歴史的低視聴率が話題の『花燃ゆ』ですが、その低視聴率の理由はなんとスマホだという斬新な見解が示されています。

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※こんな感じですから。

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『花燃ゆ』は1月4日の初回から大河史上歴代ワースト3位となる16.7%でのスタートとなりました。

 

その後も低空飛行を続け、現時点の最低視聴率は2月15日の11.5%。

 

この低視聴率については早くからいろいろと議論がありましたが、よく言われたのは「主人公の知名度が低すぎる」とか「大河ドラマの陳腐化」「単につまらない」でしょうか。

 『花燃ゆ』の歴史的低視聴率は「まるで少女マンガ」「役者かぶりすぎ」

 

他にも、安倍首相に擦り寄って無理矢理山口県を舞台にしたからだという話も。

 

そんな中、新しいのが「視聴率凋落には根本的な原因がある」として、その根本的な原因は「スマホ」というものです。



[以下引用]

主演がどうこうとか、脚本や演出の良し悪しではないですね。実際、昨年の大河ドラマ『軍師 黒田官平衛』は、通年で視聴率10パーセントそこそこと散々な結果でしたが、玄人筋からは、岡田君の演技も、ドラマ自体の評価も非常に高いものがありました。それなのに数字には結びつかなかった。つまり、大河ドラマの凋落には、役者や脚本、演出などではなく、もっと根本的な理由があるのだと思います」(放送作家)

[DMMニュース]

 


大河ドラマの低視聴率化は今年から言われていることではありません。

 

1987年に放送された渡辺謙さん主演の『独眼竜政宗』は39.7%、翌年放送された中井貴一さん主演『武田信玄』は39.2%という驚異的数字でしたが、それはまあずいぶん前の話です。

 

最近は2009年の妻夫木聡さん主演『天地人』が21.2%を記録して以来、平均20%の大台を超えたものはありませんし、2012年の松山ケンイチさん主演『平清盛』は12%で大河ドラマ史上最低視聴率を更新しました。

 

※老若男女に好かれると言われる福山さんから10%台が始まりました

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で、引用元ではこの結果から「役者や脚本、演出などではなく、もっと根本的な理由がある」というのですが、それを好調な朝ドラと比較しています。

 

朝ドラは1983年に1年間放送された『おしん』の52%という驚異的な記録もありますが、概ね20%超えは当たり前という高水準で来たものの、2003年の後半から放送された『てるてる家族』が18.9%で初の10%台を記録して以来、2012年前半に放送された堀北真希さん主演『梅ちゃん先生』まで10%台から抜け出せない低迷期でした。

 

※主演は石原さとみさん。

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しかしそこからは、『純と愛』以外は軒並み20%台に復帰。

 

この好調な朝ドラと大河の差が、「スマホ」の影響だというのです。



[以下引用]

前出の放送作家はいう。

 

「ドラマ自体の質、役者の陣容を比べたら、確実に大河のほうが上です。しかし、大河は凋落し、朝ドラは躍進している。この背景にはスマホ時代特有の理由があると思います。いま、ネットニュースにしろ、動画サイトにしろ、コンパクトで短いものが主流。ある学者の研究によれば、スマホが主流となった現代において、人々が動画を集中して見ることのできる時間は平均15分程度だそうです。そうなるとCMなしで45分間ノンストップの大河ドラマはあまりに長い。一方の朝ドラは15分間です。この違いが両者の視聴率の違いに現れているのではないでしょうか」

 

今週発売の週刊女性の記事でも『花燃ゆ』低迷の現状が報じらており、あまりの落ち込みぶりに慌てたスタッフがテコ入れとして、今後登場予定の“坂本龍馬”役として、福山雅治やキムタクといった大物を起用するのでは、といった憶測記事を書いている。前出の放送作家の言のように、いまやキャスティングでどうこうなるような話ではないのかもしれない。

[DMMニュース]


朝ドラが上昇傾向を見せた『ゲゲゲの女房』は2010年前半の放送で、大河が20%行かなくなった『龍馬伝』も2010年です。

 

※朝ドラが13.5%で史上最低を記録したのは2009年

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しかし、スマホが売り出されたのは2010年10月。2010年も終わりが見えてきた頃に、docomoがGALAXY Sを、auがIS03の販売を開始してスマホの認知度が上がりました。

 

スタートは23%超えで調子が良かった『龍馬伝』が初めて10%台になったのは3月末で、そこから10%台が定着して最終的に18.7%になったことを考えると、『龍馬伝』に関してはスマホは関係ないですよね。

 

それに、スマホが売り出された途端動画が定着したわけでもないですし、スマホ時代に人が集中できるのは15分って、なんだかバカにされているような。

 

「いまやキャスティングでどうこうなるような話ではない」という部分には大いに共感しますが、原因はやっぱり単純に「おもしろくないから」に尽きるとしか…

 

キャスティングはプラスよりもマイナスに働くことのほうが大きいような。

 

『平清盛』などは、画面が汚いとか時代考証がヒドいとかもありましたが、それでも見た人の中にはおもしろかったけど松山ケンイチの演技が…という感想も見かけました。それはNHKが平清盛に相応しくないキャスティングをしてしまったから。

 

松山さんは自分から立候補したそうですが、いったいどういうふうに選んだんだか。

 NHKの癒着体質が『八重の桜』と『平清盛』で明らかに

 モー娘。の枕営業告発!K八重の桜プロデューサーとバーニングの黒い仲

 

そもそも45分を「長い!」と感じさせるようなドラマってなんなのと思いますし、ちょいちょいCMが挟まる民放ドラマの低視聴率化はどう説明するんでしょうか。

 

CMなんてない海外ドラマが大流行してレンタルされる理由は?

 

もしCMが入るほうが見やすいんなら、ドラマを録画してCMを飛ばして観る人なんてごく少数派ということになるんですかね。

 

いやびっくり。

 

「長い」といえば1年放送することが「長い」かもしれませんが、最近の大河にその1年放送するのに足りる重厚さがないだけのようにも思えます。

 

今回の大河に至ってはキャッチフレーズは「幕末男子の育て方」で、女性に見てもらいたいからイケメンを揃えたそうで。

 

そこからして「?」ですし、イケメンというのは自分で見つけて楽しむもので、「揃えました、さあどうぞ」と言われてはただハードルを上げているだけだというのをどこかで見ましたが、本当にそうだと思います。

 

また非常に大雑把ですが、大河ドラマの視聴率一覧をパッと見ても、タイトルがなんだかわからないようなものはたいてい視聴率が低いことがわかります。

 

要は大河チームがいろいろヘタなだけでは…。

 

おもしろい大河、作ってくれないですかね。

 

※大河ドラマの“王道”に戻りさえすればいい話だと思います。

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