提訴された「あいテレビ」の番組は何?『鶴ツル』はBPO審議入りの過去 | 芸能スクープ、今旬ナビ!!

提訴された「あいテレビ」の番組は何?『鶴ツル』はBPO審議入りの過去

2025年6月6日、TBS系の放送局「あいテレビ」(本社・愛媛県松山市)に対し、フリーアナウンサーの女性が約4100万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしました。

収録現場や放送でセクシャルハラスメントがあったのに、防止する義務を怠ったとしています。

訴えを起こしたのは、「あいテレビ」と以前に番組出演の業務委託契約を結んでいたフリーアナウンサーの女性です。

問題のテレビ番組とは?

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フリーアナウンサーの訴え

訴えによりますと、「あいテレビ」が2016年4月から約6年間放送された自主制作のバラエティー番組で、女性は司会進行役として出演。この番組の収録現場では、レギュラー出演していた有名なタレントと僧侶の2人から性的な発言やわいせつ行為を受けていたのに、その行為を容認。また放送では、この内容を削除することなく、テロップでは「床上手」「S」などと表現する編集を行い、公共の電波を使って女性のイメージを貶め、名誉などを侵害したとしています。

愛媛放送

女性は番組のプロデューサーらに複数回にわたり改善を申し込んだものの状況は改善せず、ストレスから不眠のほか過食やおう吐、突発性難聴になどになったとのこと。

2021年11月の収録を最後に降板し、安全配慮の義務を怠ったとして、あいテレビに対し損害賠償約4111万円を求めました。

原告側は、有名タレントの機嫌を損ねないよう、忖度することが最優先されていたと指摘。

女性は「出演者らの卑わいな下ネタ話や執拗な性的ないじりを、スタッフらはいつも大笑いして盛り上げ、衣装のワンピースを下ろされても撮影は続行されて体と心は壊れた。地方の女性フリーアナウンサーは立場が弱く、自分を押し殺して我慢するしか選択肢がなくなる。この提訴を通じて奪われた尊厳を取り戻し、業界の因習が改善されることを願う」としています。

愛媛放送

まさに権力格差、ですね。

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番組は『鶴ツル』、有名タレントは片岡鶴太郎

実はこの件と一致する内容で、過去にBPO審議入りした番組がありました。

  お笑いタレント・片岡鶴太郎(67)が出演していた愛媛の深夜バラエティ番組『鶴ツル』が、女性出演者からの「セクハラ発言などによって精神的な苦痛を受けた」との申立によりBPO(放送倫理・番組向上機構)で審理入りすることが決定した。この件について、放送局あいテレビなどに見解を聞いた。

NEWSポストセブン

番組制作側からすると、

「お酒を飲むことや『ちょっと大人の夜』といった番組の趣旨については、相手の方にも理解していただけていたはずです」

とのこと。

BPO審議の結果は、人権侵害や放送倫理上の問題は認めなかったが、会見で「女性がフリーで立場が弱く意見が言いづらい環境になるとの視点が欠けていた」と指摘していました。

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鶴ツルの出演者は片岡鶴太郎と…

『鶴ツル』は、片岡鶴太郎さん、フリーアナウンサーの大下香奈アナ、地元の現役住職である福村俊弘さんの3人が「ちょっと大人の夜」をコンセプトにお酒を飲みながらトークを繰り広げる番組だったとのこと。

片岡鶴太郎さんはすっかり仙人のようなイメージでしたが、元はお笑いの人でしたね。

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番組制作側は「ちょっと大人」なことはあらかじめ了承を得ていたということですが、もともと想定していたレベルを超えていたんでしょう。

なんせ、ワンピースをいきなりサゲられたりしたそうですから。

であれば、女性が数回改善を申し入れたときに改善していればよかったのに。

ちなみにBPO審議入りしたとき、番組は女性の不満はこのとき初めて聞いたと弁明していたということですが。

裁判になったことで、そのあたりどう整理されるのか。

顔のブサイクを笑いにしたり、痛いを笑いにしたり、がNGになってしばらくたちました。

結局、誰かに負担を強いて作る番組はもう成り立たないのでしょう。


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