2025年8月。夏の甲子園が盛り上がる中、名門・広陵高校野球部が暴力・性加害で揺れています。
すでに話題になっている2025年1月の件に加えて、新たな暴力・性加害の衝撃の告発が寄せられました。
告発者は、野球部に所属していた選手とその父親。
SNS上で実名を出し、息子が受けたとされる暴力・性加害の詳細を明かしました。
告発の内容
告発の内容がこちら。

まとめると以下の通り。
- 寮内での性的嫌がらせ(乳首や性器を触られる)
- 風呂場での水責め・熱湯・冷水をかける行為
- 精神的な圧力や暴言
- 学校側の対応の不誠実さ
- 警察に被害届を出し、第三者委員会が開かれた
- ただし、証拠はない
お風呂での出来事では、証拠は難しいでしょうね。。
このアカウントは数年前から稼働しており、過去の投稿も確認できること、被害届を出した警察署名も具体的であることから、偽アカウントの可能性は低いと見られています。
たくさんの生徒、先生の名前が出ているのが衝撃です。
信憑性が高いとはいえ本当のことかわからないので名前は伏せましたが、すでに報じられている件の加害者の名前もありました。
入江智祐さんとは?
2007年度生まれの高校3年生、山口大学教育学部附属光中学校出身。
広陵高校では内野手として登録されており、2025年夏の選手名簿にも名前が記載されているよう。
が、告発によると「元」なんですね。。
広陵高校の暴力事件と注意すべき点
広陵高校は、甲子園の開会式の日にも野球部内での暴力事件が報じられており、今回の告発はその延長線上にあると受け止められています。
高野連はすでに事態は報告されており厳重注意は行っていること、誹謗中傷には法的措置を取ることを公表。
広陵高校も、1月の事件を認めた上で処罰は行った、新たな事実はないとし、出場辞退は行っておらず、8月7日第四試合でたたかっています。
この件は、まだ警察や第三者委員会による調査が進行中であり、告発内容の真偽は確定していません。
とはいえ、今の状態では被害者たちはもちろんのこと、選手たちも苦しいでしょう。
来年以降の生徒募集にも影響するであろうと思うと、学校側もこのままではまずいのでは。
入江さんが明かしたように第三者委員会が設置されているのであれば、なにか進展があるのでしょうか。
甲子園という舞台の裏で、何が起きていたのか。今後の調査と報道に注目が集まります。
追記:初戦突破
本日行われた第四試合が終了し、広陵が3対1で勝ちました。
対戦相手だった旭川志峯の選手の中には、試合終了後の握手を拒否した選手がおり、SNSでは共感を読んでいます。
思ったよりだいぶ堂々と握手拒否してて草 pic.twitter.com/tNTIP7eK4U
— もじゃ (@mojangggggggwww) August 7, 2025
騒動はまだ続きそうですね。
次は2戦目にまた新たな被害者が暴露、とか…
追記:広陵が見解を発表(2025年8月8日)
広陵高校がこの件について見解を発表しました。
平素は本校及び本校硬式野球部の活動に多大なるご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。
本校硬式野球部の元部員が監督とコーチ、一部の部員から令和 5 年に暴力や暴言を受けたとする情報が、SNS上で取り上げられています。
当該事案につきましては、令和6年3月に本校が元部員から被害の申告を受けたものです。指摘を受けた本校は、関係者から聴取を行い、事実関係の調査を実施しましたが、指摘された事項は確認できませんでした。また、元部員から、令和7年2月、一般財団法人広島県高等学校野球連盟(広島県高野連)と公益財団法人日本高等学校野球連盟(日本高野連)に情報提供がありました。連絡を受けた本校は、さらに部員全員及び職員から聴取を行い、事実関係の調査を実施しましたが、指摘された事項は確認できませんでした。
その後、元部員の保護者の方からの要望に応じ、本校は6月、文部科学省の定めるガイドラインに従って、本校及び関係者と利害関係のない調査委員のみで構成された第三者委員会を設置し、現在調査を進めていただいております。
以上、ご報告申し上げます。
被害者の入江さんの主張と重なるため、やはり実名告発は事実でした。
入江さんも話していましたが、証拠がないというのが学校が強気でいられる理由なのでしょう。
周囲の生徒の目撃がゼロということもないんじゃないかと思うのですが、なんとなく、もう手を回されているような…
記事下のリンク先の記事にありますが、第一報の被害者は事件を公にしないよう、監督、コーチ3人に囲まれてほぼ恫喝されています。
「他人事みたいに言うんじゃの〜 じゃあなんて言うんじゃ」
なんて言われても見たことをそのまま言える子がいるのか…
追記:甲子園大会出場辞退(2025年8月10日)
広陵高校が甲子園の出場を辞退しました。
誹謗中傷や寮の爆破予告などがあったとのこと。
「生徒らを守ることが最優先」と校長は述べていましたが、被害者も生徒だったはず。
今回、やったとされることと、加害者とされる子どもの顔と名前がネットに拡散しました。
デジタルタトゥーとしてはっきり残るため、今後、野球選手としても、一般社会人としても厳しいことになるでしょう。
事態を正しく処理し、甲子園の出場を諦めていたほうが生徒たちを守れたのでは。。
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