寺田稔総務相を執拗な追及で辞任に追い込んだり。

 

King & Prince分裂騒動についてジュリー社長を「冷酷」と酷評してジャニーズ事務所から法的措置をチラつかせられたり。

 

相変わらず元気モリモリな“文春砲”ですが、実はここ最近の芸能事務所よろしく”脱退騒動”に見舞われているといいます。

 



 

 

週刊文春と言えば、2016年の”ベッキー不倫騒動”のスクープをきっかけとして“文春砲”ブランドを確立させ、それ以降も快進撃を続けてきたのはご承知の通り。

 

特に芸能界では、

 

「文春砲にヤラれたら、どんな言い訳をしても無駄」

 

と言われるくらい、その存在感は抜群。

 

今も雑誌の売り上げ1位をキープしつつ、「文春オンライン」や「週刊文春電子版」といったネット時代に対応したコンテンツも好調で、

 

「雑誌業界は相変わらずの”文春1強”だ」

 

との評価が確立している・・はずなのですが、実は2018年に現在の加藤晃彦編集長に代わってから、徐々に潮目は変わり始めているんだとか。

 

[以下引用]

「『文春』編集長はこれまで、若手の頃から記者として鳴らし、誰もが納得する人が就いてきた。前任の新谷氏はまさにそうでした。しかし、加藤氏は記者経験が少なく、スポーツ誌の『Number』などを渡り歩き、久々に『文春』に戻ってきた時はデスクとしてでした。編集長に昇格が決まると、多くの社員が首を傾げたものです。加藤氏に白羽の矢が立ったのは、コンプライアンスのうるさい世の中で、訴訟対策など、ガバナンスをしっかりしてきた点が評価されたからでしょう」(文春関係者)

 

これは、“プラプラ呑み歩いてたまに大スクープを放つ”といった「古き良き時代の週刊誌記者」を放逐することとイコールでもあった。

 

「『文春』といえば雑誌記者として名を挙げた人が『文春』に引っ張られ、その後、フリーで活躍するのが王道。『プレジデント』から斉藤貴男、『FRIDAY』から麻生幾、『噂の真相』から西岡研介が契約記者として来て、巣立っていった。かつては力のある記者は、企画会議に出なくてよかったり、莫大な経費を使っても何も言われない時代もあった。ただ、今はそんな記者を囲っている余裕などない。加藤氏はベテラン記者相手にも、忖度なく厳しいことを言っていました。それもあって、加藤氏の編集長就任と前後して、40代の記者3人が一気に辞めたのです」(前同)

 

◆今では有名人になりました。

スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ (文春e-book) - 中村竜太郎

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「”文春砲”のおかげで、大手新聞社という安定した地位を捨てて『文春』の契約記者を志願する若手もいます。かつてなら考えられません。雑誌業界未経験者も積極的に採用するようになった」(同前)

 

さらに昨年から、異変が如実に表れてきたというのだ。

 

「去年、まず甘利大臣スクープをすっぱ抜いた記者が辞め、フリーランスに。さらに、ジャニーズなどの芸能スクープを飛ばしまくった記者は、小学館の『NEWSポストセブン』デスクに就いた。そしてこの10月には、『文春オンライン』の40代の記者2人が、それぞれ集英社と『ポストセブン』に転職しました」(同)

 

なぜこうした事態となったのか。彼らを受け入れたある雑誌の編集者が指摘する。

 

「とりわけ『文春リークス』には上質なタレコミが集まっており、それをきっちり捌ける記者が求められます。その一方で、自分の人脈でネタをとってきたり、文章にこだわりのあるベテランは敬遠されるようになった。加えて『文春』は厳格な『50歳定年』を敷いており、どれだけ活躍していても例外はない。65歳定年が一般的な世の中で、明らかに逆行しています。記者にも家庭があるわけで、定年を前に、他誌に移籍しておこうとの考えのようです」

 

これは「文春1強」の時代に変化をもたらすのでは、と編集者は続ける。

 

「やはり人材は重要ですから、この歪みは出てくるでしょう。これからはネットを中心に、署名原稿を書きたいライターも増えてくる。そうなるとシビアな『文春』より、企画が通りやすい他誌のネット部門に流れるのでは。実際、『いずれは文春で』と考えるライターは少なくなっています。20年近く販売部数1位を誇ってきた『文春』の陥落もありえるでしょう」

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ということですが、確かに滝沢秀明さんのジャニーズ事務所退社について、文春なら発表直前に出してもおかしくないのにそれがなく、さらに、後追いで文春が出した記事の内容の薄さに驚いたんですよね。これが文春かと。

 

「1億総パパラッチ時代」

 

なんて言葉もある通り、現代はカメラ付きケータイの普及に加え、誰もがSNSで情報を発信するのが当たり前の時代になりました。

 

なので、「古き良き時代の週刊誌記者」が自らの人脈と粘り強い取材でスクープを勝ち取る・・という時代が終わりつつあるのは理解できます。

 

実際、毎日ツイッター上で特定単語を徹底的に検索しまくっていれば、驚くような”素人スクープ”に遭遇することも珍しくなりましたからね・・

 

で、誰か一人でもそれに気づけば、それがネットであっという間に拡散されちゃうと。

 

さらに、今年2月に芸能人のアテンドを生業としていたガーシーが”暴露王”として降臨したことも、週刊誌業界にとってはかなり大きな意味を持ちそうな気配。

 

芸能人の周りには多くの取り巻きや関係者がいますが、そういった”当事者”たちが顔出し、匿名問わずにどんどん暴露を始めたら情報がどんどん出てくるわけです。

 

◆早く映画化しないと、旬が過ぎちゃいますよっ!!



 

 

引用記事にもありますが、

 

「文春リークスには上質なタレコミがたくさん集まっている」

 

というのがその証拠かと。

 

”やり手ベテラン記者”が時間を掛けて取材している以上のリアルで生々しいネタが向こうから勝手に集まってくるとなれば、自ずと記者に求められる資質も変化してきます。

 

栄枯盛衰というわけではないですが、”文春一強時代”が終りを迎えるのは、もはや時間の問題かもしれませんが・・

 

そうであっても、当事者すら知り得ない”裏の裏”まで詳細に暴けるのは、記者による徹底した周辺取材が必要なのは、今後も変わらないはず。

 

そういった意味で、一匹狼的な”狩猟スタイル”の週刊誌記者が消えることはなく、裏取り専門の記者と二極化していくような気もします。

 

いずれにせよ、今後は紙媒体はほぼ絶滅し、ネット媒体のメディア主流になっていくことは間違いないでしょうね。

 

 

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