番組の当たり外れの目安とされる視聴率は、以前から実態に合わないと言われていました。
それを解消すべく、ビデオリサーチ社が録画視聴率を調査することになったとか。
それが実現すれば、綾瀬はるかさん主演の『八重の桜』も余裕で20%を超える可能性が高く、綾瀬さんも一息つけるというのですが…
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※今からでも読めばついていける…かも
八重の桜 前編
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<以下引用>
綾瀬はるかもひと安心だろう。
ビデオ・リサーチ(以下VR)が、今秋から『録画視聴率』調査を本格的に始めるべく準備を進めている。
テレビ離れが顕著といわれる中、各局の営業関係者は、最近の低視聴率現象に不満を募らせていた。
「いまヒットといわれるぎりぎりの数字が11~13%台。4~5年前に比べると、極端に落ちている。それ以前は20%を超えることが“大ヒット”といわれ、担当者は落差に頭を抱えています。近頃は視聴率が地上波とブルーレイなどの録画率に“拡散”され、録画にもっていかれた分、地上波の数字が激減していた。正確な数字がつかめなくなっているのが実態です」(大手広告代理店社員)
その典型例が、松本潤『ラッキーセブンスペシャル』(フジ系)だろう。VRがテレビ局の要請もあり実験的に録画視聴率(関東地区)を調査した。その結果、地上波は12.6%とまずまずで、録画は地上波を上回る13.5%という“ねじれ現象”が起きた。おおまかな数字だが、合計27%という驚異的な数字を稼いだ。綾瀬はるかの『八重の桜』(NHK)も地上波視聴率が18.4%、録画再生率7.4%で合計25.8%に達する。これなら綾瀬も落ち込むこともない。
<週刊実話>
リアルタイムで観て、録画してまた観る人もいるでしょうし、単純に視聴率と録画再生率を足しても意味ないだろうとは思いますが、まあ目安にはなりますよね。
これが常に発表されるようになれば、人気急落の烙印を押されそうな綾瀬はるかさんや、今後綾瀬さんの夫・新島襄役で登場するオダギリジョーさんも大喜びかも。
※衝撃の低視聴率でした
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特にドラマに関しては、以前から録画して見る人の多さが指摘されてきました。
テレビの関係者の実感としても、「反響が大きい割に、視聴率が伸び悩むケースも多い」とか。
そもそも現在のビデオリサーチ社の視聴率調査の定義は「自宅の据え置き型テレビで、番組を放送とリアルタイムで視聴した世帯の測定」であり、要はテレビの測定器が稼働したかどうかのみの測定結果です。
そのテレビも、ビデオリサーチ社が調査を始めたころはテレビがつけば家族揃ってきちんと見るという時代でしたが、今は録画とリアルタイムの違いだけでなく、ワンセグや テレビをつけていても見ていない場合もあります。
しかも、その調査対象は、関東、関西、名古屋は600世帯、それ以外の地域では200世帯だけですから、そりゃ実態に合うわけがないというか。
調べている方も実態に合わないことを知りつつ、こういった調査方法を進めてきたのは、ビデオリサーチ社の大株主が大手広告代理店の電通だったからです。
※問題点は指摘されています。
電通と原発報道 巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ
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リサーチ評論家の藤平芳紀氏はこう語っています。
<以下引用>
忘れてならないのは、視聴率というのは、人々の番組の嗜好を測定する指標であると同時に、テレビ局や広告代理店にとってはスポンサーのCM料金、すなわちテレビ局の売り上げにかかわる重要な広告効果の指標の1つでもあるわけです。そういう視聴率調査に、CMは早送りで視る人が多い録画で視る人の数を加味しても、彼らにとっては意味のない調査になるのでしょうね。「録画で視る人を視聴率調査する必要がない」という電通の意向が、このシステムの導入を大きく阻害しているのだと思います。
ということで、詳しく調べたところで自分の得にはならないし、で、正確な視聴率調査の方法はあるものの、導入して来なかったようです。
ただ、週刊実話では、この秋からビデオリサーチが正式に録画視聴率の調査を始めると報じています。
<以下引用>
「録画だとCMが飛ばされる可能性大で、スポンサーにとっては、どれだけの視聴者がCMを見ているかつかみづらい調査リポートとなる。だから、多くのスポンサーは、そうした調査を“信用できない”として不要論を主張してきた。しかし、録画でも相当数の視聴者がいるとわかったいま、スポンサーもできるだけ正確な視聴率を把握したがっています」(広告業界事情通)
<週刊実話>
確かに、リアルタイムで観るひとばかりではないのが現実なわけですから、いくらCMは飛ばされていようと、録画率、録画再生率ともにスポンサーもできるだけ正確に知りたいのは当然かもしれません。
リアルタイムの視聴率でさえ、CMタイムは雑用タイムということで、どれだけの人がCMを見てるかわからないですしね。
例えば、上記例のように、『ラッキーセブンSP』は録画して観る人のほうが多かったですが、『相棒元旦SP』は視聴率14.1%、録画再生率8.6%ということで、『相棒』はリアルタイムで観たい人が多いドラマであるということがわかります。
ちなみに、バラエティーやアニメの録画再生率は放送視聴率の半分程度3分の1程度しかないとのこと。
ということは、録画に回されるドラマよりもリアルタイムで見られるドラマや、リアルタイムが高視聴率のバラエティーやアニメの制作に力を入れるようになるのかも。
録画率が発表されるようになると、もしかすると番組の構成も変わって行くのかもしれませんね。
録画率も考慮しても変わらなかったらどうする?
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