関西テレビ（カンテレ）の社長・大多亮さんが会見を開きました。
フジテレビの社長・港浩一さんと比較すると非常にオープンで切り込んだ内容を話すものでしたが、それでも矛盾が多く、中居正広さんだけに責任を負わせる内容だと非難の声が上がっています。
大多亮の矛盾
中居正広の番組を継続した理由
大多亮さんは、2023年6月の事件当時専務であり、事件を知り即日社長である港浩一さんにも報告したとのこと。
その上で、中居正広さんの番組を継続したことについては以下のように話していました
- 「中居を守ろうとか、そういう意識はなかった」
- 「彼女（被害者）を守る最善は何かを考えた。ズルズル（番組を）やってるじゃないか、という厳しい指摘も分かっています。いつ、（番組を）終わらせるのか、いつやめるのか、と常に頭の中にありました」
- 「この事案だけを見れば示談されていて守秘義務もあるので、私がどうこう言うことはないですが、番組を漫然と続けていこうなどと思ったことは一度もなかった」
- 「怒り？そう取っていただいて結構です」
つまり、中居正広さんを不自然に切ると被害女性との関係が勘ぐられるのではないか、そういう思いがあったとのこと。
中居正広の起用を止めるタイミングはあった
被害女性は事件後の2023年7月から入院していることを公表していましたから、何かで結び付けられることを恐れたといえば聞こえはいいです。
しかし明らかにタイミングはあったんですよね。
簡単に時系列を並べると以下の通りです
- 2023年6月：事件発生
- 2023年7月：被害女性が入院
- 2023年10月：被害女性が現状を説明
- 2023年12月：松本人志さんの性加害問題報道
- 2024年4月：『まつもtoなかい』が『だれかtoなかい』へ
中居正広さんの起用を止めるタイミングを図っていたなら松本人志さんの性加害問題は大きなチャンスだったはず。
あそこで止めなかったのは、松本人志さん込みで中居正広さんを切る気はなかったという表れでは。
中居正広さんは何十年という長きにわたりフジテレビに貢献しており、一方の被害女性は社員とはいえ2020年入社でフジテレビへの貢献度から言えば優先度は、ねえ。
中居正広を新規起用もしていた
中居正広さんを切るタイミングを図っていたというのであれば、新規起用がなくて当然だと思うのですが、そんなこともありませんでした。
- 中居正広の芸能人!お友達呼んで来ましたグランプリ（2023年10月28日・2024年5月11日、フジテレビ） – MC
- ココロのナカイ（2024年4月8日、関西テレビ・フジテレビ） – MC
- MLBワールドシリーズ第5戦 ドジャースvsヤンキース（2024年10月31日、フジテレビ） – フジテレビワールドシリーズ中継応援サポーター
- 中居正広のスポーツ珍プレー好プレー（2020年5月3日・2024年9月16日、フジテレビ） – MC
- 中居正広のオリンピック珍プレー好プレー大賞（2024年7月11日、フジテレビ） – MC
中居正広の弁護士はフジテレビ御用達
被害女性は、芸能界に強い弁護士にしようと何人かに相談するも、相手が中居正広さんだと知ると尻込みしてしまい、弁護士選定がとても大変だったといいます。
一方の中居正広さんの代理人弁護士はフジテレビ御用達の犬塚浩弁護士でした。
『ワイドナショー』皆勤賞だったワイドナ弁護士です。
これは偶然なんでしょうかね。
中居正広さんは『ワイドナショー』に時々出ている程度で、弁護士なんて他にも知り合いはいるでしょうに、なぜフジテレビ御用達の弁護士、しかも専門は住宅トラブルの人を代理人にしたんでしょう。
フジテレビが紹介したんじゃないのと思っちゃいますけど。
大多亮さんが「この女性のケア、プライバシー、人権、精神のケアというのを本当にどれだけしっかりとやらなければいけないというふうに強く思ったのを覚えております」と本当に考えたなら、こんなことにはならなかったのでは。
悪いのは中居正広だけなのか？
中居正広さんに怒りを覚えるような言動をしていましたが、悪いのは中居正広さんだけなのでしょうか。
確かに当日女性に非道なことをしたのは中居正広さんです。
でも中居正広さんに女性を紹介したのはフジテレビ幹部A氏です。
また、接待を受けていたのは中居正広さんだけでなく、同時にフジテレビのバラエティを担うタレントにも女子アナを紹介していたと紹介された女子アナ本人が週刊文春に明かしています。
バーニング系事務所との忘年会に女子アナを呼んでいたのもそうですし、女子アナに接待させていた相手は中居正広さんだけじゃないでしょうに。
中居正広さんにだけ怒りを向けても、問題は解決しないのでは。
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