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故ジャニー喜多川氏の性加害問題で再発防止特別チームが現社長の藤島ジュリー景子さんに辞任を勧告、9月7日に会見を開くことが話題になっていますが、その一方で、元副社長の滝沢秀明氏にも同様の責任を求める声が上がっています。
滝沢さんはジャニーズ時代、ながくジャニーズJr.の取りまとめ役を務めた他、ジャニー氏のもとで舞台演出やプロデュースを学び、ジャニーイズムの後継者との呼び声も高くありました。
[以下引用]
「2019年の家族葬では、遺影を胸に掲げたタッキーが霊柩車の助手席に乗っていた。実際、タレントでは誰よりも目をかけられ、そしてジャニー氏に近い存在のひとりであったことは間違いない。それだけに、性加害問題について、辞任を提言されているジュリー社長と同じように、説明責任を求められてしかるべきではないか、との声があがっています」(ジャニーズ事情に詳しい芸能関係者)
この春、滝沢氏の立ち上げた新事務所「TОBE」のもとには、元V6の三宅健、元キンプリの平野紫耀、神宮寺勇太らが続々と集結。辞めジャニーズの受け皿となり、ポストジャニーズの急先鋒としてその一挙手一投足が報じられる。
「ジャニーズ本体が帝国崩壊の騒ぎにある分、滝沢組は飛ぶ鳥を落とす勢いにも見えてしまうのかもしれません。まあ、ジャニーズ時代はジャニー氏に見いだされて『人生が百八十度変わった』といった言葉をたくさん残していますし、SMAP分裂解散騒動の際は、『事務所に感謝するのは当たり前。それをわからなかったらアホでしょう』なんてコメントが週刊誌に載った。今やジャニーズとたもとを分かち、関係ないといえば関係ない。ただ、ジャニー氏の側近だった過去は消すことはできない。性加害を間近で見たり、知っていたのではないか。そう見られても仕方ないでしょう」(前出の芸能関係者)
ジュリー社長の「知らなかった」発言は、再発防止特別チームから完全に否定された。ジャニー氏の蛮行を知っていながら、放置し、隠蔽していたというだけじゃない。ジャニー氏のホテルへJr.をスタッフが送り届けたり、事務所スタッフも未成年の少年に手を出していたとの証言も一部で報じられている。事務所ぐるみで性加害に加担していたようなものだ。滝沢氏はノーコメントを貫いているが、「知らなかった」で済ませるつもりなのか。
ジャニーズ担当の長いベテラン芸能記者はこう言う。
「そんなタッキーを、ジュリー氏に代わってジャニーズを率いる、新社長候補にあげる見方まで出てきているのには驚きました。ジャニーズは藤島家であるジュリーさんの個人商店のようなもので、たとえ社長を退いたとしても、オーナーとして君臨できる。解体的出直しを再発防止チームの提言通りに図るのであれば、ジュリー氏に反旗を翻したタッキーは適任といえなくもないですがケジメはつけるべきです」
性加害問題について謝罪せずにダンマリを決め込むつもりなら、藤島ジュリー社長も滝沢も同じ穴のむじなである。
[ゲンダイネット]
滝沢さんに説明責任を求めるなら、他にもたくさんいますよね。
まず東山さん。
東山さんはキャスターとして、一度はこの件に触れてはいます。
しかし、東山さんは後輩に相談されると、冗談半分・本気半分で、
「オマエもジャニーさんに一発ヤラれてこい!」
と言っていたと、高岡蒼佑さんが証言していますし、男闘呼組の元メンバーも、合宿所に住んでいた東さんが知らなかったわけがないと話しています。
その上でのコメントがあれで十分だったのか、と言われたら、どうでしょう。
辞めた人も含めるなら近藤真彦さんはもちろんのこと、錦織一清さんや植草克秀さん中居正広さんなどなど。
現役なら木村拓哉さんはもちろんですし、V6TOKIOキンキ関ジャニ嵐等々、少なくとも滝沢さんよりも年上のジャニーズ所属歴のある人はみんな説明責任があるでしょう。
また、滝沢さんはノーコメントですが「知らなかった」とは言っていません。
というか、そもそも滝沢さんにコメントを求めにいったマスコミはあるのでしょうか。
ジャニーズタレントでもこの件についてコメントしていない人は山ほどいますが、その人たちは責められず滝沢さんは責めらえれる違いは何でしょう?
滝沢さんが副社長やってたんだから、という意味だけなら、最低でも東山さんは役員でしたし対象ですよね。
でも滝沢さんが役員になったのは、ジャニー喜多川氏が亡くなった後です。
責任の重さで言えば、ジャニーさんが存命中に役員だった東山さんの方が重いのでは。
この記事では滝沢さんですが、ネットではSMAPの元マネージャーである飯島さんにも責任があるという声があります。
ジュリーさんはJr.との接点はないし現場に出ることはなかった、飯島さんはあった、という理由です。
大人として、人として、倫理的な意味での責任というのは、ジャニーさんが性加害をしていたことを知っている人すべてにあるでしょう。
でも法律でそのあたりの責任を定めているのは役員に対してのみですし、現実に、ただ雇われている人にどれだけのことができたのか?
滝沢さんについてはJr.の中でリーダー的存在だったから、という声もありますが、たとえリーダーだろうと被害者の可能性もあるタレントの一人であることには違いないのに、あまりに多くのものを求めすぎているのでは。
被害者たちの証言により、絶対的なジャニーさんの存在感の元、性加害は「通らないといけない道」であり、拒否して仕事がなくなったJr.もいたということが、どれだけのプレッシャーでありストレスとなっていたか。
性被害に遭った人たちはデビューの有無に関わらず、等しく精神的なケアを受けるべき存在です。
始まりは中学生になったばかりとか、そのくらいです。
ジャニーズに入る前にとても貧しかったことを明かしている人は、滝沢さん以外にも複数います。
できることの少ない子どもが自分でなんとかしようと耐え抜いたんです。
ジャニーさんの対象になろうとならなかろうと、そのころの出来事が人格形成や倫理観に影響しないわけがないですよね。
そんな子どもであり被害者だったかもしれない滝沢さんを始めとするタレントたちよりも、明らかに責任が大きいのは大人だった役員たちだしマスコミです。
メリー喜多川さんやジュリーさんがジャニーさんの異常性を隠そうとしたのは明らかに間違った行為であり、許されないことです。
しかし、家族として組織として、ある意味当然の反応と言えます。
なぜマスコミはその許されざる行為に乗ってしまったのか。
ジャニーさんの性加害の事実認定は、先日の調査報告書ではなく、すでに20年前に最高裁が行っているのです。
当時のマスコミがそれを事実として毅然と大々的に報じていれば、「隠したい」というジャニーズサイドの陰謀は実現しませんでした。
ジャニーさんの裁判結果を大々的に報じなかったマスコミの責任は、今黙っているタレントたちや、ジャニーさんの面白エピソードを披露していたタレントたちなんかよりもとてつもなく大きいはずです。
ジャニーズでは同じことはもう起きないかもしれませんが、他の事務所はどうなのか、しっかり目を開けマスコミ本来の役割を果たしてほしいものです。
◆タッキーのライバルの
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