日テレの後藤晴菜アナが育休取得後退社することを発表し、「恩知らず」「モヤモヤする」と批判が上がってることが話題になっています。
出産前は産後復職を希望していても、現実に向き合うと断念するケースがあっても仕方ないはず。
それなのになぜ非難の声が上がってるのでしょうか。
後藤晴菜アナの結婚、妊娠出産まで
後藤晴菜アナの結婚関係を年表式にするとこちら。
- 2021年:サッカー選手の三竿健斗さんと結婚
- 2022年:第一子となる女の子を出産。同年三竿選手がポルトガルに移籍することになり、後藤アナと娘さんもポルトガルに移住
- 2023年:三竿選手のベルギー移籍にともない一家でベルギーへ移住
- 2024年7月:三竿選手が古巣の鹿島アントラーズへ
- 2024年10月:日テレ退社を発表
結婚してからバタバタしたのね、というところですが、三竿健斗選手はもともと鹿島アントラーズの選手です。
今年アントラーズに戻ってきたということは、結婚したとき、つまり育休をとったときと条件は一緒のはず。
なのになぜ育休をとったのに、一度も復帰せず日テレを退社?と思います。
が、それでも、確かに茨城と東京の2拠点生活は大変だし、子供が病気がちだったり自分の体調が崩れてしまったりという不測の事態はあり得るし、家族が一緒に暮らせる選択をするならそちらを優先していいとは思うのですが…
後藤晴菜アナは日テレ退社後セントフォースへ所属
モヤモヤするのは、後藤晴菜さんが日テレ退社後セントフォースへ所属する、ということも大きいかなと思います。
日テレを退社後は、芸能事務所の『セント・フォース』に所属することも決定している後藤アナ。11月1日の『スポーツ報知』のインタビューでは、今回の退社について《夫と娘が会える時間が限られるので『家族そろって暮らしたい』という思いが強くなり、決めました》と語っている。
週刊女性プライム
セントフォースはパートタイマー的だからできる、というつもりなのかもしれませんが、それがまた。
休む間は福利厚生バッチリの大企業に所属し、終わったらフリーでゆるく働きますって、後藤晴菜さん本人にとっては賢い選択だとは思います。
でもこういうことをされると、後進が産休・育休を申し出にくくなるし、申し出を受ける方も、もらうものもらって逃げられるのかな、なんていういらぬ心配をしないといけなくなります。
最低限、一度は復職すべきでした。
ま、上には上がいて、元NHKの青山祐子さんは7年も産休育休をとり一度も復職せず退社しましたけども。
日本の少子化問題と働き手不足の問題を解決するために、女性は育児や家庭の切り盛りの担い手だけでなく働き手としての活躍も求められていて、育休の充実は非常に大事です。
それをこうも「賢く」使う人が目立つところにいるのはちょっと。。
参考:育児休業中の補償
- 育児休業中の給料(育児休業給付金):
育児休業中には、通常の給料の一部が「育児休業給付金」として支給されます。これは、育児休業開始から最初の6ヶ月間は給料の67%、その後の期間は50%が支給されます。
この給付金は、雇用保険から支給されるもので、育児に専念しながらも一定の収入を確保できるようになっています。 - 社会保障:
健康保険:育児休業中も健康保険の被保険者としての資格は保たれます。つまり、医療費の一部負担や健康診断の補助など、通常の健康保険のサービスを受けることができます。
年金:育児休業中も厚生年金の加入者としての資格は維持されます。そのため、将来の年金受給に影響はありません。
雇用保険:育児休業給付金の支給を受けることで、雇用保険の資格も維持されます。
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