先日、第97回全国高校野球選手権大会(甲子園)本部が、TBSに対して事実上の“全面取材禁止”通達を行ったことが大きな波紋を呼んでいます。TBS局内では問題を起こした朝の情報番組「あさチャン!」の打ち切りを検討しているそうで、さらには毎年恒例のプロ野球ドラフト特番の“選手密着特集”も白紙になってしまったといいます。

※過熱する清宮フィーバーが原因?

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事件が起きたのは、準々決勝が行われた17日の午前6時ごろ。

九州国際大付属との第1試合に登場する早稲田実業の怪物一年生・清宮幸太郎選手を目当てに、球場前では開門前からファンが長蛇の列を作っていました。

それを取材しようと「あさチャン!」スタッフがデジカメを回したところ、大会関係者から「どちらの方ですか? 取材申請していますか?」と尋ねられて「一般人です」などと説明。

知らんぷりしてそのまま撮影を続けようとしたため、不審に思った大会関係者から「どういうことでしょうか?」などと身元を確認されると、ついに「TBSですけど…」と白状したといいます。

大会規定で、想定外の事故や無用なトラブルを避けるため、球場周辺では基本的に取材はNGと決められているそうで、TBSの行為は明らかにルール違反。

さらに、最初に身分を偽り虚偽の説明をしたことを本部は問題視し、今大会を取材している全てのTBS関係者から取材パスを回収し、今後の取材を全面禁止処分としました。

この措置は今夏だけではなく、来夏の大会にも適用される異例の厳罰とのことですが、正直、ここまで厳しくする必要もないような…

今年は清宮フィーバーもあって例年以上に高校野球が盛り上がっていますし、その大きな役割をマスコミが担っているわけですから。

まあ、一般人を装って取材を続行したのは悪質ですが、TBS全体が2年間に渡って“出入り禁止”というのは厳しいなあ、と。

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さて、この前代未聞の厳罰を受けて、TBS局内はてんやわんやの大騒ぎだといいます。

[以下引用]

「『あさチャン!』側は、清宮目当ての行列を18日放送分でオンエアする予定だった。当然、撮った素材はお蔵入り。ルール違反だけでなく、虚偽の説明までするとはあり得ない。本当に迷惑。情報番組スタッフがやらかして、局全体が出禁になるなんて…スポーツ局局長クラスが東京から甲子園に急きょ飛び、謝罪。早実にも頭を下げるそうです」(TBSスポーツ局関係者)

TBSは今後、フィーバーが続く清宮の取材で他局に大きく後れを取る。さらに痛手なのが、同局が毎年秋に放送しているプロ野球ドラフト会議関連の特番だ。例年、ドラフト会議終了後に、指名された選手を特集した特番をオンエアしている。

「スポーツ局側は準々決勝の17日で、第4試合に登場する関東第一(東東京)のプロ注目選手・オコエ瑠偉外野手の両親をアルプススタンドで密着取材しようとしていた。ドラフト特番も兼ねてです。関東第一は興南(沖縄)を下して準決勝、さらには決勝に進む可能性もあるけど、その晴れの舞台を見守る両親をもう密着できない」(前出関係者)

フリーアナウンサーの夏目三久がメーンMCを務める「あさチャン!」も、その存続に関わる大問題となった。

「そもそも視聴率が関東で4~5%と低迷。フジテレビ系の『めざましテレビ』、日本テレビ系の『ZIP!』に大きく水をあけられ、来春改編で打ち切りもささやかれている。それでいて、局全体に被害を与えた今回の出禁騒動。打ち切りの致命傷になりかねない」(編成関係者)

もはや、打ち切りは決定的な印象だ。

[東スポ]



ということですが、TBSは清宮幸太郎選手のお父さんで、元ラグビー日本代表の清宮克幸さんからも“取材拒否”されているんだそう。

※ラグビー界では、超有名人です。

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いったい、何があったのかというと…

[以下引用]

「実は昨年、ウチのあるディレクターが“ヤマハ発動機ジュビロの清宮監督”として、克幸さんに密着するドキュメンタリー取材を進めていたらしいんです。ところが取材を終え、年が明けても一向に番組は放映されなかった。その理由を告げられないまま、同じ局から息子の取材を申し込まれれば、克幸さんが困惑するのも当然。実はこの事実を当時、スポーツ局の人間はまったく知らされていなかったようで…」

克幸氏のドキュメンタリー取材を担当した人物は、その後に同氏の映像を“放置”した事実を周囲に告げずに他部署へ異動。後の調査で、放映予定だったBSドキュメンタリー番組が打ち切りとなったため、人知れず“お蔵入り”していた事実が明らかになった。身内の“失態”を把握した担当者が慌てて克幸氏に謝罪するも、後の祭り。高校を通じた本人取材は許可されているが、現在も父親取材はNGという。

[東スポ]



清宮選手と今年のドラフトは直接関係ないですが、再来年は上位指名されることは確実でしょうから、TBSとしては頭が痛いでしょうね。

さらに、プロ以上の“韋駄天ぶり”が衆目されているオコエ瑠偉選手や、巨人で4番を務めた元ロッテ監督の山本功児氏の長男・山本“ジュニア”武白志選手など、今年のドラフトの目玉選手の家族密着特集も白紙になってしまったそう。

ここまで来ると、さすがに同情してしまいます…

でもま、夏目三久さんの「あさチャン!」がそもそもの原因を作ったわけですから、そちらが番組打ち切りになるのは仕方ないでしょうね。

せっかくフリーになって順風満帆だったのに、とんだところでケチがついてしまった感じ?

あのスキャンダル写真からここまで這い上がってきた彼女ですから、これからどうやって挽回していくのか注目です。

ひらめきヒドイけど笑っちゃう写真も流出してました

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