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日テレの2023年10月クールの連ドラ「セクシー田中さん」の脚本家・相沢友子さんが、原作者の芦原妃名子さんが亡くなった後、初めてコメントを出しました。
相沢友子の追悼文全文
[以下引用]
「このたびは芦原妃名子先生の訃報を聞き、大きな衝撃を受け、未だ深い悲しみに暮れています。心よりお悔やみ申し上げます。
芦原先生がブログに書かれていた経緯は、私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました。 いったい何が事実なのか、何を信じればいいのか、どうしたらいいのか、動揺しているうちに数日が過ぎ、訃報を受けた時には頭が真っ白になりました。
そして今もなお混乱の中にいます。
SNSで発信してしまったことについては、もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています。
もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。
あまりにも悲しいです。
事実が分からない中、今私が言えるのはこれだけですが、今後このようなことが繰り返されないよう、切に願います。
今回もこの場への投稿となることを、どうかご容赦ください。
お悔やみの言葉が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。
芦原妃名子先生のご冥福をお祈りいたします。
2024年2月8日相沢友子これを最後に、このアカウントは削除させていただきます。
[相沢友子さんインスタより]
つまり、芦原さんが実写化を了承するにあたり条件として出し、切に望んでいた
「必ず漫画に忠実に描き、忠実でない場合は芦原さんが加筆修正する」
「完結していない原作漫画の今後に影響を及ぼさないよう、ドラマ終盤のあらすじやセリフは芦原さんが用意する」
を、脚本家である相沢友子さんはまるで知らなかったと。
これをただの言い訳ととる人もいるかもしれませんが、案外本当なんじゃないかと思います。
確かに原作者と異なり脚本家は基本的には発注元に忠実に仕事するはずなので、ちゃんと芦原さんの希望を聞いていたのであれば、毎回原作を大きく改変したプロットや脚本が提出されることはなかったでしょうし、
「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急遽協力という形で携わることとなりました」
「『セクシー田中さん』最終回についてコメントやDMをたくさんいただきました。まず繰り返しになりますが、私が脚本を書いたのは1~8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。誤解なきようお願いします。」
なんていう投稿をすることもなかったのでしょう。
そもそも相沢友子さんは原作を大幅に改変するということで有名な脚本家です。
日テレが本気で芦原さんの希望をきく気があったなら、相沢さんには依頼しなかったんじゃないかと思っていました。
つまり相沢さんの主張は、相沢さんにとっての真実なのでしょう。
ただ、一話目から何度も脚本が戻って修正指示が出るたびに、何も感じなかったのかなとは思いますが。
そういう機微がなくても脚本家とは。
もう一つ、知らなかったから、あのSNSのように思うのは仕方なかったかもしれないけれど、それをそのまま発信したことを「軽率」「反省」で済ませていいのかなと。
相沢さんがそこに書いたことで、結果、芦原さんが反論せざるを得なくなったのに、わかっているのかなと。そこは相沢さんに詳細を伝えなかった日テレの責任とは違うんじゃないかなと。。
芦原さんが亡くなる前は「原作者」呼びだった、そういうところからも、いろいろ察することができますよね。
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故人である芦原妃名子さんの遺志とは。
それが本当なら、伝えなかったのは誰か、という話です。
つまり小学館か日テレが悪いということになります。
これはもしも事実が違うとしても、そうでないとだめですよね。
ネットの声は大きくて、個人では対応できません。
今回、相沢さんが追悼コメントを個人のSNSで発信したのがまた不穏です。
相沢さんも個人です。
なぜ相沢さんのコメントを日テレ経由で発表しなかったのか、非常に心配になります。
一部の記事では、芦原さんは自らのSNS投稿が原因で脚本家を責める声が膨大になったことを苦にして亡くなったのでは、なんて書いている人もいました。
また、小学館は、社員に対する説明会で、今後新たな見解を発表するつもりはないとしたその理由を、芦原さんが亡くなる直前に「攻撃したかったわけではない」としてからSNSを削除したから、その遺志を尊重したいと説明しています。
芦原さんは亡くなってしまったので、本当の遺志はわかりません。
でも、この寒い中、東京に住む芦原さんが、わざわざ栃木県の、交通の便がいいとも言えないところまで行き亡くなった、その意味も考えてほしいです。
少なくとも、突発的に思い立ったことではなかったはずです。
連載を抱えながら希望通りになっていない実写化の脚本に携わるというのはどれだけのストレスだったのでしょう。
何も知らなかったとはいえ、脚本家がまるでわが物のように、原作者である芦原さんを軽く見ていることが明らかなSNSを投稿されて、どれだけ消耗していたのでしょう。
「セクシー田中さん」の実写化にあたり、芦原さんが当初から希望していたように、原作に忠実に、原作で書いていないエンディングは芦原さんが書く。
それがストレスなく実現していれば、芦原さんが亡くなることはなかったのでは。
「海猿」の佐藤秀峰さんが指摘していたように、芦原さんは繊細だから傷つき亡くなったのではなく、普通の人が死を選ぶほどに傷ついた。それだけのことが原作軽視であると、日テレ、小学館、その他すべての原作を映像化することに関わる人は肝に銘じなければいけませんね。
※これも名作です。
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