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「それはさぁ、公正取引委員会が調べりゃ色々出てきますよ。だってテレビ局は使いたくないんだもん。SMAPだから使われていたわけで、SMAPじゃなくなった三人に魅力を感じますか。公取も暇よねぇって話ですよ」
これが、元SMAP3人がジャニーズ事務所から圧力を受けていたということに対するマツコ・デラックスさんの回答です。
なんともはっきりしていますが、このウラには何かあるのでしょうか。
マツコ・デラックスが稲垣吾郎との共演を拒否
週刊文春がジャニーズ事務所による圧力問題を取材するなかで掴んだのが、TOKYO MXの『5時に夢中!』のキャスティングで稲垣吾郎さんの準レギュラーへの抜擢が拒否されていたこと。
稲垣さんにとって『5時に夢中!』は2016年12月にSMAP解散した後初めて生放送となった番組でした。
その反響は大きく、当然のように稲垣さんの月1レギュラー化が決まりかけていたそうですが、番組関係者いわく、マツコさんの事務所が「稲垣を出すならマツコは降板する」と申し入れたために流れたとのこと。
マツコさんは『5時に夢中!』の顔であり番組の人気と知名度を上げた功労者ですから、稲垣さんと天秤にかければそりゃマツコさん、ということで、稲垣さんの起用は見送られたそう。
この件についてマツコさんの言い分がこちら。
[以下引用]
「一方的に私が妨害したみたいに書かないでよ。だって、稲垣吾郎が『5時に夢中!』に入って楽しいと思う? いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。あの三人は木村拓哉や中居正広とはマンパワーが違うのよ。
あの騒動直後の稲垣が出ることによって、あの番組が築き上げたカラーがどうなるか考えてよ。一つの色に染まっちゃうじゃない。当時なら中居正広や木村拓哉でも断ってたわよ。そういうところを見ないで、公取が(出演)時間だけ調べれば、あの三人が使われてないですねってなるわけ。データ上で見たら違反かもしれないけどさぁ、結局は番組の判断なわけ」
[週刊文春]
なんというか、答えが微妙…。なにより、稲垣を出すならマツコは辞めるという拒絶の仕方が汚くて嫌です。
木村さんや中居さんとはマンパワーが違うというのはよくわかります。
でも「あの騒動直後の稲垣が出ることによって、あの番組が築き上げたカラーがどうなるか考えてよ」という部分は、ちょっとよくわからないのですが。稲垣さんを起用することで「ジャニーズに忖度しない」という色がつくのはわかりますけど、それってダメでしたかね。
MXテレビは「わけありタレント再生工場」「非ジャニーズの王国」とも言われており、稲垣さんはピッタリだったような。
あえてライバル的存在のボイメンやらなにやらの冠番組も放送していましたしね。
◆MXテレビにもジャニーズが着手
その人選がビミョー → geinou ranking geinou reading
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また、「旬かどうかわかるでしょう」は、当時かなりの旬だったと思うんですけどね。
SMAPの解散は2016年年末。
で、3人は2017年9月にジャニーズ事務所を退所し、当然の流れとして今後この3人は露出がなくなり「あの人は今」的存在になっていくんだろうと思われていました。
しかし、稲垣さんが退所1ヶ月ほどの同年10月24日に『5時に夢中!』に緊急生出演し、やっぱり元SMAPはこれまでの辞めジャニとは違うと相当盛り上がっていました。
確かに木村さん、中居さんと比べればマンパワーはなかったでしょうけど、まったくないなら今も続けて仕事があるわけもなし。
当時もしも月1レギュラー出演が実現していたらまた今とは違う立ち位置にいたと思うんですけどね。
※マツコさん、デラックスじゃない
マツコとジャニーズ幹部の親密な関係
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もともとマツコさんは舌鋒鋭いコラムニストとして活躍しており、その矛先はジャニーズも例外ではなく、木村拓哉さんの出演ドラマにもケチをつけ、ジャニーズ系を出しておけばいいでしょ的なテレビ局のあり方にもケチをつける人でした。
それが変わったのは2012年に関ジャニ∞の村上さんと共演するようになったころからだそう。
[以下引用]
「関ジャニ∞の村上信五と『月曜から夜ふかし』(日テレ系)をはじめた頃から、ジャニーズ事務所と急接近。村上の紹介で事務所の幹部とも頻繁に食事をする間柄になった。SMAP解散後、それまで距離を置いていた高校時代の同級生でもある木村との共演も果たし、今では彼の自宅に招かれるほど親密にしています」(プロダクション関係者)
[週刊文春]
マツコさんはジャニーズ幹部との関係について答えたがらず、「あの3人を使うならキンプリを使いたい」と答えていました。
そりゃそうでしょうけど、どこもかしこも全部にキンプリというわけもないでしょうに。
とにかく自分は忖度したわけじゃない、番組としての判断だと言いたいのはよくわかりました。
が、そこにジャニーズとマツコさんの関係が影響していないとはちょっと思えませんでした。
実際、マツコさんの言う「3人はSMAPだから使われてきた」にはこういう反論もあります。
[以下引用]
「『新しい地図』はジャニーズ御用メディアから干されているだけで、むしろそうでないメディアでの活動はSMAP時代より盛ん。特に『新しい地図』を起用している『ドラゴンクエスト』(スクウェア・エニックス)関連のCMやパラサポ(日本財団パラリンピックサポートセンター)の活動なんかはSMAP時代から続いているもので、起用側がジャニーズ残留組よりも退所組を選んだ形。マツコの言う『SMAPだから使われていた』という発言は的外れに思えます」(記者)
[エンタメガ]
確かに、ドラクエもパラサポも5人でやっていた仕事ですから、ジャニーズや木村さんや中居さんのマンパワーだけで取っていた仕事ならそちらを起用していたはずですね。
正直、3人を選んだのは、3人だけの魅力というかマネジメントする側であるジャニーズと飯島さんの魅力と、木村さんと中居さんが組んでの仕事というのがあり得なかったというのもあるような気もしますが。
マツコさんの毒舌はとにかく公平だったから多少きつくても納得できたのですが…残念です。
テレビ局からジャニーズへの何らかの気遣いがあるのは明らかです。
3人が出たイベントがテレビで放送されても3人の映像がカットされたこともありますし、先日も五輪スタッフのユニフォームの発表会を取り上げたコーナーで、選考に関わった香取慎吾さんについてまるっと言及しない、なんてこともありましたが、有名人が関わっているのに一言も触れないほどに「マンパワー」ないですかね?
また、同じ週刊文春には、稲垣さんが出演する舞台で長年企画と製作を担当してきたパルコが外れたのは、ジャニーズから「うちとカレンのどちらを取るのか、はっきりしてください」と言われた結果だと報じています。
結局、3人がジャニーズを離れた後に地上波レギュラーがなくなり、映画や舞台、個展、五輪関係などで活躍しても一切テレビで報じないからテレビしか観ない人にとっては3人は過去の人になり、どんどん旬から外れていくわけです。
取り上げてもらえるかどうかが事務所の力、これまではその事務所の力に守られていたというならそうなんでしょうし、タレント本人の人気とどうもそのへんってもともと分かりづらいところです。
が、それを言い出したら、より一層テレビが胡散臭すぎて観てられなくなりそう。
◆もう始まってるんじゃない?
中居正広へのプレッシャー→ geinou ranking geinou reading
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