バナナマンの設楽統さん司会の『ノンストップ!』(フジテレビ系)での千原せいじさんと神田うのさんの発言が「世間知らず」だとして批判されています。

そもそも『ノンストップ』は視聴率稼ぎのために炎上商法を取り入れているようですが、それにしても視聴率がついてきていないようで…

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[以下引用]

同番組はこの日、会社がリストラ対象社員を自己都合退職に追い込むための部署「追い出し部屋」を特集。大手企業のエリートだった社員が突然、仕事のない部署へ異動となり過酷な状況に追い込まれる、さまざまなケースをVTRで紹介した。

スタジオでは、会社勤め経験のない千原や神田のほか、元会社員でこの事情に詳しい評論家の森永卓郎、自身もリーマン・ショックが原因で派遣切りをされた経験があるというタレントの福田彩乃らが並び、ディスカッションを繰り広げた。

千原兄弟「チハラトーク100回突破記念SP」

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追い出し部屋に何年も居続けるサラリーマンのつらい状況について、福田が「辞めればいいじゃんと言われても、このご時世ではできない」「ご家族もあるので、そんな簡単にやめられない」とコメントすると、千原が「でもね、芸人なんて売れてたやつが、急に仕事なくなることなんていっぱいある」「ホンマにやめて、(別の会社へ)行ったらええと思うんですよ」などと反論。すかさず森永が「芸能界やスポーツ界は、そもそもそういうルールだっていって入ってきてる。サラリーマンはそうじゃない」「中高年になると、転職先はそう簡単に見つからない」と説明、福田も「追い出し部屋にいたという経歴が残っちゃうので(転職が難しい)」と説明した。

また、社内に入れてもらえずに草むしりをさせられる“草むしり専門部署”のケースについて、千原は「会社のこと調べたら、そういう部署のある会社やとか分かるやんか。そういう部署に入れられる可能性があると思ったら、(就職候補から)排除したらええんちゃうの?」と発言。設楽や森永があきれ顔で「そうではなくて……」「人材開発部とか、表向きはきれいな名前がついているから、分からない」と説明したが、千原は「いや、違います。ちょっと調べたら分かりますやん。勤めてはる人に話を聞くとか。そういうとこに行かんかったらええってこと」と押し切った。

うのはUNO/神田うの

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一方、「会社も辞めさせるんだったら、なんでこの人を採るんですかねえ?」と首をかしげる神田に、森永が半笑いで「だから、解雇をするのは、今の日本の法制では難しいんですよ」と説明するも、「だったら採らなければいいじゃない」「違法なら訴えればいいじゃない」とあっけらかんと反論。

見かねたアナウンサーの渡辺和洋が「本来はやるべき立場ではない方が、大きな力と戦う労力を強いられている」とそもそも論を上げると、神田は突然、強い口調で「でもね、人間、大きな力と戦う時ってあるの! それやらなきゃだめですよ、サラリーマンの方も!」と訴えた。これに森永が「でもね、大きな力と戦うと、だいたいサラリーマンの方が負ける」「社長とケンカすると、下の方が辞表を書くはめになる」と話すと、神田は「でも、森永先生なんか(会社を)辞めてよかったじゃない。辞めたから今の先生がいる。大正解!」と笑顔で言い放った。

※いやまあ森永さんはそうだとしても…

森永卓郎の年収復活!/森永卓郎

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他にも、「言い返さない会社員が悪い」「訴えればいい」「能力がないからリストラ対象となる」などなど言いたい放題だったようです。

このふたりの発言に対するネットの声がこちら。

 千原兄&うのに批判の声

とにかく「イライラする」「発言が無責任すぎる」「就職したこともない芸能人に、庶民の気持ちが分かるはずない」「世間知らずにも程がある」などなど。

まあほんとに、なんでこのふたりにコメントさせちゃったんでしょうね?

森永さんと福田さんだけの方がいい番組になったのではないでしょうか。

「こんなキャスティングするフジの視聴率が下がるのは、当然」というコメントもありましたが、実はフジテレビ、これで視聴率が下がるとは思っていないよう。

[以下引用]

『ノンストップ!』は、以前から制作サイドも炎上を狙っているところがある。これまでにも、ビッグダディの子育てについて、神田と千原が『あたしはこんな親、嫌!』『荒い子育てだ』などとバッサリと切った際など、たびたび話題となりました。しかし、視聴率は2~3%台と低迷。裏番組の『若大将のゆうゆう散歩』(テレビ朝日系)に倍以上の差をつけられる日も少なくない。それでも続いているのは、設楽さんがギャラにうるさくないことや、制作費が抑えられているからと言われています」(テレビ誌ライター)

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とにかく話題になったもの勝ち、という姿勢なのでしょうか。

それにしても『ノンストップ』の視聴率が2~3%とは驚きました。春に打ち切られた『知りたがり』や秋の改編で打ち切られるという『アゲるテレビ』と大差ないのでは?

よく、視聴者としてターゲットにしたいのはF1、F2層(20~34、35~49歳女性)ということで、この世代に受けると「思われる」ものを考え番組を作っていると聞きます。

ヒルナンデスが低視聴率でも打ち切りにならない理由はそれに成功しているからだとか。

CMを流す上で効率的なのはそういうことなのかもしれませんが、ドラマの視聴率に勢いをつけるためのはだか祭とか、なんだか「こういうのが見たいんでしょ?」みたいな上から目線を感じてしまいます。

『半沢直樹』の演出をした福澤克雄さんが、「最後は自分が面白いと思うものを作るしかない」と、これまで当たるドラマのセオリーとして挙げられていた要素を無視して取り組んだと話していましたが、こういうのって自分に自信がないとできないですよね。

さらに、マーケティングに合わない企画を通すにも、それにGOがでないと実現できません。

ちなみに、長谷川豊さんが明かしたところによると、フジテレビは5,6年前から実績がないものに対する挑戦ができなくなったとのこと。

制作会社が「これは」と思う企画をフジテレビに提出するのに、中枢である編成部が「その企画、数字取れるの?」「このタレントって引きあるの?」と難色を示すんだとか。

その後に続くのが、「数字取れなかったら責任とってくれる?」とかだったりしたら、もういいよってなりそうです。

だから、今のフジテレビはドラマは過去のリメイクが目立つし、バラエティもおもしろくないんでしょうね。

『ノンストップ』に関しては「炎上商法」が組み込まれているようですが、早く「過去の実績」として「炎上商法」は当たらないことを自覚して、ちゃんと趣旨に沿ったゲストを呼ぶようにしたほうが視聴率的にも上がるのでは。

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