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複数の大手スポンサー企業が、
「ジャニーズ事務所のタレントとの契約を打ち切る」
と明確な意思表示をして話題になっています。
これは、ジャニーズ性加害問題に関して再発防止委員会の調査報告書提出を踏まえてジャニーズ事務所が会見を行った内容が「不合格」とみなされた結果だと思われます。
[以下引用]
嵐の二宮和也や、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰの山田涼介ら計２３人のジャニーズ所属タレントとＣＭ契約を結んでいるアサヒグループＨＤの動きは素早かった。
同社はコメントの中で「明確な被害者救済と抜本的な組織運営の是正が認められない以上、取引の継続は当社の人権尊重方針に反する」と事務所側の対応を厳しく指摘。「抜本的な組織運営の是正」がない限り、ＣＭに起用しないという方針を打ち出した。Ｓｎｏｗ Ｍａｎの目黒蓮とジャニーズＷＥＳＴの重岡大毅とＣＭ契約するキリンＨＤも「現在起用しているタレントの契約満了を持って今後起用しない」とした。
事務所が設置した特別調査チームは、９項目にわたって問題点を指摘。人権方針の策定と実施、人権に関する外部人材の起用など、コンプライアンスに関する機能を抜本的に改革することを求めた。７日の会見でトップ交代は表明されたが、今後の体制についても不透明なままだ。
また事務所側は被害者に対し「法を超えて対応する」とし、異例の補償を行う方針を表明したが、現段階で被害者団体の交渉などは始まっておらず、補償内容も決まっていない。アサヒ、キリンの両社はこうした背景を踏まえて、ＣＭ契約などの見直しを決定したとみられる。
ジャニーズ事務所が記者会見した７日、東京海上日動火災保険は同事務所との広告契約の解除を検討していることを明らかに。嵐らを起用したことがある日本航空も「適切な対応が取られるまでの間、広告への起用を見送る」と表明していた。
関係者によると、アサヒグループＨＤのＣＭ出演料は契約期間に応じ１人数千万円ほど。ジャニーズ事務所は被害者への補償に加え、ＣＭ契約を失うことになった。
[スポーツ報知]
アサヒHDのこの対応の迅速さの背景には、アサヒがラグビーW杯フランス大会のスポンサーとして大会最高位となる「ワールドワイド・パートナー」をアジア企業として初めて勝ち取った、という背景があると指摘されています。
今後海外の人権団体からの抗議が予想され、投資家は取引先でもスキャンダルを嫌う傾向があるため、早め早めの対応になったようです。
結局あのジャニーズ事務所の会見で発表した内容では、とても本気を感じられなかったということですよね。
特に、「ジャニーズ」という名称を残す判断、そして新社長東山紀之自身の性加害疑惑、さらにジュリーさんに代表権を残したこと、などでしょうか。
まあ正直なところ、スポンサーもある意味ジャニーズの罪に加担していたと思いますけどね。
だって、ジャニーさんの性加害は20年前にすでに最高裁が認めており、週刊文春は関係する連載を14週に渡って行っていました。
それでも取引を変えなかったわけですから。
どういう力が働いたのかわかりませんが、スポンサーがNOと言わなかったからジャニーさんが好き放題できたというのもあるでしょう。
ちなみにラグビーW杯の日本代表アンバサダーは、ジャニーズ事務所の櫻井翔さんです。
現地フランスの大手紙「ル・モンド」ではこの起用に疑問の声をあげているとか。
「ル・モンド」曰く、
「事務所の創設者であるジャニー喜多川氏による虐待が疑われているにもかかわらず、櫻井氏は３月にＢＢＣがスキャンダルを暴露して以来、この男の被害者に対する真の支援を表明したことは一度もなかった」
とのこと。
つまりル・モンドは櫻井さんがジャニーズ事務所だから、ではなくて、櫻井さん自身の姿勢に問題があると指摘してるんですね。
一応、櫻井さんも何度かコメントはしています。
しかし、ジャニーズ事務所所属であること、そして大きな意味では自分は被害者側に見られうる立場にいるため、コメントが難しいと考えていた、と本人が言ったように、何しろ歯切れが悪い内容になっていました。
しかも、一度目のコメントで話したのが「憶測はダメ」という主旨で、被害を受けていないのに受けているように見られてしまうジャニーズタレントや元Jr.にも配慮がほしい、みたいなことでした。
それも大事な一面ではあるけれど、「キャスター」を名乗っているのにこれでは…と言われても仕方ないところはあるかも。
お父さんが官僚だったからかジャニーさんの好みじゃなかったのかわかりませんけど、おそらくですが、櫻井さんは被害者ではないんですよね。
だからなのか、なんとなく全般に、被害者が遠い感じのコメントになっているような。
何にしろル・モンド的には櫻井さんは「不合格」ということです。
他にもすでに日本航空や東京海上日動火災保険、キリンなどが同様の決定を発表しています。
これからもっと様々な企業が追随してくるでしょう。
民放各局は「タレントに罪ナシ」の方針で今後も起用は変わらないと宣言しましたが、実際には控えめになっていく可能性もなくはなく。
そしてNHKは、今回の件を反省し、今後タレント起用時には所属事務所の人権に関する方針などもチェック対象にすると言っています。
紅白歌合戦は、どうなるでしょうね。。
◆いくらキムタクでもこれはスポンサー離れるよ。。
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