23日の最終回の放送を待つまでもなく、史上最低の平均視聴率という不名誉な記録を作ってしまった今年のNHK大河『平清盛』。その敗因は主演した松山ケンイチさんではなく、脚本や演出の失敗が大きいという意見はあるものの、彼の今後にも大きな影響があるようです。
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※坊主にしました。
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大河の撮影がクランクアップしたときの記者会見で、意地悪くも史上初の一桁視聴率を記録したことにつき質問が及び、松山さんは「最低記録を更新できたことはすごく光栄」「本気でやって本気で作品をつくってそれが出せるということは、めったにないこと」と胸を張って答えていました。
どう答えるのが正解だったのかわかりませんが…なんとも痛々しい感じがします。
もちろん、主演は“松ケン”なので彼が矢面に出るのは仕方ありませんが、低視聴率の一番の原因はNHKの制作サイドにあるという意見が多いようです。
<以下引用>
ともかく、スタート早々清盛ゆかりの兵庫県知事から“画面が汚い”とイチャモンをつけられたのがケチの付き始めだったが、「もともと時代背景や登場人物の関連性が分かりにくい平安時代を描くのは、鬼門と言われていた」と、芸能評論家の比留間正明氏もピシャリと言う。
「よく言えば玄人好みの作品ですが。作り方がマニアックに走りすぎ。大河なのだからエンタメに徹して単純明快な作品を作らないといけませんでした。テーマ選定や脚本、リアリティにこだわりすぎなど失敗の原因は枚挙に遑がないが、今回は100%プロデューサーと脚本家の責任です」
<週刊新潮>
「大河なのだからエンタメに徹すべき」というのは少し違和感がありますが、リアリティにこだわりすぎたのは確かに一つの失敗の原因のようです。
実は『平清盛』の惨敗は放送前から予想されていました。
さらに、日本人にとって特別な皇室を王家と称することは想像以上の反発がありました。
NHKはNHKの歴史観があって「王家」としたのでしょうが、批判覚悟で「王家」にこだわったのにはどんな深い理由があったんでしょうか?
※今月発売の本でも「王家」と呼称されています。
中世王家の成立と院政
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そして、プロデューサーと脚本家に100%責任があるとしつつも、最大のミスは主演を松山さんにした人選ミスだといいます。
<以下引用>
「若すぎました。清盛にある思慮深さ、深謀遠慮をめぐらせるような要素が彼には足りない。肩に力が入りすぎて、ずっと暴走しているような印象でしたから」(芸能記者)
とは言え、それも松ケンの責任ではなく、「そもそも彼は相撲で言えばまだ十両程度の実績しかない。それを無理やり横綱に仕立てた方が悪い」(同)と、非はあくまで制作サイドにあり。
「大河の主役はいわば俳優の頂点。1年間通して毎週1時間出続けるわけだから、トップランクの証なのです」(同上)
「大河の主役に選ばれれば大変な脚光を浴びる。NHKはギャラは安いがステータスは高い。だからこそ俳優はみなどんな端役でもいいから大河に出たがるんです」(芸能ライター)
<週刊新潮>
ということですが、ドラマの打ち上げで松山さんは以下のように話していました。
「当時歴史が好きで、たまたま平清盛も勉強していました。ニュースで大河ドラマが平清盛に決まったことを知り、すぐにマネージャーに電話しました。何の役でもいいから出たいんだって言うと、その後主役だと聞いて……」
『平清盛』悲痛な打ち上げ現場!出演女優は軒並み欠席!
その時、松ケンは…?→ ranking reading reading ranking
成功すれば、俳優としてのその後のランク、扱い、ギャラすべてが変わり、大河の翌年から次々と映画主演が続き、CMも増え、活躍の場が広がるのが大河の主役です。
最近の成功例は、『天地人』の妻夫木聡さん、『篤姫』の宮崎あおいさん、堺雅人さんとのこと。
失敗例は、昨年の『江~姫たちの戦国~』の上野樹里さんかと思いますが、今年一年、ほとんど見かけませんでしたね。
※全話を通じ平均20%を超える高い視聴率を記録しました。
NHK大河ドラマ 天地人 総集編
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それでは、松山さんはというと…
<以下引用>
「結果的に“主役を張れる役者じゃない”というレッテルを貼られてしまった。今後、テレビ局も彼を主役では使えないでしょう」(芸能ライター)
実際、来年の仕事は現時点で2月の舞台主演と秋の映画があるにはあるが、
「舞台は所属のホリプロ主催だし、映画は三谷幸喜監督作『清須会議』ですが、10番手くらい。他はまったく白紙です」(同上)
<週刊新潮>
主役だけがすべてではありませんし、これまでの評価がまったくのゼロになるとも思えません。
松山さん、なんだかこれからイバラの道が待っているかも知れませんが、小雪さんと子どもたちのためにもがんばって下さいね!
家では以外にも亭主関白!威張る松ケンに…
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