「松嶋菜々子とW主演」にキレた江口洋介。鉄板のはずの『救命病棟24時』視聴率不振のワケ

『救命病棟24時』といえば、これまで放送されたシリーズの平均視聴率がどれも20％前後とフジテレビのドラマの中では「必ず視聴率がとれるドラマ」という位置づけでした。

それが今放送中の第5シリーズは低迷中ですが、その理由の1つである「進藤先生」こと江口洋介さんの不在の理由は松嶋さんとのW主演が原因だったとフライデーが報じています。

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※松嶋さんが出演しなかった第二シリーズは平均視聴率20.3％でした。

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今年の3月の時点で週刊文春が報じた江口さん降板の理由は、脚本への不満と仕事を押し付ける事務所への反発でした。

　ドタキャン降板！江口洋介が「救命病棟24時」に出ず松嶋菜々子サイドが激怒！

今回フライデーが報じているのは、実は江口さんが不満だった脚本の内容とは「松嶋菜々子さんとのW主演」だったということです。

[以下引用]

「江口が忙しすぎるためにドタキャンしたとも報じられましたが、実際のところは脚本が気に入らなかったのが本音でしょう。これまで、『救命～』シリーズは江口が主演で、本人も自分のドラマだという自負が強かった。しかし今回は、これまで2番手だった松嶋菜々子とのダブル主演にしたいという制作サイドの意向があり、それに江口がキレて、出演をキャンセルしたらしい」（B氏）

江口のいない『救命～』は、物足りないという声が早くも上がっている。

「松嶋演じる医局長・小島のキャラが薄い。いっそのことスピンオフにして別物のドラマにしたほうが良かったのでは。従来のシリーズを期待して見る人は、ガッカリしてしまうでしょう」（TVウォッチャー上杉純也氏）

[フライデー]

このシリーズは以前から江口さんと松嶋さんのW主演かと思っていましたが、違うんですね。

松嶋さんが演じる「小島楓」がメインのドラマは2009年にも放送されたことがあります。

この時は第4シリーズ撮影期間中に江口さんがバイクで事故を起こしドラマ開始に間に合わず、苦肉の策として過去シリーズの登場人物4人を1人ずつゲストに迎え、楓との関係をメインに構成された4話分の緊急スペシャルが放送されました。

そしてその緊急スペシャルの平均視聴率は13.5％。

続いて放送された第4シリーズの平均視聴率は19.2％。

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そして、今クール放送中の第5シリーズは初回から17.7％→15.9→14.9％と、やはりこのシリーズには進藤先生が必要なのかなという結果です。

松嶋さんサイドとしても、歴史的高視聴率を獲得した『家政婦のミタ』後の単独主演ではコケたくなかったでしょうに、この結果は苦しいでしょうね。

第5シリーズ自体の評価は、「江口洋介が出てたときの緊張感がなくつまらない」というものや、「医療ドラマによくあるパターンの話ばかり」「展開が読めるから面白味がない」「時任三郎、佐々木蔵之介が生かせてない」等々、目につくのはマイナス評価ばかり。

結果、テレビ朝日の沢村一樹さん主演の医療ドラマ『DOCTORS 2～最強の名医～』へ乗り換える視聴者が増えているよう。

[以下引用]

「『DOCTORS 2』の脚本家は、『救命病棟』の第1～3シリーズを手掛けた人気脚本家ですから、視聴者が乗り換えるのも納得です。フジは、月9の恋愛ドラマ『SUMMER NUDE』に『ベタすぎる』という声が上がっていますが、『救命病棟24時』にも同様の感想が多い。今クールのフジは、『ショムニ2013』などシリーズ続編の多さもあってか、守りに入りすぎたために視聴者に飽きられている印象です」（テレビ誌ライター）

[サイゾー]

毎年夏は全体的にドラマの視聴率が悪いので、そんな中、フジテレビが『救命病棟』や『ショムニ』などに頼ったのも分からないではないですが、せっかく4月クールの『ガリレオ』や『ラストシンデレラ』などドラマが好調だったのにもったいないですね。

人気だった『救命病棟』の3つのシリーズを手がけた脚本家が手がける『DOCTORS2』が好評で、『DOCTORS2』自体には、沢村一樹さんや高嶋政伸さんを始めとして、フジに出演している山下智久さんや松嶋菜々子さんなどと比べるとどちらかというと地味な役者さんしか出ていないことからも、視聴者は出演者よりも脚本でドラマを選んでいるというのは明らかでは。

「江口洋介が出ないから見ない」というのも、「江口洋介の役柄である進藤先生が見たい」ということなのかなと思いますし。

キャスティングありきのドラマ作りはお金の無駄と考え、今後はしっかり見応えのあるドラマを作っていってほしいと思います。

これはお気の毒…