3月11日に放送された報道ステーションで、古舘伊知郎さんが原発問題に関する圧力について言及し、話題になっています。
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喋らなければ負けだよ [単行本] / 古舘 伊知郎 (著); 青春出版社 (刊)
<以下書き起こし>
今、テレビを御覧の皆様。
私、ふたつの、この番組に関して後悔することがあります。
一つ目は、牧場の主の方になんとか無理を言ってでも牛の墓場を撮影して皆様にお届けするべきだったと、今考えています。
私たちはものを食らって生きています。
しかしその生き物が育てられていく現場、そしてその現場で今、大変悲惨なことが起きていると。それをテレビは避けずに直視して、皆様に観てくださいと言う勇気を持つべきだったと後悔しています。
2つ目の後悔は、原発に関してです。
報道ステーションではスペシャル番組として、去年の12月28日の夜、原発の検証の番組をお送りしました。津波で原発が壊れたのではなく、それ以前の地震によって一部、第一原発のどこかが損壊していたのではないかという、その追求をしました。
今回のこのスペシャル番組でその追求をすることはできませんでした。
原子力村という村が存在します。
都会はこことは違ってまばゆいばかりの光にあふれています。
そしてもうひとつ考えることは、地域で、主な産業ではなかなか暮らすのが難しいというときに、その地域を分断してまでも、積極的に原発を誘致した、そういう部分があったとも考えています。
その根本を、徹底的に議論しなくてはいけないのではないでしょうか。私はそれを、強く感じます。
そうしないと、今、生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳がたちません。
私は日々の報道ステーションの中でそれを追求していきます。
もし圧力がかかって番組を切られても、私はそれはそれで本望です。
また明日の夜、9時54分に皆様にお会いしたいです。
おやすみなさい。
<報道ステーション 古舘伊知郎さんの発言より>
とても真摯な言葉です。
福島第一原発の件については昨年NHKも報じていました。
また、原子力村とは「原発を推進することで互いに利益を得てきた政治家と企業、研究者の集団」と定義されています(Wikipedia)。
古舘さんは今後、圧力に怯えずに正しいと思う報道をしていくと宣言をしました。
今でも“普通の人たち”の多くがが、大手メディアから与えられる情報しか信じていないことを考えれば、その中心である“テレビ”で目に見えない“圧力”の存在を認める発言をした意味はとても大きいのではないでしょうか。
今後の報道がどのように変わっていくのか、注目してみたいと思います。
古舘伊知郎が娘をテレビ局に入社させなかったことで…
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