日本テレビの看板番組「世界の果てまでイッテQ!」でヤラセ発覚です。
これは本日付の「週刊文春オンライン」が報じているもので、今年5月20日に放送された「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」の「橋祭りinラオス」という企画で不正が行われたとのこと。
同企画は宮川大輔さんがハッピ&ハチマキ姿で世界の過激な祭りに突撃するという人気企画だけに、報道が事実なら大きな問題となることは必至です。
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[以下引用]
実際の放送では、自転車で“橋”に見立てた全長25メートルの板を渡り、スピードなどを競う“祭り”だと紹介。
4月8日にラオスの首都ビエンチャンで行なわれ、宮川が“祭り”に参加した一部始終が放映されたのだが、ビエンチャンに赴任する日本人の駐在員は次のように異議を唱える。
「ラオスで『橋祭り』なんて聞いたことはないし、周囲のラオス人に聞いても誰も知らない。そもそもこの地域で自転車といえば、外国人観光客がレンタサイクルに乗るぐらい。この『橋祭り』は不自然な点が多すぎる」
ラオス国内の観光イベントを管轄する、情報文化観光省観光部のブンラップ副部長は、「週刊文春」の取材に次のように語った。「こうした自転車競技はラオスには存在しない。今回(の「橋祭り」)は日本のテレビが自分達で作ったのではないですか」また同番組の取材申請を許可した情報文化観光省マスメディア局の担当者も「日本側の働きかけで実現した」と断言する。
「2人の役人が撮影に立ち会いましたが、(「橋祭り」は)ラオスで初めて行われたものです」
[文春オンライン]
ということですが、これが本当ならちょっとヤバイですね。
ラオスで伝統的に行われていない祭りを「伝統的な祭りだ」と紹介したのであれば、それは視聴者に対する嘘だけではなく、ラオスに対する侮辱にもなります。
実際、文春の取材に答えているラオス政府の関係者からも、なんとなく憤りの感情が感じられるんですが…気のせいでしょうか?
ちなみに、日テレの広報部は文春の取材に対し次のように回答しています。
[以下引用]
「橋祭りはメコン川流域などでかねてから行われている催しで、地元のテレビ局などでも取り上げられております。今回は現地からの提案を受けて参加したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はありません」
[文春オンライン]
どうやら、番組のナレーションではこの祭りが「メコン川流域で行われている」という点を強調していたようなので、番組制作サイドは最初から「ラオスの祭りではないこと」を知っていた可能性が高いような。
つまり、ナレーションで強調しておかないと「後でまずいことになるかもしれない」と、予め自己防衛していたと。
ただ、文春側は今回の件についてかなり力を入れて取材をしているようで、明日発売の本誌では5ページにも使って詳細を報じているようです。
そこにはセットを設営した現地スタッフや祭りに参加して「協力費」をもらった少年たちの証言に加え、宮川大輔さん本人への直撃インタビューまで行っているんだとか。
これはかなり自信があるといった感じですね。
バラエティー番組でのヤラセ問題といえば、2007年の「発掘!あるある大事典」(フジテレビ系)で、納豆ダイエットに関するデータ捏造が発覚したことが思い起こされます。
結局、番組は打ち切られ、制作元の関西テレビ社長が辞任するという大騒動に。
また、同じくフジテレビで2013年に放送された「ほこ×たて 2時間スペシャル」では、番組内のラジコンカー対決で「やっていない対決が編集でやったことになっていた」ことが発覚し、BPOから「重大な放送倫理違反」があったとペナルティを受け、こちらも打ち切りになるという結果になりました。
それらを考えると、今回の「イッテQ!」もBPOの審査対象になるのかどうか気になるところですが、もし審査で「クロ」と裁定された場合は打ち切りとなる恐れもあります。
「イッテQ!」は視聴率20%超えも珍しくない超人気バラエティ番組で、日テレを代表する看板番組なだけに、そうなればかなり大きな影響が出ることは避けられないでしょう。
しかも、もう一つの看板番組であった「鉄腕DASH」が、TOKIO・山口達也さんを失ったことでジリ貧になりつつあることを考えると、日テレ黄金時代が一気に終了となる可能性もあります。
今後の展開に注目です。
◆最近はこんなことで批判殺到!
イッテQも終わりが近い…→ geinou reading geinou ranking
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