秋のドラマが出揃い、週刊誌でもその評価を始めていますが、中でも酷評されているのが山口智子さんの復帰作『ゴーイングマイホーム』です。

「高視聴率の女王」と呼ばれた山口さんが、『ロングバケーション』から16年ぶりの復帰という鳴り物付きで始まったのに、視聴率が2話で8.9%、3話で8.4%と早くも一桁が固定化しつつあります。

これは十分打ち切りの範囲ということで、山口さんが頭を抱えているといいます。

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※このドラマでキムタクが連ドラに初主演し、平均視聴率29.6%を獲得

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(全4枚 全話収録)

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<以下引用>

主演に阿部寛、妻役に山口智子、宮崎あおいも加わった注目のキャスティング。監督には、映画界から是枝裕和を迎え、フィルム映画のように撮影。長野で大規模なロケを行うなど、時間と金をかけ、ちゃんとしたドラマを作ろうという意気込みが感じられ、下馬評も高かった。

が、いざ始まってみると…。ちゃんと作りさえすれば面白くなるのかといえば、そうではないのがエンターテイメントの難しいところ。「ちゃんと作ってるんだから、これは面白いんだ」と、自分の胸に言い聞かせながら見てないと、すぐ求心力を失ってしまう単調さ。人の温もり、おかしみを大事の撮っているのはわかるのだが、あまりに緩慢な筋運びで、阿部寛、阿部サダヲ、西田敏行といった、せっかくのアドリブ上手が飼い殺しに。このテンポで「初回2時間」もツラいが、翌週に放送なし、翌々週に第二話放送という、固定客作る気ゼロの編成も酷かった。

<週刊文春>



翌週放送なしの理由は、日本×ブラジルのサッカー中継で、視聴率は23.7%。きっと『ゴーイングマイホーム』を放送するよりは高かったでしょうね。

※主題歌は槇原敬之さんです。

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ちなみに『ゴーイングマイホーム』の初回の視聴率は13%で、第二話が8.9%。この数字にはフジテレビはもちろん、山口智子さんも頭を抱え、「“一般庶民にウケて数字が取れるドラマではなく、玄人に評価されるような良質な作品にしたい”と発言するなど煙幕を張り始めたようです」(番組関係者・週刊新潮)

つまり、もはや文学作品的なもの、ということなんでしょうかね。

ただ、何人も主役級の俳優を揃えながらもこの結果となったのは、山口さんが予想以上に忘れられていたということもありそうですが、それより「妖精探し」がマズかったという意見が多いです。

<以下引用>

「初回は小津安二郎監督を髣髴させるようなホームドラマでしたから、その路線でお話が進んでいくのかなと思っていたんです」(作家・麻生千晶氏)

と言いつつ、2回目の展開に戸惑いを隠せなかったと語る。

「“クーナ”とかいう小さな生き物の話が全面に出てきて、とたんにメルヘンになるでしょう。これでは何を描きたいのかよくわからない」(同前)

<週刊新潮>



女性自身のドラマ批評記事にも、「ホームドラマかと思ったらファンタジー仕立てで、それにしても“妖精はいらないでしょ!”って思った」「クーナが出てきたところで脱力。じつは宮崎あおいは本当に夫の阿部寛の母親違いの妹で、山口と財産争いで火花バチバチ…みたいなのが見たかった」という言葉がありました。

確かに、あのほんわかした宮崎さんがこれまでとはまったく違う火花を飛ばすような役柄していたら、話題になったかも。

※山口さんもこのドラマ的なドロドロで…

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このへんが、やっぱり映画監督・是枝裕和さんなんですかね。映画館で2時間ほど観るならば、多少ファンタジーでもアリとは思うのですが。

一桁が続くと、当然浮上するのが「打ち切り」の話。フジテレビでは今年の4月にスタートした『家族のうた』が過去最低視聴率を記録し打ち切りになっています。

ひらめき『家族のうた』がパクリドラマになった

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<以下引用>

「民放のTVドラマは視聴者からお金を徴収しないので、スポンサーあってこそのコンテンツです。スポンサーは数字でしか番組を評価しませんし、その判断基準は近年シビアになる一方。山口智子の復帰作といえど打ち切りの可能性はあります」(芸能デスク)

<週刊新潮>



『家族のうた』の3%台というのは衝撃でしたが、もはや一桁のドラマって珍しくないんですよね。この前の時間に放送された生田斗真さん主演の『遅咲きのヒマワリ』も、1話での評判は上々だったのに、2話目は9.9%でした。

数字でしか判断しないなら、その数字が関東でいうと600世帯が何を見たかという母数の少ない視聴率ではなく、もう少し根拠のあるものにしたらいいのになと思いますが、何かないですかね?

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