3月11日に東京で初となる冠がついた落語会『月亭方正 披露名の会』を行った、山崎邦正こと落語家・月亭方正さん。全国区のお笑いタレントの地位と名誉を捨て、居住地も地元・関西に変えるという無謀にも思える行動の裏には、彼なりの確かな「勝算」があったようです。

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※ちょっと意外ですが…

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[以下引用]

すでに昨秋から拠点を関西に変えていたという月亭。「在京キー局のバラエティ番組に出演する際は、その都度上京していた」(テレビ局関係者)そうで、今ひとつ落語家としての活動は目立っていなかった。しかし、今年1月から、月亭は本格的に落語家への道を踏み出したという。

「やはり、名前を正式に山崎から月亭に変えたことが大きいですね。この頃から、落語家としての稽古も本格的に始まったようです」(前同)

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)のレギュラーとして、ダウンタウン軍団の一員となり、ヨゴレ役やスベリ芸で人気を獲得してきた月亭。一見、順風満帆な芸能生活に思えるが、月亭自身は浮き沈みの激しい芸能界に対して不安を覚え、「資格などを取っていたこともある」ほど危機感を持っていたようだ。

バラエティ番組の全盛期を経験した月亭は、昨今のテレビ業界の凋落ぶりに、かなりショックを受けている。後輩も増えて、本人は『ジリ貧になるだけ』と嘆いていました。同世代の東野幸治や今田耕司らとは、会えば『不景気の今の時代、ギャラも年齢も中途半端にいってる我々がリストラされる』と、頭を抱えながら話しているそうです」(お笑い業界関係者)

※Wコウジは大丈夫だと思いますが…

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そんな中、「なぜギャラが一気に下がる落語家に転身したのか」と疑問を抱かざるを得ないが、実は月亭には落語とは別の「勝算」があったのだという。

「『M‐1グランプリ』以降、とかく東京偏重となったお笑い界。関西の吉本芸人も上京志向が強くなり、今や超ベテランと若手しか関西に在住していない状態です。関西のお笑い界は、中堅層が“空洞化”しているんですね。そんな中、月亭レベルの中堅芸人が関西に移住となれば、ローカルの情報番組のコメンテーターなど、落語家以外の仕事も多く舞い込んでくるでしょう」(在阪テレビ局関係者)

[サイゾーウーマン]



ということですが、これまで山崎邦正さんがテレビで見せてきた“ヘタレキャラ”の印象がとても強かったので、正直言って、落語家転身も単なる思いつきかと思ってました ^^;

なので、裏にはこんな深い考えがあったとは驚きです。

ちなみに、引用記事には「資格を取っていた」とありますが、先月出版した自伝「僕が落語家になった理由」によると、

『パソコンをやったり、英会話をやったり、ピアノをやったり…(略)…ゲームクリエイターになろうかと思ったりもしました。心理学にも興味をもって、三十二歳で立正大学心理学部に入学しました。…(略)…でも、何かが違うんです。結局、何も身につきませんでした』

このように告白していました。

一時は吉本新喜劇の座長を目指したこともあったようですが、山崎さんが感じていた“危機感”がよく分かるエピソードです。

僕が落語家になった理由(わけ)

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さて、そんな彼の“落語家としての才能”はどんなものなのでしょうか?

今月7日には大阪・天満天神繁昌亭で改名後初となる独演会「月亭方正 披露目の会」が行われましたが…

[以下引用]

補助席も出る盛況の中で方正は、宿屋の主人が顔や口を清める“手水(ちょうず)”の意味が分からず右往左往する「手水廻し」と、兄を頼って上京したが、三文の金しかもらえず奮起する弟の兄弟愛を描いた江戸落語「ねずみ穴」の2席に挑戦。

ホンマやったら前座ネタからやらないといけないのに、いきなりやったネタが『阿弥陀(あみだ)池』で、その後『一文笛』だったり、ただやりたいネタをやるという感じで…

そう恐縮するが、「桂枝雀さんの次に憧れた」という立川志の輔直伝の「ねずみ穴」は、声のトーンや言葉尻から人物に「含み」を持たせる“志の輔流”をうまく取り込むなど、ダウンタウンら芸達者との番組で鍛えた器用な一面を感じさせた。

ひらめき月亭方正の落語に対するネットの評価。コメントに注目!

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さて、「方正」の本気度をどうみるか?演芸ジャーナリストのやまだりよこさんは次のように語る。

「テレビ番組のイメージが優先するけど、すごく勉強熱心だし耳もいいし、それでいて自分の色もちゃんと出している。笑いを取りに行っていないし、意外と落語を知っているのではないか。八方さんも自分で考えて行動させようとしている。あとは“縦社会”の落語界に溶け込む姿勢をどう見せるかでしょう」

[West Life]



なかなか評価が高いようですね、山崎さん。

ただ、意外なことに山崎さん、5年前に東野幸治さんに勧められて枝雀さんの「高津の富」を聴いたのが、落語との初めての出会いだったとか。

それを考えると、短期間でここまで成長できた背景には、お笑い芸人として活躍してきた“地の利”や思い切った“行動力”はもちろん、彼自身にも相当な才能があったということではないでしょうか?

今回、山崎さんは「損して得取る」手法で生活安定への新たな道を歩み始めましたが、もしこれが大成功を納めれば、今後は東京から関西への“Uターン組”が増加するかもしれませんね。

※45歳からの新たな挑戦、頑張ってください!

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