6月に入り、次々と7月クールのドラマが発表される中、日テレが発表のタイミングを伺いつつ静かに準備しているドラマがあるといいます。
放送枠は、原作改変で物議を醸している『セクシー田中さん』『アクマゲーム』と同じ日曜22時半。
ドラマは成田凌主演さん主演で、『降り積もれ孤独な死よ』という現在連載中の漫画です。
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日テレの『セクシー田中さん』報告書
5月31日、『セクシー田中さん』の原作者芦原妃名子さんが亡くなった問題で制作過程につき調査報告書を公表しました。
その内容はかなり詳細ではありましたが、肝心の芦原妃名子さんの絶対譲れない要望であった基本原作通りに、未完の部分も原作者のベースの上で脚本を書くといった部分が伝わっていなかった原因には言及されておらず、芦原妃名子さんの死の究明や、今後再発させないための具体策提示には足りませんでした。
その割に、
《これで怖がっちゃいけない。安全にドラマを作る方法なんてない》
《失敗しないと学ばない》
などと開き直りのような制作側のコメントと、今後の原作モノの実写化に積極的に取り組むであろうことが伝わる、なんとも中途半端なものでした。
日テレは『セクシー田中さん』と同じ枠で実写化ドラマ放送予定
このタイミングで、ですが、実は『セクシー田中さん』と同じ枠で日テレはまたも漫画原作でドラマを放送予定だとか。
「7月クール、日本テレビの『日曜ドラマ』枠では、成田凌さん(30)が主演の、“漫画原作”のドラマが放送されると聞こえてきています。
もちろん企画は前々から動いていて、あとは情報解禁するだけという感じだと思われますが、日テレが発表のタイミングに悩んでいるところはありそうですね。現在、日テレは『セクシー田中さん』の件で、“漫画原作のドラマ”の制作を発表しづらい状況にあるでしょうからね……」
ピンズバより引用
ドラマ化されるのは、『降り積もれ孤独な死よ』という2021年8月から連載しているの未完の漫画です。
現在は2部まで終わっているところですが、どうするにしても中途半端なのでは。
『セクシー田中さん』はすでに出ている部分はもちろんのこと、未完の部分の扱いでかなり紛糾したようでしたが・・
『セクシー田中さん』の教訓が活かせなかった『アクマゲーム』
『セクシー田中さん』が放送されていた日テレ日曜22時半では現在『アクマゲーム』が放送されています。
こちらはすでに完結している漫画で、原作者は改変に理解を示しており、17歳の主人公が27歳になってもどうぞお好きなように、というスタンスでした。
しかし7話が放送された時点で、流石に辻褄が合っていない、と、苦言を呈していました。
『アクマゲーム』は2年前には実写化の声がかかっており、『セクシー田中さん』よりも前の昨年9月から撮影が始まっていたといいます。
『セクシー田中さん』問題が勃発したときにはもう『セクシー田中さん』の教訓を活かすどころではなかったんだと思います。
が、要するに日テレが漫画原作の作品を実写化する際にはどんなときも辻褄なんて考慮しないのが当たり前、原作者や原作にリスペクトなんてないということですよね。
今度もそうなりそう。
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