたそうですが、あんまりそんな舞台裏を話さなくても良かったのでは。
それとも明らかにすることで「こんな気持を歌ってほしい」というリクエストが届いたりするんでしょうかね。
どうであれ、こういうタイプの歌詞はそのうちAIに取って代わられそう。
情報収集と分析、それをアウトプットして歌詞にするなんて得意分野な気がします¥。
◆ここまで読んで頂きありがとうございます
※『トリセツ』など共感される歌詞が多いと言われています
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