文春オンラインが辞めジャニ案件についてジャニーズ忖度の現実を報じて話題になっています。

 

 

 

「ジャニーズ忖度」の証拠メール

 

文春が報じたのは、昨年テレビ東京で放送された、元SMAP香取慎吾さん主演ドラマ『アノニマス』の主題歌をめぐるレコード会社・ユニバーサルの忖度です。

 

テレ東との間でHYでほぼ決まっていた主題歌が、ユニバーサルで邦楽を統括していた執行役員A氏が関係者に送った以下のメールによりなかったことになったとか。

 

 

[以下引用]

 邦楽MD各位

 

 お疲れ様です。

 大変デリケートな話をさせて頂きます。

 来年1月クールのテレビ東京で香取慎吾が主演のドラマがあります。

 エンドソングをHYと言う事で事務所がテレビ東京とほぼ決で話を進めていたのですが、ジャニーズと弊社との関係性を鑑み、今回HYには辞退して頂く事となりました。

 この枠に関しては、申し訳ないですが、手を付けずにお願い出来たらと思います。

 今後、辞めジャニ案件が更に出て来ると思いますが、都度慎重に対応させて頂けたらと思います。

 この旨ご理解の程どうぞよろしくお願いいたします。

 

 A(メールでは実名)

[文春オンライン]

 

 

つまりA氏は、ジャニーズ事務所との良好な関係を維持するため、“辞めジャニ”である香取さん主演のドラマには、ユニバーサル所属のアーティストは関わらせない、という通達をしたということです。

 

これがどういう経緯で流出したのか、文春にはありませんでしたが、文春の取材の結果、このメールについてはなかなか不思議なことになっています。

 

まとめると、

 

・現執行役員B氏はこのメールの存在を否定

・ユニバーサルはメールを事実と認めるも、あくまで社内の判断であり、ジャニーズは関係ないと明言。

・テレ東は、「そのような事実はありません」

・HYの所属事務所は秘密保持義務を理由に詳細を語らず

 

矛盾が発生しています。

 

ちなみにジャニーズは

 

[以下引用]

「弊社は、そもそもご質問いただいた他社間の案件の推移について関知、関与しておらず、ご質問いただいたような要請を行った事実も一切ございません。弊社としては、弁護士や関係各所とも連携の上で、引き続き法令を遵守して事業に邁進して参ります」

[文春オンライン]

 

 

 

忖度に法的問題は…

 

文春には弁護士の話として、レコード会社が勝手に忖度すること自体は契約自由の範囲内であり、法的に問題はないとのこと。

 

ですから、ユニバーサルがメールの存在を認めたのも、「ジャニーズは関係ない」としている以上、問題ないということです。

 

問題があるとすれば、圧力を受けた際に脅迫を受けたなどといった特殊な事情があった場合。

 

具体的には、「香取のドラマにHYを起用するならユニバーサルからジャニーズを引き上げる」とか言っていた場合はダメ、ということです。

 

現在ユニバーサルに所属しているのはKing & PrinceとSexy Zoneで、メールを送ったA氏はキンプリ担当だったそう。

 

実際にジャニーズが「何か」をしたのかはわかりませんが、勝手に「何か」を感じ取ったり恐れて動いてしまった可能性はあります。

 

実際、文春には弁護士のこんなコメントがありました。

 

[以下引用]

「たくさんの人気タレントを擁する大手事務所の最大の武器は、『圧力をかける』という積極的攻撃ではなく『使わせない』という消極的攻撃なんです。ジャニーズ事務所への注意勧告にあたっても、圧倒的に重要な後者を公取が見落としており、前者を注意すれば事態が改善されると単純に考えていた点は非常に痛いです。

 

実際に、いまも芸能界ではこの消極的攻撃、いわば無言の圧力を怖れた忖度が蔓延しているとみられます。そうなると、結果的に同じようなキャストによる同じような内容の同じような番組ばかりになってしまい、エンタメ業界全体がつまらなくなってしまう」

 

そうして行われるのが、責任の所在が判然としない状態で、業界全体で行う“辞めジャニ外し”なのだ。

[文春オンライン]

 

 

ジャニーズが担う役割と、忖度の解消に必要なもの

 

メリーさんがご存命の頃は、なんだかいろいろあったんだろうなと思います。

 

今回A氏はご丁寧に「メール」という証拠が残る形で通知していますが、これまでも証拠はないものの、「上から言われた」とか「ジャニーズの担当者が言ってきた」等々関係者の証言が記事になることはありました。

 

だからこそ、2019年に公取委はジャニーズに対して「注意」をしたのでしょう。

 

[以下引用]

「公取からの注意勧告以降、ジャニーズ事務所の上層部が法令順守を徹底して行おうとしていることは事実だと思いますよ。故メリー喜多川さんの頃は時代もあって、強硬な姿勢でタレントを“干す”ことも厭わなかったけど、藤島ジュリー景子社長と滝沢秀明副社長に代替わりしてからは、そういう雰囲気はかなり改善されています。

 

でもジャニーズ事務所が変わろうとしたところで、取引先の忖度がなくならなければ意味がないですからね。ジャニーズは芸能界を引っ張る大組織だから、業界全体の体質改善も考えていかないといけないでしょうね」(芸能プロダクション関係者)

[文春オンライン]

 

ジャニーズが何もしなくても、する気もなくても、勝手に取引先が忖度してしまえば「辞めジャニ案件」はいつでも発生してしまうわけです。

 

クリーンにやっていこうとしているジャニーズからすれば、勝手な忖度は逆に迷惑でしょうね。

 

まあそれが過去の行いの結果なんでしょうけど。

 

そして、忖度を行う方である取引先も、あまりに弱いです。

 

NHKは大河ドラマに草彅剛さんを起用していましたが、4月からは草彅さん、香取さん、稲垣吾郎さんが出演するEテレ番組『ワルイコあつまれ』がレギュラー化するとか。

 

要するに、NHKはジャニーズが怖くないんですよね。

 

ジャニーズがNHKに強く出たとしても、ジャニーズからは「紅白からタレント引き上げます」とはなかなか言えないでしょうからねえ。いや、メリーさんご存命の頃はわかりませんが。

 

そもそも、新しい地図の3人はジャニーズにとって脅威だったりなにか遺恨のある相手でしょうか。

 

先日は『A-Studio』で現役ジャニーズの藤ヶ谷太輔さんと辞めジャニである森田剛さんが共演して話題になりました。

 

年末年始にかけて、辞めジャニである中居正広さんの番組に現役ジャニーズ松本潤さんが出演したときも話題になりました。

 

ジャニーズは忖度不要をアピールしてるような気もします。

 

この流れで、元SMAPが5人がそろって中居くんの番組にでも集まれば、また大きく変わりますかねえ。

 

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