俳優の香川照之さんが「市川中車」を襲名し、香川さんの念願だった歌舞伎デビューが果たされました。同時に三代目市川猿之助さんは「市川猿翁」、市川亀治郎さんは「四代目市川猿之助」を襲名しています。
しかし、香川さんのこの歌舞伎入りをおもしろく思わない人もたくさんいるとか。
この襲名ではいったい誰が得をし、誰が損したのか。香川さんは何を狙うのか。週刊女性にまとめてありました。
→ ranking
※静かなるドンを演じた過去も…
静かなるドン THE MOVIE
[関連商品]
そもそも香川照之さんの歌舞伎入りには複雑な事情がありました。
香川さんの両親は三代目市川猿之助さんと浜木綿子さんですが、1965年に結婚し香川さんが生まれても、猿之助さんは幼少時代からのあこがれの人・藤間紫さんのことが忘れられず、不倫同棲を始めます。
スキャンダルを超えた!
猿之助と藤間紫の育んだ40年越しの愛→ ranking
猿之助と藤間紫の育んだ40年越しの愛→ reading
猿之助と藤間紫の育んだ40年越しの愛→ ranking
猿之助と藤間紫の育んだ40年越しの愛→ reading
これを妻である浜木綿子さんが許せるはずもなく、1968年に離婚。本来であれば「市川猿之助」を継ぐ存在である香川さんは梨園を離れ、東大卒業後に俳優となりました。
そして25歳の時に猿之助さんに会いに行きますが、「あなたは私の息子ではない」と拒絶されます。
ふつうならこんなことを言われたら父親からも歌舞伎からも心が離れると思うのですが、香川さんのすごいところは「私の中で140年にわたって続いているその代を僕自身が生きていて政明という長男がいて、やらなくていいのか」(昨年9月の会見での香川さんの発言より)と、猿之助さんに歩み寄る気持ちを持ち続けていたところです。
この父子の間は、最終的には責任を感じていた藤間紫さんが取り持ったそうです。
※猿之助さんが選んだ藤間紫さんの写真集
紫 藤間紫写真集
[関連商品]
ただうまくいかないのは、藤間紫さんが09年に亡くなった後、猿之助さんは博多座のスタッフだった40代女性のA子さんと同棲し始め、A子さんに頼り切った生活を始めてしまったことです。
<以下引用>
「猿之助一門のお弟子さんたちは、紫さんの愛弟子でもある。もし万が一、A子さんが師匠と入籍するようなことがあれば、紫さんの残した遺産も彼女に行くことになるわけで。彼らとすればA子さんと師匠の関係が面白くない。当然、排除しようとする動きが出てきました」(松竹関係者)
<週刊女性>
そんなタイミングで香川さんがA子さんを含めての猿之助さんとの同居を発表しましたが、この同居は短期間で終わってしまいました。
その後猿之助さんはA子さんと二人での生活を再開したものの、結局A子さんは福岡の実家に帰ってしまい、現在は紫さん時代からの顔なじみの人たちが24時間体制で猿之助さんの世話をしているそうです。
いろいろありましたが、練習ができず心配された歌舞伎デビューも、今回はスーパー歌舞伎の「ヤマトタケル」や歌舞伎の現代版に出演ということで、なんとかこなすようです。難しい古典は今回避けた形ですが、ご本人が憧れを持って初めて観たのがこの「ヤマトタケル」だったということで、感慨もひとしおだったようです。
そして最近になって香川さんは歌舞伎以外の仕事でも「市川中車」を名乗ると言い始めています。
それは細かいしきたりから生活様式にいたるまですっかりと歌舞伎の空気に染まらないとやっていけない、という覚悟からとも言いますが、もっと現実的な話もあるとか。
<以下引用>
「テレビやCMの世界はタレントよりも歌舞伎役者として出たほうが、扱いもギャラもいい。まして中車というのは重鎮の名前ですから」(芸能プロ関係者)
<週刊女性>
ということで、【得した人=香川照之】というのは間違いないようです。
急展開で四代目猿之助を襲名することになった市川亀治郎さんも【得した人】となりそうですが、実はそうでもないんだとか。
※亀治郎さんがブルーマンとコラボ!
ブルーマン×市川亀治郎 BLUEMAN MEETS 歌舞伎
[関連商品]
<以下引用>
「そもそも彼は、古典歌舞伎をやりたくて、スーパー歌舞伎の猿之助一門から一度は飛び出した人ですからね。(市川)団十郎や(尾上)菊五郎という大名跡ならともかく、猿之助という名前は三代目が大きくし、一枚看板に育てたもの。歌舞伎界でもともと大きい名前ではありませんでした。今後四代目がどうしていくのか、注目です」(梨園関係者)
<週刊女性>
亀治郎さんは香川さんの従兄弟ですが、香川さんの両親が離婚しているため幼少時代は疎遠だったそうです。が、大人になって祖母のお墓参りで偶然会って以来、亀治郎さんのテレビドラマデビューの際には一緒に挨拶回りするなど、かなり親密な間柄になったとか。
そんな仲ですからいろいろ断れない事情もあったのでしょうか。香川さんは自身の猿之助襲名を諦め、亀治郎さんに一旦その名を預け、市川團子を襲名した息子の政明くんがしかるべき年齢になったときに返してもらおうと目論んでいると言われています。
香川照之の歌舞伎界進出の陰で泣く市川右近。四代目猿之助を巡る策略
亀治郎さんはそこに協力した形ですが、“猿之助”と“スーパー歌舞伎”はセットですからね。やりたかった古典ができなくなるとしたら、【得した人=市川亀治郎】とは言い難いのかもしれません。しかも、歌舞伎の格としては亀治郎さんの猿之助襲名が最重要事項であるのに、香川さんの中車襲名ばかりが注目されていますし。
「正直面白くない」
亀治郎が香川照之にイライラ→ ranking
亀治郎が香川照之にイライラ→ reading
亀治郎が香川照之にイライラ→ reading
亀治郎が香川照之にイライラ→ ranking
ちなみにスーパー歌舞伎というのはこちらです。
歌舞伎名作撰 ヤマトタケル [DVD] / 市川猿之助, 梅原猛 (出演)
[関連商品]
歌舞伎ですがワイヤーで吊り下げられ宙を飛ぶような斬新なものです。今でこそ人気もありますが、三代目猿之助さんが始めた当初は「あんなのは歌舞伎じゃない」と、出てくれる役者さんがほとんどいなかったそうです。
そこで、三代目猿之助さんは、養成所出身の一般家庭の子たちを引き取り、育て上げ、その中で頭角を現したのが市川右近さんでした。
少し前までは、四代目猿之助を継ぐのは市川右近さんが最有力候補と見られていました。けれど、「血筋や知名度でいうと、亀治郎の方が適任という声が多い」(梨園関係者)、つまり、どちらが看板役者として客が呼べるか、ということが今回の襲名につながったようです。
<以下引用>
「もはや右近さんがこの先、継げるような格の名前は『段四郎』しかないですね。段四郎さんはご存命ですが…。けれども『段四郎』という名前は中車より上になる。それは誰も許さないでしょうね。結果的に、紫さんたちの作った、血筋とは関係なく実力派の役者たちが上に行けるという『猿之助歌舞伎』のポリシーを、将来を、今回の出来事が奪ってしまった」(松竹関係者)
<週刊女性>
歌舞伎は血縁が重視されているのは周知の事実です。その歌舞伎の世界に憧れる一般家庭の人が夢を見ることができたのがスーパー歌舞伎の道だったわけですが、「やっぱり血筋が一番」という、古い世界に逆戻りしちゃったわけですね。もったいない。
ということで、【損した人=市川右近】というのは間違いなさそうです。
ちなみに三代目猿之助さんは、今になって「納得いかない」と騒ぐこともあるとか。
<以下引用>
「猿之助は、死ぬまで“猿之助”でいたかったと思いますよ。ただ興行的には猿之助という名前を寝かしておくのはもったいない。コンスタントに舞台に経つのが難しい状態ですから、亀治郎に譲って欲しかったというのが、興行会社の本音ですよね」(前出・梨園関係者)
<週刊女性>
となると、【損した人=三代目猿之助】、【得した人=興行会社】になりそうです。興行会社が
最後に、香川さんのさらなる思惑と周囲の動きは…
<以下引用>
「香川としては息子の後見ができればいいし、将来的にはスーパー歌舞伎のプロデューサーにもなれそうだという思惑もある。昨年の発表以来、歌舞伎界の重鎮にも根回しや挨拶は怠りなくやっていました。
養成所の若手などは政明くんがゆくゆくは猿之助を襲名するだろうから、後見人の中車にくっついていたほうがいいと思っているようです。既に政明くんに“若、若”なんていって、おべっか使いしている人もいます」(前出・梨園関係者)
<週刊女性>
香川さん、確かに自身が演じることはムリでもプロデューサーはできそうですね。なるほど。團子こと政明くんの将来も見えてきて、踏ん張った甲斐があったというところでしょうか。
でもせっかくなら、ムリだと言われている古典歌舞伎にもしっかり挑戦し、周囲をうならせてみてほしいものです。きっと稽古さえすればそれだけの力はあると思うのですが…どうでしょう?
香川照之にもあった!
二股愛の過去→ ranking
二股愛の過去→ reading
二股愛の過去→ ranking
二股愛の過去→ reading
亀治郎さんのブログはこちらから
◆◆◆ 気になるニュース ◆◆◆
今日開票ですね
川島なおみ、骨折の原因は激やせ? 身長158㎝体重41キロ!
ちゃんと栄養にも気を配ってそうですが、実は骨がスカスカ?
赤西仁、酒浸りの日々が原因で激太り?黒木メイサのヒモ状態にすっかり腐っているとか
気にせず遊んでいる説もあります