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氣志團の綾小路翔さんやZeebraさんが、東京都知事の小池さんが緊急会見でカラオケやバーなど夜の街への外出自粛要請をしたことについて「補償」をお願いしてネットで大きな話題になっています。
その他にも坂本龍一さんや水原希子さん、倖田來未さんなどの著名人がライヴハウスやクラブをはじめとした文化施設が休業するための助成金交付を求める運動に賛同していますが…モヤモヤします。
芸能の世界の人たちの「自粛するから補償して」
[以下引用]
ロックバンド「氣志團」のボーカル・綾小路翔が31日、自身のツイッターを更新。東京都の小池百合子知事(67)が緊急会見で、カラオケやライブハウスの他、バーやナイトクラブなどへの外出自粛の要請などを呼びかけたことに、見解を示した。
綾小路は「『営業するな』とは言わずに『行くな』、圧だけかけて、ケツは持たない。これじゃ収束もしなければ、誰もがジリ貧なだけ。営業/活動の自粛? 構いません。その分、補償をお願いします。寧ろ緊急事態宣言も覚悟の上。ただ、何卒補償を。今はそれしかないもの。俺の祖国日本。こんな無慈悲なわけがない」とツイートした。
[スポーツ報知]
こんな感じのことを言う芸能に携わる人、多いですよね。
ウーマンラッシュアワーの村本さんも、「カラオケやバーの人に給料渡して店閉めさせろ。その上で『外、出るな』といえ。彼らが店に来てくださいと言えないことを利用するな。客がくることで彼らは家賃や光熱費や税金を払い、生きてる人がいる。共に生かせ」と。
King Gnuの井口さんも同じく。
そして、坂本龍一さんや水原希子さん、King Gnuの常田大希さんなどなど多くの方が賛同している「#SaveOurSpace」という運動。
「#SaveOurSpace」はライヴハウスやクラブをはじめとした文化施設が休業するための助成金交付を求める署名運動で、3月27日に開始しすでに30万人以上の署名を集めたとか。
政府に向けた嘆願書「新型コロナウイルス感染拡大防止のための文化施設閉鎖に向けた助成金交付案」によると求めているのは次の通り。
対象期間:自粛要請が始まった2020年2月26日から政府が終息を発表するまで
求める助成:感染拡大の防止に向けた客入れ停止についての助成。
具体的な内容:施設の維持費、従業員の給与、イベントの製作経費 (出演料、音響、照明)。新型コロナウイルスの影響でこれまでに中止にした公演に関しては実損額を提示し、同額。
今後は飲食店、美術館、図書館、映画館などを運営する方々と連帯して行くことも考えているとか。
…これ、本気で求めてるんでしょうか?すべての施設の全額?
全額というのは置いておいても気になるのがその姿勢です。
公式サイトを見ると、「他業種と比べて集団感染の発生の可能性が高い場所であることは事実であり、いま感染の拡大を防ぐことはとても重要な事であると考えております。この助成案を実現して頂けたら、文化施設、従業員、出演者、関係者、一丸となり新型コロナウイルスの収束へ尽力いたします。」という文章があります。
これって、なんだか人質に取っているような。自分たちは若く健康だから罹っても重症化しない可能性が高いと余裕なんでしょうか。
自分たちはノーダメージでいようとしている?
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綾小路翔さんや村本さん、Zeebraさんの主張は自分たちを補償してと言っているわけではありません。自粛しろというならその業界を補償してと言っています。
実際、自粛したら収入が絶たれるのはわかりますし、死活問題ですよね。
なので補償を求める気持ちもわかるのですが、しかしモヤモヤするんですよね…。特に「#SaveOurSpace」の活動が。
何がモヤモヤするって、まず、自粛は政府のためではなく自分や周囲の人たちの健康のためのことなのに、「ライブとかクラブ、イベントがコロナの巣窟なんでしょ?うん、わかってるよ。お金くれるなら全面的に協力するよ」とまるで脅迫して身代金を脅してるみたいなこと。そして、損失の全額の補償を求めてることです。
もしも同じことをいち早く休業を決めたオリエンタルランドやUSJが言っていたらどうでしょう。旅行業界だって相当の痛手を受けてるはず。レジャーと芸能・芸術分野は違うとでも?
この異常事態ですから、レジャー産業のみならず一般企業もダメージが大きく、大抵の人がボーナスを含めて収入に影響が出ることを覚悟しています。影響がないのは公務員、年金受給者、生活保護受給者くらいでは。
それなのに、「#SaveOurSpace」では従業員の給料やイベント経費全額そのまま求めています。さらに実損全額です。
ちょっと調子が良すぎるのでは。
結局払うのは納税者。まずは互助会を
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新型コロナウィルスとの戦いはいつ終わるかわかりません。
それはもう健康面、経済面、皆に共通した不安でありストレスです。
だから最初が肝心、声を上げなければゼロだけど、声を上げれば結果一部でも負担してくれるかも、ということなのかもしれません。
が、今は娯楽よりも、最前線で新型コロナウィルスと戦っている医療の現場の人たちへの手当とか、ワクチンや特効薬開発費用とか、マスク、防護服、人工心肺装置など治療に必要なものを増産できるよう、製造に関わる会社に助成金を出すとか、とにかく早期終結に向けてお金を使ってほしいです。
同じように、食べ物など生活必需品を生産しているところに悪影響が出ないよう気を配ってほしいです。流通を含めて。
将来を担う子どもたちの教育関係も気になりますが、命に関わる部分以外は、基本は個人ベースの助成を充実させることをお願いしたいところ。
なんせ、政府のお金=税金=私たち国民のお金です。いずれ回り回って税金として徴収されるのは目に見えています。それが今働いている私たちだけの問題なのか、今の子供たちが払う負債になるのかわかりませんが。
賛同している芸能人は成功している方が多いですし、まずはその方々が出資して互助会を作ってみたらいいのでは。
「海外では」と言うのはあまり好きではありませんが、リアーナが5.5億、ライアン・レイノルズ・ブレイク・ライヴリー夫妻やアンジェリーナ・ジョリー、アーノルド・シュワルツェネッガーが1億をそれぞれ必要と思われる団体に寄付しているというニュースを見ました。他にもまるで寄付合戦のようになっています。
日本でも梅沢富美男さんは自分の劇団の関係者について「誰が補償するって言ったら僕がする」と言っていましたし、YOSHIKIさんも10万ドル寄付したとか、素晴らしい方々もいます。
賛同している多くの芸能人たちは、コロナに関して他にどういう活動をしているのでしょうか。
「お金をくれないなら閉めない!」なんて言ってる間に、どんどん広がってしまうことが恐ろしいです。そして、罹患してしまうとどうなるか…
まずは感染を止めるため閉めます、しかしこれだけマイナスが出ています、政府は一刻も早く終息させて下さい、終息したら皆さんまた一緒に楽しみましょう。
キレイごとですが、体力面でも気持ち面でもそれが言えないのが残念です。
一方で、クラブやライブハウスは口にするのにパチンコに言及しない小池さんを始め政治家の方々、いい加減にしてほしいです。
※もはやこういう方が便利では
◆ここまで読んで頂きありがとうございます◆
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