これまで何度も映像化された松本清張氏の不朽の名作『砂の器』が、フジテレビ開局60周年特別ドラマとして、東山紀之さん主演で放送されることが明らかになりました。

 

しかし、作中の天才作曲家役をSexy Zone・中島健人さんが演じると発表されたことで、ネットでは「ジャニーズのゴリ押しはもうウンザリ」といった批判が殺到しています。

 

※こちら加藤剛さん主役。

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[以下引用]

「原作は昭和の時代に起こったある殺人事件を巡るミステリー小説ですが、今回は時代背景に大きくアレンジが加わり、『18年ハロウィーン当日の東京・渋谷』が舞台になるそうです。これまでも映像化のたびに設定が少しずつ変わることはありましたが、ここまで大きな改編はなかったため、ネット上では『これはもう「砂の器」じゃない』『あの名作をこんな設定に変えるとか……最悪以外の言葉がない』と猛反発されています」(芸能ライター)

 

 今回の『砂の器』については、特に中島のキャスティングに違和感を覚える人が多いようで、「演技ヘタなのに、なんでこんなにドラマ出演が続くわけ?」「中島の“ゴリ押し”がウザい」といった声が噴出している。

 

「中島はここ数年、ドラマや映画の主演が続いていますが、はっきり言って成績はどれもパッとしません。18年10月期に放送された主演ドラマ『ドロ刑‐警視庁捜査三課‐』(日本テレビ系)は、全話平均視聴率8.8%と振るわず、同12月に公開された映画『ニセコイ』も全国映画動員ランキングで9位と大爆死しています。『演技がわざとらしい』『印象に残らないんだよなあ』と演技力の評価もイマイチで、今回の役についても『陰のある役は無理でしょ……』『ヘタな演技で作品を壊すのだけは勘弁』と不満を買っているようです」(同)

 

同作は2004年に同じジャニーズの中居正広さん主演でTBSがリメイクしています。

 

その時は原作から設定を変更し、中居さん演じる“天才ピアニスト役”が主役となっていましたが、批判よりも「面白かった」と評価の方が多かったです。

 

それを考えると、今回の「砂の器」は原作通りに東山さん演じるベテラン刑事が主役ですし、現代に設定変更というのもドラマ化ではよくあることなのでは?

 

◆中居正広、ピアノシーンはどうしていたか知っていますか?

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※こちら中居正広版。

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それなのに、どうしてここまで大きな批判が起きているのか不思議にも思うのですが、どうやら裏には最近のジャニーズによる”名作潰し”が大きく関係しているようです。

 

「最近発表されて批判を浴びたのが、4月からスタートするドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』。二階堂ふみとW主演を務めるのは、KAT-TUN・亀梨和也です。12年に大ヒットした竹内結子&西島秀俊のドラマ『ストロベリーナイト』のリメイク版ですが、『このキャストならもう見ない』『新キャスト、イメージ全然違うんだけど…』とかなり批判が集まっていました。

 

他にも新選組副長・土方歳三の生涯を描いた司馬遼太郎の長編小説『燃えよ剣』実写映画の土方役にV6・岡田准一、沖田総司役にHey!Say!JUMP・山田涼介が発表されると、こちらも『イメージに合わない』とキャスティングに不満の声が続出。岡田は今年放送予定のドラマスペシャル『白い巨塔』のリメイク作品でも主演を務めることが発表されていますが、こちらも同様に不満の声が続出しました」(芸能ライター)

[サイゾーウーマン]

 

フジテレビが「ストロベリーナイト」の続編ではなくリメイク版を選んだことは、確かに理解に苦しみます。

 

同じキャストで作ればヒットは間違いないと思うのですが、ここにも「ジャニーズのゴリ押し」を感じ取って拒否反応が表れているようです。

「ストロベリーナイト・サーガ」は竹内結子&西島秀俊を超えられるか?

 

「白い巨塔」に関しては、原作者・山崎豊子さんが生前に「映像化するなら、主役の財前は絶対に高身長じゃなければダメ!」と強いこだわりを見せていたにも関わらず、実際には160センチ台と言われる岡田さんが起用されたことで「原作者の意向を無視するなんて…」と反感を買っていました。

総回診シーンが公開処刑になる!「白い巨塔」岡田准一に「身長が低すぎる」の声多数!

 

ジャニーズが二人以上キャスティングされるとただのバーター作品にしか見えなくて興味半減というのも現実にあります。

 

SMAPを無理やり解散に追い込んだ事件以降、ジャニーズは完全にブラック事務所のレッテルが貼られてしまいましたが、それに加えて露骨なゴリ押しを続けてしまうのは賢いとは言えないような。

 

しかも、昨年10月期の「今日から俺は!!」や今期の「3年A組」など、ジャニーズタレントが一人も出演していないドラマが、高視聴率に加えて世間から大きな注目を集めたことから、「ジャニ―ズがいないほうが良いドラマができる」という流れになりつつあることも、”ジャニタレ不要論”に拍車を掛けているのかもしれません。

 

今後、ジャニーズタレントによる人気作品のリメイクがことごとく失敗すれば、俳優業から締め出される可能性もあるでしょう。

 

嵐の活動休止という”大試練”を2020年に控えたジャニーズ事務所ですが、これから大きな正念場が訪れそうです。

 

※実質的な解散とも。

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