若くして市川宗家を担う市川海老蔵さんが、歌舞伎の世界で禁忌とされることをしたと週刊女性が報じています。
その裏には海老蔵さんの焦りがあるというのですが…
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1月2日から新橋演舞場で行われている『初春花形歌舞伎』には、海老蔵さんを始めとして、中村獅童さん、市川右近さんら若手が揃う中、「道行改め市川九團次」という名があります。
“九團次”というのは成田屋の名跡のひとつで、今回60年ぶりに復活したそうですが、この名を市川道行さんという方が襲名したことが大きな波紋となっているんだとか。
というのも、この現在42歳の市川道行さんが海老蔵さんに弟子入りしたのは昨年9月。
まるきりの新人というわけではなく、その前は関西歌舞伎の坂東竹三郎さんの芸養子として、坂東薪車を名乗っていたというのです。
一般家庭出身の道行さんは、元はミュージカルや芝居など現代劇に出演していた俳優ですが、20代半ばに歌舞伎を志して竹三郎さんに弟子入りし関西の人気役者に成長していたのに、昨年突然破門されたそうで…。
[以下引用]
「次第に増長していった道行の素行に目をつむっていた竹三郎さんでしたが、昨年2月に彼が無断で現代劇『サロメ』に出演、さすがに咎めた師匠に対して、“僕は歌舞伎に向いていない”と言い放ったといいます。謹慎ですませるつもりだった竹三郎さんですが、これに愕然とし芸養子関係を解消することにしたのです」(歌舞伎関係者)
いわば“破門”された身であった道行。しかし、それから約半年後の昨年9月、突然の成田屋入りが海老蔵によって発表されたのである。
「めったにあることではないです。というよりも、破門された人が、別の役者さんのお弟子さんになるという話は初めて聞きますね。尋常なことではないですが、竹三郎さんと海老蔵さんとの間でちゃんと話がついているのかどうか」(歌舞伎研究家の喜熨斗勝氏)
[週刊女性]
明確な決め事はないものの、近代歌舞伎では“破門”ということ自体がまずない上に、別の“家”に弟子入りというのも前代未聞の禁忌侵しとのこと。
それはなんとなくマズいだろうなというのは分かります。
この状況は竹三郎さんのみならず上方歌舞伎としても軽視されているようで面白くなく、「いくら海老蔵でも許されない」という声が上がっていると言います。
週刊女性が関係者に実態を確認しても、竹三郎さん、松竹、成田屋は「わかりません」、道行さんをマネジメントしていた事務所だけ、「破門ではなく、話し合いの結果、道行さんから“出る”という話になった」とコメントしていました。
なんにしろ、海老蔵さんはなんでそんないわくつきの人を招き入れたのでしょう。
しかも、幹部待遇という特例の弟子入りだったそうです。
ここには、「成田屋の看板不足」というのがあるのでは、と推測されていました。
以前は成田屋といえば市川團十郎さんと海老蔵さんの二枚看板がウリでしたが、今は海老蔵さんただ一人。次世代を担う若手が不足しており、興行時には中村獅童さんら他門と組むことが多いとのこと。
一方で、ライバルとされる澤瀉屋は市川猿之助さんを始めとして、右近さんに中車こと香川照之さん、中村屋は勘三郎さんという偉大な役者を失ってもなお、勘九郎さんと七之助さんがいます。
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[以下引用]
「焦りもあったのかもしれません。そこに長身でイケメン、実績のある道行が“フリー”になった。当の道行も多方面での活動を望んでいた。しかも、’07年に海老蔵が自宅の風呂場で転倒して怪我したとき、代役を務めたのが彼だった。いわば“借り”もあったワケですね。幹部待遇という特例の弟子入りだったそうです」(前出・舞台関係者)
[週刊女性]
正直なところ、焦り、と言われても…
現在の成田屋の中村屋のように兄弟で歌舞伎役者でない限り、どこも看板が一枚になることはあり得るのでは。
それがマズいなら、團十郎さんの頃からしっかり若手の弟子を育ててきたでしょうに。
海老蔵さんに跡継ぎがいないならともかく、2013年に生まれた長男・勧玄くんがいるわけですから、これまでいろいろな歌舞伎役者がそうしてきたように、時々テレビで露出したりして勧玄くんを周知させて初舞台まで徐々に盛り上げて、いつか親子で舞台に立てる日まで頑張っていくでいいような。
…というのは素人考えですかね。
それより、ありましたね、風呂場で転んで怪我したこと。
海老蔵さんに婚外子が生まれたときも、「まあ頑張りなさい。君がきちんとやればそれでいいのではないか」と一般家庭ではあり得ない寛大な言葉を掛けた海老蔵さんの父・團十郎さんも、舞台に穴を開けたことについては「自己管理がなっていない」と激怒したとか。
そこを助けてもらったというのは、大きな恩なのかもしれません。
そんな話題の市川道行さんのブログを見てみたら…なんだか軽いですね^^;「~」だの「ー!」だの「!」が多用され、大好物は唐揚げ、玉子焼き、ウィンナーとか、42歳ってこんな感じなんですね。
今年は’13年2月に亡くなった市川團十郎さんの三回忌年でもあります。
正月早々放送された『市川海老蔵にござりまする』では、妻の麻央さんはもちろんのこと、長男勧玄くん、これまで顔を出すことが少なかった長女麗禾ちゃんや妹のぼたんさんまで、家族総出演となったことも、「成田屋を盛り上げるためになりふりかまっていられないのかも」と推測されている海老蔵さん。
市川宗家を担うって大変なことですね。
あまりにかわいい!
勧玄くん麗禾ちゃん画像→ reading geinou ranking
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コメント
この記事、噴飯ものですね。
九團次復帰に関しては、松竹の安孫子専務から市川宗家の海老蔵に依頼されたんですよ。
今、歌舞伎を目指す若手は減りつつありますから、松竹も焦っているんですよ。
澤潟屋で、猿翁から4代目猿之助を継ぐことを約束されていた、市川右近も香川の乱で宙にういてしまいました。
その時、当時の團十郎が猿翁の頼身を聞き入れて、一門の明晰右團次を名乗る事を許し、
来年一月、海老蔵座頭の許、新橋演舞場で襲名興行が行われます。
九團次も右團次も澤潟屋や中村屋より大きな名前ですから、これから頑張ってほしいですね。團十郎は海老蔵に門弟は遺さず、借金遺して亡くなりましたが、海老蔵を慕った弟子も増えて来ましたから、江戸歌舞伎の宗家も安泰だと思います。