2025年6月3日、日本の野球会の大スター・長嶋茂雄さんが肺炎のため亡くなりました。
多くの人が喪失感に包まれる中、葬儀の喪主は長島三奈さんが務めることが発表されました。
しかし、長島三奈さんは長嶋家の第三子。
喪主は第一子が務めることが多く、長嶋茂雄さんの第一子は長嶋一茂さんです。
長嶋一茂さんが喪主ではない理由は何が考えられるのでしょうか。

熱闘甲子園Magazine (文春MOOK)
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長嶋茂雄の子どもたち
長嶋茂雄さんは妻・長嶋亜希子さん(2007年没)との間に子どもが4人います。
- 長男:長嶋一茂(1966年1月26日生まれ)
元プロ野球選手で、ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツで活躍。引退後はタレントやスポーツキャスターとして活躍し、バラエティ番組などで人気を集めています。 - 長女:長嶋有希(生年非公表)
一般人として生活しており、露出はほぼありません。かつては父の資産管理会社「オフィスエヌ」の役員を務めていました。 - 次女:長島三奈(1968年6月3日生まれ)
スポーツキャスターとして活躍し、「熱闘甲子園」などの番組で司会を務めました。父の資産管理会社「オフィスエヌ」の代表取締役を務め、長嶋ブランドの管理を担っています。 - 次男:長島正興(1970年9月26日生まれ)
元レーシングドライバーで、全日本F3選手権やスーパーGTなどで活躍しました。引退後は環境活動家として、環境問題に関する仕事に従事しています。
特に長男の一茂さんの露出は多く、普通は長男が喪主となるところじゃないの?という疑問の声が多く見られます。
長嶋一茂が喪主ではない理由
一般的な喪主の決定基準は以下の通りです。
- 故人の遺言
- 配偶者
- 血縁関係の深い人(子、兄弟姉妹など)
- 友人・知人
故人の遺言があれば絶対、でしょうが、それ以外は臨機応変に対応しているのではないでしょうか。
長嶋家の場合も同様で、「喪主はお兄ちゃんで」「いや俺はいいよ」となったのかもしれません。
が、「いや俺はいいよ」となったのかもしれない背景が、いろいろと噂されています。
家族間の確執
長嶋一茂さんと長嶋家の間には、過去、相続や資産管理をめぐるトラブルがありました。
具体的には以下の通り。
2008年、「オフィスエヌ」の商標登録期限が切れたタイミングで一茂さんの個人事務所「ナガシマ企画」が「長嶋茂雄」の商標登録を試みたことで、三奈さん側と対立が表面化しました。これは一茂さんの妻・仁子さんが行ったともされ、「さすが・・」という声が上がっていました(仁子さんは元キャバ嬢。厳しい目が向けられがち)。
2009年、一茂さんが父の記念品や母・亜希子さんの遺品を勝手に売却したとされる報道がありました。一茂さんによると、実際には許可を得たものであったということですが、これが兄妹間の関係をさらに悪化させたとされています。
2013年、これらの話を週刊新潮が「長嶋家のトラブル」として報じたことで、一茂さんが名誉毀損で提訴。
トラブルの裏には後妻のように振る舞う故・亜希子夫人の妹がいると明かしていました。
実際にはきょうだい仲は悪くない、という説明でしたが、世間は悪い方を信じてるような印象です。
介護・看取り問題
2004年に長嶋茂雄さんが脳梗塞で倒れてしまいました。
以降、長島三奈さんは献身的な介護を続け、亡くなったときにも看取ったと報じられています。
一方で、一茂さんは「父とは10年以上会っていない」と発言したこともあります。
そういった距離感もあるかも。
葬儀の運営権限
長嶋家の個人事務所「オフィスエヌ」は、次女の長嶋三奈さんが代表を務めています。
葬儀の運営も三奈さん主導で進められている関係もありそうです。
宗教的事情
2018年、一茂さんはカトリック教徒であることを公表しています。
洗礼名は「パウロ」。
長嶋茂雄さんがキリスト教という話はありませんので、葬儀は仏式で行われると思われます。
となると、確かに喪主は難しいかも。
遺産放棄
長嶋一茂さんは2019年に出演した『ワイドナショー』で長嶋家の遺産について、すでに遺産放棄している、3人で分けるように伝えていると明かしています。
実際に被相続人の生前に遺産放棄はできませんが、その意思を態度で示す意味でも喪主を辞退したかも。
長嶋一茂さんはタレントとしても十分活動している一方で、不動産収入だけで年収1億と報じられたこともあります。
「長嶋茂雄の長男」として、特に野球選手時代は相当なプレッシャーがあったと思いますが、「長嶋茂雄の長男」だから得た利益もあったはず。
そのあたりのプラスマイナス含めて、遺産という形で譲られなくてももう十分だ、という気持ちかもしれません。
長嶋茂雄さんのような家で骨肉の争いは避けたいでしょう。
正式な遺産放棄にならなくても、遺言を残すときにはそう書いてね、と長嶋茂雄さんに伝えている可能性はありますし、同時に喪主についても遺言しているかもしれません。
まとめると確執ではなく人の心では
家族の不仲や遺産争いというのはネタになりやすいですが、実際にはそんな複雑なものではないのでは。
過去なにかあったにしても、現実に長い間父親を介護をしてくれた妹がいるわけです。
その妹が「喪主は絶対にできません」と言ったなら他のきょうだいが出たかもしれませんが、そうでないなら看てくれた三奈さんにお願いするのでは。



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