世論が読めない、脚本が悪い…『民衆の敵』視聴率爆死はキャスティング以外が問題だった | 芸能スクープ、今旬ナビ!!

世論が読めない、脚本が悪い…『民衆の敵』視聴率爆死はキャスティング以外が問題だった

篠原涼子さん主演の月9ドラマ『民衆の敵』が初回視聴率9.0%と爆死したことで、その原因を探る記事が出ています。

 

 

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週刊新潮によると、キャスティングは「頑張っている」とのこと。

 

たしかに、イケメン要員は高橋一生さんと田中圭さん、話題作りがトレンディエンジェルの斎藤司さん、石田ゆり子さんは再ブレイク中ですし、ボスを務める古田新太さん、現市長を余貴美子さん、と、これで文句があるとすれば、高橋さんと石田さんのような他局のドラマでブレイクした俳優を持ってくるのがフジだよね、という感じでしょうか。

 

主演の篠原涼子さんは、最近はちょっと低迷ですが過去の名声はあるので縁起はいいかもしれません。

 

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ということで、週刊新潮ではキャスティング以外の部分でこのドラマの難点をあげています。

 

まとめると、1.脚本が酷い、2.世論が読めていない、3.放送開始日の変更とのこと。

 

1の脚本は、たしかに、中卒のパートの主婦が仕事をクビになって議員報酬を目当てに立候補したところ当選、って、そんなに簡単?…というのはドラマだからまだ良しとしても、問題は女性市長とドンの対立という部分です。

 

 

[以下引用]
「普通の主婦が立候補していきなり当選というのもひどいですが、市議会の描写は小池百合子都知事と、内田茂・元都議の対立をモデルにしています。ところが、現実世界では『排除』発言で小池知事のイメージが急激に悪役化し、ドラマの関心に水を差す結果になってしまいました。安易に現実世界を図式化すると、何かあった時に修正ができずに痛い目にあうわけです。これが三重苦の1番目です」

[週刊新潮]

 

 

『民衆の敵』が発表されたのは7月下旬のことで、であれば小池さんを、というのもわからないでもないですが、まさに水物をもってきてしまったわけですね。

 →『民衆の敵』はストーリーがみえみえ

 

 

2の世論も水物系で、カットされなければどうやら3話でトレエン斉藤さんが居酒屋の女将に「ハゲーーーー!」と言われるシーンがあるそうで。

 

つまり、豊田真由子元議員のアレですね。

 

豊田さんのアレも、7月頃の話です。あの当時はかなり盛り上がりましたが、今は豊田さんも落選し過去の人です。

 

「衆院が解散されず、豊田氏が無所属で議員を続けていれば、また違った反応が期待できたかもしれませんが、結局のところ、設定があまりに単純というか、底が浅いんです」(週刊新潮)と指摘されていますが、そもそも衆議院は遅くともドラマが終盤を迎える12月には解散総選挙があるだろうと言われていました。

 

3の放送開始日の変更にも関わりますが、選挙が関係ないドラマであればズラす必要もなかったわけで、それを予測せずこういうドラマにしたのもズレてたんでしょうね。

 

週刊新潮は以上ですが、他にもドラマの内容が海外の人気ドラマシリーズ『ハウス・オブ・カード』のオマージュ、つまりパクリ疑惑が指摘されているという話も。

 

 

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フジの今期のドラマは浅野忠信さん主演の『刑事ゆがみ』が評価が高いものの視聴率は低調、井上真央さん主演の『明日の約束』は視聴率は低迷、内容も暗くて…と言われるものの、まだ社会派として違う評価をされる可能性はあります。

 

この2つは原作・原案ありですが、この『民衆の敵』は原作なしのオリジナルです。

 

で、視聴率も低く内容の評価も低いというのは、つまり、フジにはオリジナルのドラマは難しいということなんでしょうかね。

 

◆ここまで読んで頂きありがとうございます◆

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