今でもフジテレビが好きで、ここ数年の凋落ぶりに胸を痛めているという元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんが、フジテレビのアナウンス室内部から見た凋落の背景を語っています。
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※長谷川豊さんはB型です
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まずはアナウンス室の空気について。
月~金の帯番組は女子アナの花形であり、みなこの帯番組を担当することを目標にがんばっているそう。長谷川さんいわく「滝川クリステルを打ち破って」『ニュースJAPAN』を秋元優里さんが獲得し、新たな枠が増えたまでは良かったそうです。
その後、当然局アナが担当できると思っていた『知りたがり!』に住吉美紀さんが抜擢されたことが、士気低迷のキッカケだったといいます。
<以下引用>
「今、西尾由佳理ショックっていうのが来てるんですよ。まずその前に、住吉ショック、菊川ショックっていうがあって。秋元が『ニュースJAPAN』を獲って、お昼の情報枠、誰もが当然フジアナができると思ってた枠が、突然住吉。元NHKですよ。何がやりたいの…と。で、よく見ると天気予報でヨガやってる。何がなんだかわからない。見てるほうがパニック。
そしたら、その3ヶ月後に『とくダネ!』が菊川に決まってしまった。フジテレビアナウンサーの牙城が次々と消えていって、住吉で数字下げたんだから次はなんとかなるかと思ったら、今度は西尾由佳理ですからね、日テレさんですからね。もう月~金帯っていう花形が次々奪われてガックリ来てる人多いです」
<週刊ポスト>
加藤さんに仕事が集中する状況も認めた上で、この原因を、長谷川さんは編成部の人間がテレビを見ずに週刊誌ばかり読んでるため、実力のある若手を知らず、よく週刊誌に名前の出る加藤綾子さんや生野陽子さん、好きな女子アナに西尾由佳理さんが出れば西尾由佳理さんが抜擢されると分析しています。
その結果、「もう、うちのアナウンス室はみんなどっちらけですよ」という状態に。
努力してアナウンス力を磨いても見てくれる人がいないのでは、そりゃどっちらけだし、「女性アナウンサー」が育つ土壌はないですね。
※まさか韓流ブームゴリ押しも女性誌がきっかけだったり?
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一方で高給といわれる給料面も、入社2年目で年収1100万くらいになったものの、その後は増えなかった、今はもっと抑えられており、30代でも800万〜900万円くらいだが、フジテレビは現場の仲間たちが仲良くて、働いていると楽しいので、特に給料は気にしない、アナウンサーが気にするのはテレビに出ることだけ、というので、ここは士気にはつながらないようです。
が、アナウンサーはそれでいいかもしれませんが、一般社員も3年目から給料が上がらないんだとしたらしんどいでしょうね。
そして、フジテレビの視聴率が低迷し始めた背景も次のように述べています。
<以下引用>
「5年前、6年前からなんですけど、よく一緒に飲んでいた制作会社の人たちが、番組の企画が通らない、と一気にいい出したんですよ。フジテレビの中枢である編成部が、『その企画、数字取れるの?』『このタレントって引きあるの?』といってくる、と。挑戦できると思って出すんですけど結局通らず、テレ朝に持っていったら深夜枠で通ったりする。実績がないものに対する挑戦ってものが突然なくなったんです」「一度視聴率を取ったものをやり続ける。一度数字をとった番組を2時間枠、3時間枠にしてやり続ける。ただひたすらリメイク、リメイク、リメイクというのをやり続けてきた」
<週刊ポスト>
長谷川さんは『最高の離婚』や『結婚しない』など、今も面白いドラマを作る力はあるとしながら、面白くても視聴率が11~12%しか取れず、現場がやる気を失っているとも指摘しています。
確かに、昔はフジは面白い番組が多かったような記憶があるのですが、今は確かにドラマもバラエティもリメイクリメイク。そして反応が悪ければ打ち切り。
ドラマなんて、随分前から「どこかで見たような…」がありましたが、オダギリジョーさんの『家族のうた』でパクリがバレると騒動になるとわかったのか、『GTO』『家族ゲーム』などここ最近は正々堂々とリメイクと言っていますし、夏には『救命病棟24時』の放送を控えるほか、江角マキコさんの『ショムニ』まで復活すると言われています。
※第一シリーズは1998年放送
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さらに、この秋には25年も前の人気ドラマだった浅野ゆう子さん、浅野温子さん、石田純一さんの『抱きしめたい』までスペシャルドラマになって帰ってくるとか。
ここまで来るととんでもなくお気の毒な感じですが…。
昨年7月に長谷川さんが日本に帰ってきたとき、別の会社かと思うくらいくらーい雰囲気に変わっていたそうです。飲みに行っても暗い表情でグチしか言わないような、そんな会社になったと。
長谷川さんは、昨年6月にニューヨーク赴任中の経費不正使用があったとして降格処分を受けましたが、今年4月にフジテレビを退社し、ブログでその時の事情と悪意あるリークをした人物について明かしてきました。
それを見る限り、フジテレビも良い人ばかりの楽しい会社ではなさそうです。
フジテレビ復活の兆しは見られる日は来るのでしょうか。
ここまで落ちたフジテレビ
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