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嵐の櫻井翔さんが『news zero』で元日本兵の吉岡さんに対し、「殺してしまったという感覚は?」と質問した件で大炎上を続けています。
それに対し、櫻井さんを擁護するような記事が出るも、再炎上しています。
櫻井翔が大炎上
櫻井翔さんは『news zero』で、ちょうど80年前の23歳当時、魚雷を投下する電撃機の搭乗員として真珠湾軍港への奇襲攻撃に参加した、現在103歳の吉岡さんにインタビューしました。
吉岡さんはこれまでは当時を思い返してしまうからと、戦争について多くを語らずにきましたが、後世に語り継がなければいけないと今回のインタビューを受けたそうです。
吉岡さんは「アメリカと戦争するとは思わなかった」「戦いに参加させてくれてうれしいなと思ってた」「23歳の若造が死ぬということを決心することは大変なこと」などとしっかり丁寧に語ってくれました。
そして、問題のハワイで全軍出撃となったときにアメリカ兵がたくさん見えたこと、「私が持っている魚雷を落とす投下索を引っ張って」と魚雷を落としたときにしたことまで聞き、櫻井さんは「そういうときはどういう気持ちなんですか?」と質問。吉岡さんは「魚雷が当たったということで非常に安心しましたけど」と答える場面もありました。
そんな中、櫻井さんが、「戦時中ということはもちろんなんですけれども」と前置きした上で、「アメリカ兵を殺してしまったというような感覚というのは、当時は……」と直接的な言葉で質問を投げかけたことが、大炎上となっています。
大炎上の内容はこちらに詳しくあります。
櫻井翔、大炎上!「news zero」での元日本兵に対するインタビューでアイドルキャスターの限界を悟ったか?
「戦争を知らない人達に戦時中は人を人とも思わないようになってしまうんだ、怖いものなんだと伝えるためにした質問だと汲み取った」
「『ジャニーズがキャスター』これを気に入らないだけで翔くんを馬鹿にしないで欲しい」
「言葉の選びに問題はあったかもしれんけど、翔くんがこうして取材を続けてくれることで戦争の酷さが現在に伝えることができている」
という擁護の声がある一方で多くは
「もっと言葉を選んでほしい」
「酷な質問。櫻井キャスターの言葉なのか、台本なのか気になる」
「最悪でした。元搭乗員の方々が若くしてお国のためにと信じて戦ったからこそ、今の平和な日本があるのに。今まで苦しくて80年語らなかった方にあの質問は失礼だし残酷です」
といった否定的なコメントとなっています。
櫻井翔に擁護記事
炎上が続く中、擁護記事が登場しました。
[以下引用]
しかし、彼の戦争への思い入れは尋常ではない。
12月7日発売の『Newsweek日本版』では「櫻井翔と『戦争』 戦没した家族の記憶」と題し、約2万5000字のレポートを記している。
国内外、訪れた先で必ず戦争資料館に赴いているという彼は、冒頭でこう綴っている。
《なぜ私が戦争について取材をし、伝えなければならないと思っているのか。それは、私が遺族だからです》
そう始まった櫻井のレポートは、26歳の若さで戦死した大伯父について多くの証言や資料、写真などを用い、徹底的に調べ上げた内容だ。
大伯父がどんな覚悟で戦地へ赴き、家族やあったはずの青春に想いをめぐらせ「死にたくない」という恐怖を振り切って戦い、どのように散っていったのかまでを刻銘に書き下ろしている。櫻井が抱いている喪失感は間違いなく遺族のそれと言えるだろう。
これまでにも櫻井はキャスターとして「戦争」をテーマに多くの取材をしてきた。
約19万人の日本兵が亡くなった戦地・パプアニューギニアでは“少しでもご遺骨を日本に帰す手伝いができたら”と、這いつくばるように日本兵の遺骨を収集。韓国でも軍事境界線の北緯38度線に赴いたり、ハワイでは真珠湾攻撃について退役米軍兵から当時の話を聞いている。
たしかに『news zero』での櫻井の言葉選びは間違っていたのかもしれない。
しかし、アイドルとして、キャスターとして長年発信してきた櫻井が、自分の放つ言葉の影響力を理解していなかったとは考えづらい。
戦争を経験した人も少なくなり、直接話を聞けず後悔している遺族も多い中、櫻井は103歳の吉岡氏に取材することができた。直接的な言い回しでも、本音を引き出し、戦争を風化させてはいけないという目的意識があったはずだ。
吉岡氏は、櫻井からの踏み込んだ質問に、前述のように「命令どおりの仕事をした」と答え、たまらない表情でこう続けた。
「ですけれども、……後からはですね。それとは切り離すと、『戦争はしちゃいけない』ということをですね、一番身をもって知っているのは、私たちだと思っています」
これこそが、櫻井が最も引き出したかった言葉で、戦争を知らない世代に伝えたかったことなのかもしれない。
[週刊女性プライム]
これが出たことで、炎上に勢いが増しています。
結局のところ、マスコミは擁護するのかと。
正直なところ、遺族なのは櫻井さんだけではありません。
ただ、遺族だからと訪れた先で必ず戦争資料館に通い、調べつくしてそれをレポートにまでまとめる人は、そう多くはないでしょうね。
櫻井さんの思い入れは確かに大きいんだと思います。
ジャニーズのアイドルである櫻井さんが、戦争に関する仕事をする意味もまた大きいと思います。
しかし、さんざん当時のことを思い出させて、魚雷を落とした操作まで話をさせて、そのうえで「殺した感覚」とは…。
吉岡さんをはじめ、元日本兵の方々の気持ちを軽く想像することはできませんが、国を守るため、家族を守るため、将来の子供たちを守るため、と自分を鼓舞して成し遂げたのでしょう。
そういうことに思いを馳せることはなかったんでしょうかね。
また、吉岡さんは、今でもアメリカには行けない、「お前はまだ生きてるのか」と真珠湾で戦死した人の声が聞こえる気がする、とも話していました。
それでも「殺した感覚」という言葉を発しないといけなかったですかね。
櫻井さんは特集の冒頭に「戦争は絶対にしてはいけない……太平洋戦争を経験した方を取材するたびに必ず出てくる言葉です」とコメントしていましたが、「戦争はしてはいけない」と、吉岡さんが発しなくても、番組を観れば自然と浮かぶ言葉です。これを吉岡さん言わせたいがための数々の質問だったんだとしたら…。
ネットの炎上の仕方はタレント生命の危機では、と思うレベルです。
自分がどれだけ炎上しても、とにかく戦争について考える人が増えてほしい、という気持ちがあったなら、見上げたものですが…
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