今期のドラマの中で断トツの注目度でスタートした「ルーズヴェルト・ゲーム」。直木賞作家・池井戸潤さんの小説が原作で、最高視聴率42.2%を記録した「半沢直樹」のようなヒットが期待されていましたが、今のところは数字的にも話題的にも“完敗”となっています。
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このドラマは、唐沢寿明さん演じる中堅精密機器メーカーの社長が倒産危機に陥った会社を建て直していくという物語を軸に、そこへ経費削減のために存続の危機に立つ野球部を巡る攻防が絡んでくるというストーリー。
製作陣も完全に“半沢シフト”で組まれていて、演出の福澤克雄さんを始め、ナレーションの山根基世さん、音楽担当の服部隆之さんなど、「半沢直樹」とほぼ同じスタッフで固められています。
しかしながら、視聴率的には初回14.1%、2話目は11.8%と、初回19.4%に始まリその後も21.8%→22.9%と話が進むたびに上昇させていった「半沢直樹」とは比べるべくもありません。
いったい、この大きな違いとは何なのでしょうか?
[以下引用]
コラムニストのペリー荻野さんは、『半沢』のように視聴率が伸びない理由についてこう分析する。
「いちサラリーマンだった半沢に対して、細川は社長ですよね。立場が違います。社長の立場で問題を解決していく姿より、権力のない半沢が大きなものに立ち向かうという話のほうが、視聴者は感情移入しやすいのかもしれません。『半沢』の後だっただけに、視聴者も時代劇的なわかりやすい勧善懲悪のストーリーを期待していたところもあるでしょうね」
主演の唐沢も、半沢を演じた堺雅人ほどの意外性がないとも指摘する。
「堺さんのときは“こんな役もやるんだ”というインパクトがありました。一方、唐沢さんは経験も演技力もある実力派ですが、トレンディードラマから企業ものまでもあらゆる作品を演じているから、そういう意味では意外性がなかったのが残念ですね」(ペリーさん)
[NEWポストセブン]
確かに、弱い立場のサラリーマンがピンチに陥りながらも巨悪をバッタバッタとなぎ倒していった「半沢直樹」のような爽快感はないですね。
唐沢さんも対外的には苦しい立場にあるのは分かりますが、社内的には冷酷に「アイツを切れ!」とリストラする立場ですし、野球部の存続に関しては完全に“悪役”ですから、一般視聴者からの支持は集めにくいのでは?
また、出演陣に香川照之さんや石丸幹二さん、宮川一朗太さんなど「半沢直樹」で注目された俳優さんたちを起用するなど、完全にブーム再現を狙ったのがミエミエなのも、なんかやり過ぎのような…
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でもま、今後は唐沢さんと江口洋介さんによる「白い巨塔」再現バトルも期待できますし、野球部の“期待のエース”として出演している、元プロ野球・工藤公康投手の長男・工藤阿須加さんにも注目が集まっています。
[以下引用]
「初回は会社を立て直す話と、野球部の話の2つが展開され、話がわかりづらかったのですが、2回目になってようやく全体像が見えてきた。助走期間が長いドラマだと思って見たほうがいいかもしれません。“逆転のドラマ”と言っている以上、大きな逆転劇がこれから展開されるはず。助走期間が長ければ長いほど、それを突破した時の爽快感もあるでしょう。『半沢』とは別のドラマだと思って見るべきですね。注文をつけるなら『半沢』のときの上戸彩演じる妻のように、細川の家庭生活がもっと見えてくると、女性目線ではもっと乗っかりやすいドラマになると思いますね」(ペリーさん)
[NEWポストセブン]
今回のドラマ、唐沢さんの決めゼリフは「お前はもうゲームセットだ!」ですが、果たしてこれからの巻き返しで「倍返しだ!」を超えることは出来るのでしょうか?
今後の展開に注目したいですね!
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